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人生を「空」に例えると、4種類の人間がいることに気付いた件
こんにちは。AKERUです。
最近、気がついたのは、人生を空に例えると、一番しっくりくるということ。
快晴であれば、空が素晴らしいもののように感じます。夜空は星が瞬き、美しい世界が自分を包んでいるような心地がします。
一方で、天候が悪いと、空が暗い雰囲気になってしまいます。万が一、雨に濡れてしまえば気分は最悪です。
ただし、どちらも同じ「空」です。色んな表情を見せるのが「空」なんですね。ここで、「空」を「人生」に置き換えて考えてみてください。
きっと楽しいことや嬉しいことがあれば、人生は喜びに満ちていて、自分のことを大切な存在だと思うことができるでしょう。
一方で、辛いことや悲しいことがあれば、人生は苦難に満ちていて、自分には価値がないような感覚を持ってしまうかもしれません。
しかし、どちらも同じ「人生」です。「空」と同じように「人生」も色んな表情をもっています。
もし「空」と「人生」を似た者どうしだと考えるのであれば、「人生は〇〇」といった定義づけは、完全に正しいということはあり得ないということになります。
なぜなら、ずっと雨の空はないし、ずっと晴れの空もないからです。
同じように「人生は辛いことばかり」だと人生に悲観するのも極端ですし、人生を手放しで「幸せなことばかり」だと盲信するのも、何となく無理があるのような気がしています。
空が雨になったり晴れになったりするのと同じように「悲しいことや辛いことがあれば、その分、嬉しいことや楽しいこともあるのが人生」と考えた方が幾分か適切なんじゃないかと思います。
そして、上記の考え方を前提にすると、4種類のタイプの人間がいることに気が付きました。
①空は雨ばかり降らすと思って、耐えず傘を刺している人。
②空は雨ばかり降らすと思って、誰かに傘を刺してもらうのを待っている人。
③空は晴ればかりだから、傘も水筒も用意せずに遠出をする人。
④空は晴れることもあれば雨を降らすこともあるので、念のために傘も水筒も用意する人。
以下、解説しようと思います。
①空は雨ばかり降らすと思って、耐えず傘を刺している人。
この人は「空は雨ばかり降らす」といったように「人生は辛いことばかり」と考えて、人生をネガティブに解釈しています。
そうすることで、辛いことがあっても当たり前だと思えるためショックが和らぎ、辛いことにも耐えられるような気がするからです。
一種の防衛本能なんだと思います。
また、①のタイプは「傘」を持っているので、傘を持っていない②の人よりも、雨を上手にやり過ごせる人です。
ここでいう「傘」とは、「ストレスを分散させるような習慣や考え方」「悪影響を未然に防ぐ環境」など、理不尽で悲しいことや辛い出来事を乗り越える力のことを指します。
そんな「傘」を持っている人は、心の風邪を引きにくいのではないかと思います。
ただし、一点問題があるとすれば、あまりにも雨に過剰反応して、晴れの日にも傘を刺してしまうと、少しもったいないことになってしまいます。
例えば、他人から傷つけられることを恐れるあまり、人との交流自体を避けてしまうと、人との交友から生まれる喜びも手にすることができないのと同じです。
①のような人は、傘を刺している分、苦しみから身を守る術はあるので慎重派と言うこともできますが、臆病になってしまうというデメリットも併せ持っているのだと思います。
②空は雨ばかり降らすと思って、誰かに傘を刺してもらうのを待っている人。
このタイプの人は、4種類の中で、もっとも精神的に不健康だと言わざるを得ません。
なぜなら、アダルトチルドレン的な性質を持っていて、誰かに「傘」与えてもらうことを無意識に望んでいるので、雨に濡れていたとしても、それを自分で防ごうともしません。
「誰かに優しくしてもらうこと」「同情を集めること」が最大の目的になっているので、自ら主体的に状況を改善しようともしないのです。(そういう発想も浮かばない)
もし運良く不幸から身を守るような「傘」を刺してくれる人や環境(宗教など)が見つかったとしても、それは自分の管理下ではありません。
条件次第では傘から追い出されたり、逆に入れてもらえるといったコントロールをされる恐れがあり、依存に陥ってしまう危険が高いのです。悪く言えば、道具のように扱われます。
また、善意で傘を貸してくれる場合もありますが、その傘をいつまでも返さなかったり、自分の方ばかり雨に濡れないようにすれば、その優しい人を雨で濡らしてしまうことになります。
そして、最終的に、その「傘」の持ち主を一方的に疲れさせたり、共倒れのような状況を招いてしまうケースもあります。雨に濡れている自分が、常に被害者というわけではないんです。
優しくしてくれた人の優しさを当たり前だと思って依存してしまうことは、傘を貸してくれた人を傷付けることでもあります。
結局は、自分の「傘」を持つことでしか雨を防ぐことはできないんだと思います。誰かの傘を借りていても、いつかは終わりがくるからです。
具体的には、ストレスを分散させるような習慣や考え方を習得したり、悪影響を未然に防ぐ環境を手にする等、主体的に行動しないと手に入らないのだと思います。
その手助け的なサポート役が、心理学や色んな人の経験談、心理カウンセリングだったりするのでしょう。
また、残念のことに、②のタイプは、たとえ空が晴れに変わっても「空は雨ばかり」だと思い込んでいるので、晴れに変わったことにも気が付きません。
もし空が晴れることを信じていれば、ちょっとの晴れ間にも気がついて、感謝したり喜んだりすることができるかもしれません。しかし、そんな機会さえない、まるでトンネルの中にいるような心境になってしまうのです。
それが②のタイプなんです。
(書いていて辛くなるのですが、自分が鬱症状だったときは、こんな状態でした。自分がアダルトチルドレンだと、最近になってようやく気がついたということもあり、自分の考え方の悪いところを治している最中でもあります。早く②のタイプから脱することができるように頑張りたいです!)
③空は晴ればかりだから、傘も水筒も用意せずに遠出をする人。
この人は、とても楽天的でポジティブです。人生に幸福感を持つことができています。
しかし、「空はずっと晴れだ」と勝手に定義づけるので、「傘」や「水筒」も準備せずに遠出してしまいます。
そのため、突然の雨や喉の渇きに脆弱だという一面があります。
天気が悪くなれば「こんなはずではなかった」「期待はずれだ」思ってしまい、人生の幸福度を下げます。
また「空は晴れるもの」なのに「雨が降った」という事実は、「もしかして自分が悪いからなのでは」という誤った憶測を生みます。
人生に対してあまりに無計画に考えすぎると、突然の苦しみや変化に無防備だといえるでしょう。
そのため、起こるかもしれない苦しみや悲しみに備えて「傘」や「水筒」を準備することができれば、より順調に旅を続けることができるのだと思います。
そして、そんな理想的な生き方をしているのが④の人です。
④空は晴れることもあれば雨を降らすこともあるので、念のために傘も水筒も用意する人。
この人は、人生を空と同じだと考えて、変化をするものだと考えています。幸福に感じるときもあれば、辛いときもあることを知っています。
たとえ晴れていても、誰かの傘をはじめから借りようとせず、雨が降った時のために傘を準備しています。
そのため、自分の空が晴れているときは、傘が一本余っているので、友達の空が雨のときに、一時的に貸してあげることができます。それは、利他的に生きる選択にもつながります。
また、例え晴れでも慢心せずに、計画的に水筒を準備して、快適に長く歩けるように工夫もしています。
もし雨が降ったとしても、事前に傘を準備しているので、問題ありません。空の天気は変わると知っているので、雨が止めば傘を閉じ、晴天を楽しむことができます。
もちろん、暴風雨の場合、傘があおられて雨に濡れてしまうこともあるかもしれません。しかし、「ずっと雨が続くことはない」「いつか必ず晴れになる」と知っているので、簡単に絶望したりしません。
希望を持って生きることができます。
さいごに
自分も④のような生き方を目指すことにしました。そうすれば、もっと安定して生きることができるのではないかと思っています。そのためにも、自分なりの「傘」をたくさん探していこうと思っています。
最後までご覧いただき有難うございました。
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