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最期をどこで迎えたいか……

60歳以上の人の約半数が、自宅で最期を迎えたいと考えているようです。

「最期は自宅で」と本人が希望していても、これまでの経験なども含めて、実際はなかなか難しいものがあるなとも感じております。

例えば「自宅で最期を」と強く希望した父が「病院から自宅に帰りたい」と医師にも言いましたが「自宅への到着までに酸素ボンベがもたないから無理です」と医師が父を説得していました。

父としてはさぞかし無念だったことと思います。
「危険な状態なので病院に来てください」と会社で勤務中に医師から私に電話を頂いた2日後に父は病院で永眠しました。

その後、訪問診療、訪問看護など、さまざまな制度を知ったので、もしいまだったら、もう少し父の希望に寄り添えたかもしれません。

最近、知人(80代半ば)ががんに罹患し、治療方針を決めた病院ではなく、近くのクリニックでの通院投薬治療ということになりました。

がんでも、かなり重症でない限り病院での入院治療の継続は厳しくなりつつあるような気もいたします。

エンディングノートなどで、最期の希望場所などの本人の意思を元気なうちから把握しておくことが必要かと思われます。

人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査
報告書 令和5年12 月 厚生労働省(P48から最期のことの記載あり)

saisyuiryo_a_r04.pdf (mhlw.go.jp)

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