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ノーマライゼーション。多様性。

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生きづらさは誰にでもあるもの。それを認め合って、理解し合っていきたいと願う。
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行動援護従事者養成研修

行動援護従事者養成研修

とてもお久しぶりな更新になってしまったので、近況報告も兼ねて日記を書きたいと思います。

一昨年出産をして、何だかバタバタと子育てをしてあっという間に1年半も経過…。娘は健康にすくすくと成長してくれて、現在の住まいであるアパートも手狭になってきたので、昨年くらいから、話の流れで新居を探し始めました。そして今年の年明けに、新居を購入…今までは産後も夫の一馬力で頑張ってきましたが、さすがにこの歳で住宅

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身内に障がい児者がいるのは恥なのか

身内に障がい児者がいるのは恥なのか

これは、私の母の話である。

私(娘)は身障者手帳を持っている。医学的にも世間的にも障がい者だと認められている。ちなみに申請したのは私自身で、30歳になる頃だったと思う。
私は、自分が幼少期から生きづらさを抱えて生きてきたことを、当然だが一番よく分かっている。身障者手帳が出ると分かった時は、心底嬉しかったしほっとした。それで私の社会的立場が何か変わるわけではなかったが、肩の荷が下りたような開放感を

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男に間違えられる

男に間違えられる

私は生まれた時から女性である。
40目前の今現在まで、特別強い性への違和も、感じたことはない。
しかし、私の記憶にある限りでは、10歳頃から校則や式典などへの参加で「穿かされた」以外、自ら選んでスカートを穿いたことはほぼない。今現在持っている喪服やスーツも、全てパンツスタイルである。中高生の頃、コスプレをしたいと思っていたキャラクターは男性キャラだったし、可愛い同性の友人にドキドキしたこともある。

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ノーマライゼーションとは

ノーマライゼーションとは

みんなちがって
みんないい

とか

性善説

とか

そういうことを考えられるのは人間として生まれながらに、当たり前に持っている能力だと思っていた。
それなのに、車椅子の乗車拒否だの優先席に若者は座るなだの…心の狭い人間が何て多い世の中なんだろうと思う。
こんなことがいちいちニュースやSNSに取り沙汰されること自体、日本はまだまだ福祉に対しては遅れている。
正直、世界に誇れる技術や財産がたくさん

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ヘルプマークに関する私的見解。

ヘルプマークに関する私的見解。

皆さんは、このマークをご存知でしょうか?

「ヘルプマーク」と言って、目に見えない障がいがある人(例えばペースメーカーを入れている人、人工膀胱・人工肛門保有者(オストメイト)など)が「私には障がいがあります。困った時には配慮をお願いします」という意味でつけるマークです。
今は駅などで簡単にもらえたり、電車やバスの中にポスターが貼ってあったりと、だいぶ普及されて、見かけることも増えたのではないかと思

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「かわいいね」を素直に受け取れないのは、私が卑屈なのか〜同級生との奇妙な再会〜

「かわいいね」を素直に受け取れないのは、私が卑屈なのか〜同級生との奇妙な再会〜

私は、放課後等デイサービスのスタッフとして働いている。放課後等デイサービスとは、障がいのある子どもたちが、放課後遊びにやってくる場所である。
職場は実家から徒歩7分。思いっきり私が生まれ育った地域だ。(私は現在結婚をし、県内他市から1時間半かけて通勤している。)
職場のすぐそばの商店街にはセブンイレブンがあり、道路に面して喫煙所も設けられている。
夏前頃から、私はその喫煙所で煙草を吸っている同級生

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