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鬱気味の自分を救ってくれた農場ゲーム【Stardew Valley】

皆さんはゲームを通じて「楽しい!」だけでなく
「救われた」という気持ちになったことはあるだろうか。

私はこれまでそういうのはなかったが、
最近始めたゲームでその体験を味わうことができた。
それがこの『STARDEW VALLEY(スタデューバレー)』というゲームである

【どんなゲーム?】

ジャンルは『農場経営シミュレーション』
都会の生活に疲れた主人公が田舎での生活を始めるというもので、
●作物を育てる
●家畜を飼う
●釣り
●洞窟などのダンジョン探検
●住民との交流(結婚もできるらしい)

…等、あらゆる手段でスローライフを満喫することができる
人によっては「牧場物語みたい」と言えば伝わるかもしれない

ゲーム序盤の様子。木を切ったり石を砕いたりして農地開拓をするところから始まる

価格は1900円と比較的安めだが、
値段の割に内容が非常にボリューミー。
例えば「釣り」であれば竿やオプションパーツが豊富で、加えて釣り場所によって釣れる魚が異なる等1つ1つの作業に対しやることが非常に多い。
個人的な話であるが、
あまりにものめりこみすぎてここ数年で最高のプレイ時間を記録してしまった(後述)
ちなみに私はこの手のゲームはあまりやっておらず、
本ゲームも名前は知っていたが「ビジュアル的に子供向け?」という印象で触れようとはしなかった。

【本ゲームを遊ぶきっかけ】

特別明確なきっかけがあるかというと怪しいが、
強いていうなら自分が好きなゲームイベント「RTA in JAPAN」にて紹介されたことだ。
※RTA・・・「リアルタイムアタック」の略で、ゲームの最速クリアを目指す競技

配信でこの様子を見ており、
「意外と奥が深いゲームだな」という印象を持った。
加えて何となくSpotifyで本ゲームのサントラを発見して聴いたのもきっかけのひとつだ。
とても緩やかで優しい曲調で展開されていたのだが、当時気持ち的にも落ち込んでいた自分にとってその音楽は「素晴らしい」の一言に尽きた。
そういうこともあり、早速ゲームを購入してプレイしてみたのだった。


【興味なかったのにハマったポイント】

頑張って一言で言うなら
「程よく自分のペースで目標達成できるゲームバランス」である。
本ゲームは明確なゴールはない。
ストーリーやクエストはあるにはあるが、
それを無視したところでペナルティーは発生しない。
豊富なクエストやミッションが散りばめられており、
自分で自由に選んで目標を立てて達成していくことができる。

かといって自由すぎるわけでもない。
ある程度機能には制限があるし、
今流行りのオープンワールドではなく箱庭系のマップでもある。

個人的にはこういったゲームシステムが丁度よかった。
がっつりストーリーやクエストがあルト自由性がマイペースさが担保されなくて面倒になってくるし、
逆にオープンワールドみたいに広大でも情報量が多くて面倒になる。
このあたりが本ゲームは非常に良い塩梅であり、
すぐにのめり込むことができたのだ。

また、ビジュアル・音楽も今の自分に非常に合っていた。
ビジュアルはドット絵で3Dよりも情報が少なく優しい見た目、
音楽も終始穏やかなものが流れる。
メンタルダウンしていた私としてはこのようにガチャガチャしていないアートワークもありがたく、リラックスしてゲームができた。

【このゲームに自分は救われた】

結果的に本ゲームは20日程度で70時間以上もプレイすることになった。
自分はそんなにゲームをしないタイプだ
多くても20時間、平均5~10時間のソフトがほとんど(積みゲーばっか)
その点を踏まえると、以下にこのゲームにどっぷり浸かっていたのかがわかると思う。

そうした時間の中で私は救われる部分があった。
ゲームに出会うまでの自分は
年明けから空白の時間が続いた
仕事もプライベートも正直言えば暇で、目標がなかった。

何をしても気力が湧かない
何をしたら良いのかわからない

そんな時に出会ったのがこのゲームだ

何もできない自分に、
本ゲームは「達成することの楽しさ」や
「あらゆる選択を楽しむ気持ち」を思い出してくれたのだ。

程よく目標を設定できてやることが明確で結果が出るし、
飽きたら別のタスクに切り替えることができる
それもゆるゆると。誰も怒らない。

そういった体験を通じて少しだけ自分は前向きになった。
あと農業を通じてお金について考えるようになった笑

まだまだ気持ちは落ち込み気味だが、
それでもこのゲームは
停滞気味な自分に対し充実な時間を与えてくれて、
支えてくれたのである。

このゲームをしてなかったら自分はどうなっていたかわからないが、
とりあえずはっきりしているのは
「ちょっと頑張ってみよう」と思っていることだ。

本noteが開発者の目に止まることはないと思うが、
ここで声を大にして言いたい。

「助けてくれてありがとう!!!」


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