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霊符

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#宗教

霊符に書かれた文字

霊符に書かれた文字

霊符には図のようなものも多いですが、文字も多く使われています。

そもそも文字はどのように発生したのでしょうか。

天上に三元五徳八会の気が立ち込めました。
三元というのは天地人の三です。五徳というのは五行のことです。

それが合わさった八会の気です。
これが凝固したところ、飛天の書という文字が生まれました。そこから四方に光を放って、八龍雲篆という文字が生まれました。

このように天から生まれた文

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ひふみ祝詞とは何なのか

ひふみ祝詞とは何なのか

ひふみよ いむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか うおゑに さりへて のます あせえほれけ

たったの47音しかない短いものですが、効果は大きいです。

天照大神が天岩戸に隠れた時に、天鈿女が舞い出てくるという話は有名ですが、その際にこの47音が謡われました。

47音がダブらずに使われているのが特徴です。
人の生き方や宇宙の玄理を表しているとされています。

多くの神社で神

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陰陽道の時代と変化

陰陽道の時代と変化

陰陽道は朝鮮百済を経由して日本に入ってきました。

最初の段階では知識の輸入に関わったお坊さんだったり、大陸から渡ってきた方々が用いた分けです。

これが大きく変わったのは奈良時代に入ってからです。
中国から密教や道教が入ってきました。
さらに、弘法大師が真言密教を始めたことで、日本の仏教界が密教に変化していくようになりました。

その頃は日本の陰陽道では後継者が少なかったために、仏教界以上に密教

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呪禁道概論

呪禁道概論

いろいろあって、今では陰陽師は悪いものを祓うことが中心になってきています。

そのお祓いの技術は道教の術を使うことも多いですが、呪禁道によるものも多いです。(ちなみに読み方はジュゴンです。)

ようするに咒の術を使うわけです。

こちらも現代では魔除として霊符を使うことや、呪いの仕事が多いです。

しかし元々は、病気という悪い気を入ってこないようにすることで、それを良くする術が中心だったのです。

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太古真法とその言霊

太古真法とその言霊

444代目さま前につぶやいた太古真法についてです。
1枚の和紙を折り、包み、結ぶというだけなのですが、なぜそれが見えない世界との関連があるのでしょうか。

折りという言霊があります。天降りでありますから、天意の降下です。つまり折りというのは天孫降臨のことなのです。

包みという言霊があります。何かを宿すことです。みを包むわけです。みというのは、実だったり真実だったりという意味もあります。三という意

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呪い対策マインド

呪い対策マインド

呪いというのは、スピリチュアルの領域でもニーズの高い分野です。
世の中って世知辛いのでしょう。

呪いを学ぶというのは大きく分けて3種類に分けられます。

・攻撃としての呪いをかける。
・対策として呪いを防ぐ。
・呪いを解除する。

呪いを防ぐ上で大事な心構えというのは、防ぐのに失敗したとしても、一発目は耐えるということです。

それは戦略にも言えることです。先手を取られるというのは不利なことです

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鎮宅霊符が日本にやってくる

鎮宅霊符が日本にやってくる

孝文帝によって、鎮宅霊符が中国で広まりました。

しかし、中国で広まり、奈良時代に一度入ってはいるのですが、大々的に広まるような形で日本に来るのは随分後になってからでした。

中国では、元から明の時代にかけて、霊符をまとめた書籍が登場しました。
それが太上秘宝鎮宅霊符です。
それが室町時代に日本に伝わったのです。

そして、日本人による要素追加が行われるのです。

この霊符が日本にやってきた時、最

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日本の霊符

日本の霊符

霊符は中国だけでなく、日本でも使われていて、藤原京跡でも、木簡が出土しています。

日本固有の霊符としては、神道系が代表と言えるでしょう。
大概、神代文字や神印が押されています。

霊符をしたためる際は大祓詞のような特殊な呪文を使います。

修験道でも霊符はあります。現世利益のものが中心で、信者に配ります。
心身を清め、香を焚いたり、仏の加護を得たり、指で印をむすんだりします。真言を唱えるケースも

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霊符で洗う

霊符で洗う

霊符には基本的な使い方を解説しました。

持ち歩くだけでなく、家に貼って使う方法もありましたね。

しかしながら、それだけではありません。
道士たちは違った使い方もしています。

霊符に関しての学びが進んでくれば、色々と奥深い活用法があるというものです。

中々珍しい使い方のひとつは、何と霊符を使って身体を洗うんです。

もちろん霊符で身体をゴシゴシ擦るわけではありません。

霊符を燃やしてそれを

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