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解決策を立てることよりも大切なこと|来年の目標設定の前に

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aのアドバイザーの仕事をしています。

2022年がそろそろ終わろうとしています。もしかしたら、2023年の抱負をそろそろ考え始めている人もいるかもしれませんね。

「来年こそは〇〇をやろう」
「新しく挑戦しよう」
「もっと〇〇を頑張ろう」

年が明けると特に、気持ちがリフレッシュして気合が入るものですよね。

ただ、新年の目標を立てるよりも大切なことがあります。

それは、現状をきちんと把握して分析すること!です。

目標設定よりも現状把握が大切

突然、経営コンサルタントみたいな発言をしますが、目標設定や改善策の立案、新規施策の実行よりもずっとずっと大事なことというのは、「現状把握」です。

ここがきちんとできない限り、効果のある施策が一体何なのかがわからないままに無駄な労力を費やすことになります。

ビジネスでも個人の目標設定でも同じことです。

ビジネスにおける問題解決

例えばビジネスの場面であれば、「収益を上げること」が目標の一つとしてあると思います。

この目標に対して、「じゃあ2023年は新たにYoutubeを開設し、タレントを起用して100本リリースして集客をしよう」という新たな施策をしたとします。

この施策、もしかしたら当たるかもしれませんが、施策のアイデアを考える前に時間を費やすべきなのは現状分析です。現状はブレイクダウンして細かく把握できるほど良いでしょう。

現状:「収益が上がらない」

もう少し詳しく現状を洗い出してみます。

現状(詳細):
・SNSからの集客がほとんどない
・営業からのリピートは50%以上を超えている
・顧客からの紹介で受注する確率は70%以上
・新規顧客の割合は年間で5%

本当にシンプルな例ですが、「現状として起きていること」をきちんと棚卸するだけで、目標設定するときの観点が鋭くなります。

上記の現状を踏まえると、下記の仮説が成り立つのではないでしょうか。

・売上が既存顧客に依存している
・新規顧客獲得が少ない
・一度受注をすればリピートしてもらえるためサービス品質は高評価
・顧客からの紹介による新規顧客獲得の効果が高い

ここまでの仮説が立てられれば、当初漠然と設定しようとしていた「Youtubeやる!」というものよりももっと「収益を上げる」という目標に貢献できそうな戦略がで立案できそうなものですよね。

例えば、、

①既存顧客に対し、新規顧客紹介キャンペーンを実施する
②既存顧客の声をコンテンツとしてSNSで発信する
③既存顧客が最初に発注してくれたきっかけを洗い出し、新たな施策に反映する

このパターンでは、既存顧客との関係に新規顧客拡大のヒントも隠されているようなケースです。だから、やみくもにYoutubeなどで発信して新規に潜在顧客へのリーチを増やそうとするよりも、既存顧客からの新規顧客獲得を狙うほうがよっぽど効果的であると考えることができます。

また上記③のように、さらに現状分析したうえでブラッシュアップされたより効果的な施策を考案していくことも繰り返し必要だと思います。

複数ある施策の優先順位の付け方

更に、現状分析から導き出し施策が複数あった場合、「どれからリソースを優先的に投じるべきか?」ということを考える必要があります。

私の考え方はこうです。

労力が低くて効果が高いものから着手すること!

例えば先ほどの施策例であれば、①既存顧客に対し、新規顧客紹介キャンペーンを実施するあたりが手を付けやすいかもしれません。

キャンペーン内容を考えて、既存客に伝えるだけですから。

②既存顧客の声をコンテンツとしてSNSで発信するは、コンテンツの収集、それをSNS用に編集加工する工程などが発生し、ときには外注費がかかるのでそれなりの労力がかかるかもしれません。

もし仮にSNS対策チームがいて、②の内容がライトなのであれば優先しても良いとは思いますが。

③既存顧客が最初に発注してくれたきっかけを洗い出し、新たな施策に反映する これに至っては、営業やマネジメントレベルが情報収集し分析し「リピート受注に繋がっている要素」を考え抜かなくてはいけないので、すぐに施策に落とし込めないかもしれません。(経営視点では必要な内容でしょうけれども)

何を伝えたいかというと、うまくいくかどうかわからない複数の施策を、いろいろと試したいケースでは、とにかく労力低くして効果絶大を狙いたいところですから、施策を実行するためにめちゃめちゃ大変な工程がかかるものを設計しない方が良いと思います。そんなに労力かけても、全く効果ないかもしれないし。

個人の目標設定と施策の立案も同じ

・・・と、ここまでコンサルタントっぽい感じで書いてみましたが、個人が取り組む目標設定も同じです。

2023年の目標設定をする前に、2022年は一体どうだったのか!を振り返らない限り年は越せません(笑)

例えば「英語の勉強をやるぞー!」とまた新たに気合を入れなおし「新年からは、毎日10個単語を覚えるー!」という施策を考えたところで、それは正しいのでしょうか。

例えば2022年がこんな感じだったとします。

・単語集は2カ月で挫折
・好きな海外ドラマで英単語を覚えるのが楽しかった
・唯一続いたのはアプリでの学習と週に2回の英会話

とくに「うまくいったことを伸ばす」「うまくいかなかったことを繰り返さない」という取捨選択が良いかもしれません。

上記のような現状分析ができれば、明らかに「一日単語10個覚える」という目標設定はせいぜい3ヶ月で挫折することが自分でもわかるでしょう。

そして、下記ような仮説と対策が立てられます。

・内容が夢中になれるドラマであればストーリーに絡めて単語を覚えられる
好きな映画を題材にした教材を探して取り組んでみよう

・アプリと英会話は続いたので、これからも続けられる可能性が高い
映画を題材にした教材にでてきた単語をアプリでも登録しよう
→映画を題材にした教材にでてきた単語を英会話でも活用したり講師に質問してみたりしよう

自分が一体どういう施策であればうまくいき、どういう施策ではうまくいかないかをよく考えることが重要です。

そうすれば、新年で目標設定したことが2カ月で挫折ということもだんだんとなくなっていき、うまく続いていけば自信になり、自己肯定感もアップするはずです。

ちなみに上記の例の「好きな映画を題材にした教材」は私のお気に入りでもあり、実際に勉強したこともあります。

※参考までに。(私は「プラダを着た悪魔」と「幸せになれる27のドレス」を持っています!


解決策よりも「現状分析」。あらゆるテーマで重要なことだと思います!

来年の目標を立てる前に、今年の振り返りをしませんか?

参考になれば幸いです。



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ではまた♪Adiós❤

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