Mirai Arita

1984生まれ 女性 関東在住 官能小説の執筆と投稿をスタート。 → 何だか疲れてしま…

Mirai Arita

1984生まれ 女性 関東在住 官能小説の執筆と投稿をスタート。 → 何だか疲れてしまったので、適度に思ったことを呟きます。 投稿頻度はまばらです。 普段は冴えない会社員。

記事一覧

反社畜のススメ

生き生きと働く。 活躍する。 社会人になる前はそんなこと考えていたなー。 いつのまにかこんな反社畜になってしまったとは。 いや。もともとナマケモノだったのだろう。…

Mirai Arita
3日前
6

憧れのパタゴニア

あれからすでに2年が経過したのか。 時が過ぎるのは早いものである。 私は2022年の夏に登山を始めた。 まだギリ30代であった私は、地元のハイキングクラブに所属をした。 …

Mirai Arita
3日前
9

モグラVSアルゼンチン夫

ある日、モグラが我が家の庭にやってきた。 ちょうどコロナが流行っている期間中だったので、今から2年ほど前になるだろうか。 モグラはとにかくしつこい。 どんな対策を…

Mirai Arita
12日前
8

アゲハ蝶

アゲハ蝶 鮮やかな羽根を広げて 花の蜜を吸っている パートナーがやってきて 仲良く青い空にヒラリヒラリと舞っていった。 くるりくるりとダンスをしながら あの木の上…

Mirai Arita
2週間前
6

幸福な中高年時代

アメリカ人の友人から1人のアルゼンチン男性を紹介された。その男性は8年後に私の夫となった。 今思えば、私には日本人男性は無理だったと思う。 ここから先の話は、筆者…

Mirai Arita
2週間前
13

桜散る

風に舞う花びら クルクル舞いながら散ってゆく 水面に浮かぶ花びら 魚が花びらの下を泳いでいる 春の終わりを告げるその姿も また美しい さようならではなく また来年…

Mirai Arita
1か月前
4

あるがまま

世間や人はああしなさい、 こうしなさいと言うけれど。 盆栽のように 手を加えられて育てられるのはとても悲しい。 あの木を見てごらん。 すくすくと大きく育ち、 伸ば…

Mirai Arita
1か月前
3

木蓮の花

朝ツボミだった木蓮が 午後には咲いていた。 まだ小さかったブルーベリーの枝が 知らぬ間に花をつけていた。 急に花開いたりすることがあるのだろうか。 条件が整えば…

Mirai Arita
1か月前
4

カラスの心境

白い鳩なんか羨ましくないよ。 ちっとも羨ましくない。 僕が黒いからって、みんな僕を避けていくけど、ちっとも悲しくなんかない。 人が寄ってこなくてせいせいするよ…

Mirai Arita
1か月前
4

唯一無二

木漏れ日に揺れる木の枝 一枚一枚の葉は全て形が違う そんな当たり前に気づかない 人間の愚かさ 人はそれぞれに異なる 言葉という概念で 同じ 木、同じ 人 だと錯覚す…

Mirai Arita
1か月前
3

流れ雲

あの頃 空を見上げては  切なさと絶望を感じていた少女は 時を経て 空を見上げては  穏やかな平安と静けさを感じている 根っこをはったあの木のように 地に足をつけ…

Mirai Arita
1か月前
5

ある日の初夏

青い空、目に眩しいほどの緑。 土や木の香り。 遠くにはカエルや虫たちの鳴き声。 ああ、初夏なんだな。 早すぎる季節の変化に 心がついていかないけれど、虫たちの鳴…

Mirai Arita
1か月前
1

あの日の約束

青い空を眺めていると あの頃の僕がやってきて 泣きそうな顔を見せるんだ。 私は彼に、 辛いことは終わるから、 悲しみと絶望もいずれなくなり 嵐は過ぎ去り平穏が訪…

Mirai Arita
1か月前
1

猫の目線から

大きな木の下に、白い一匹の猫がいた。 夕暮れ時の 淡い空。 雨やどりしながらぼんやりと白いスズランと可憐なピンクの花を眺める猫。 なんで人間たちはあんなに忙しそ…

Mirai Arita
1か月前
3

夜桜

華やかに艶やかに咲いている桜 その木の下で、恋人達は愛を誓った。 帰らぬ人を待ちつづけ涙した人もいた。 桜のように散ったあの子を思い出す母親もいた。 新婚の若い…

Mirai Arita
1か月前
5

日曜日の朝

春の穏やかな日 早起きな鳥たちがエサを探して草の上を歩いている 朝日を浴びたツクシも日光浴を楽しんでいる 草むらの露がキラキラと輝いている 肩の荷をおろして深呼…

Mirai Arita
1か月前
3
反社畜のススメ

反社畜のススメ

生き生きと働く。
活躍する。

社会人になる前はそんなこと考えていたなー。
いつのまにかこんな反社畜になってしまったとは。

いや。もともとナマケモノだったのだろう。

朝出社してまず思うこと。

あー帰りたい。
帰って家の庭でマテ茶を飲みたい。

月曜日の朝は機嫌が悪く、木曜日、金曜日は機嫌がわりと良くなる。
わかりやすい。
昔々、カメハメは大王の歌があったのをご存知の方はいるだろうか。
昭和時

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憧れのパタゴニア

憧れのパタゴニア

あれからすでに2年が経過したのか。
時が過ぎるのは早いものである。

私は2022年の夏に登山を始めた。
まだギリ30代であった私は、地元のハイキングクラブに所属をした。
メンバーの平均年齢70歳。
私の両親よりも年上の皆様とうまくやっていけるのかという不安はあったが、今ではすっかり溶け込んで、20歳以上年上のお姉様、おじ様方に可愛がってもらっている。

登山をはじめてまず驚いたのが、山道具の値段

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モグラVSアルゼンチン夫

モグラVSアルゼンチン夫

ある日、モグラが我が家の庭にやってきた。
ちょうどコロナが流行っている期間中だったので、今から2年ほど前になるだろうか。

モグラはとにかくしつこい。
どんな対策をしても必ずまたやってきた。
まさにモグラ叩きゲームのようだった。

ただそんなモグラより、もっとしつこい奴がいた。
うちの夫だ。
最初は、すぐにうちの夫も諦めるだろうと思っていたが、彼は決して諦めなかった。
結論から言おう。
彼はモグラ

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アゲハ蝶

アゲハ蝶

アゲハ蝶 鮮やかな羽根を広げて
花の蜜を吸っている

パートナーがやってきて
仲良く青い空にヒラリヒラリと舞っていった。

くるりくるりとダンスをしながら
あの木の上を超えていく

どこまでもどこまでも続くあの空に
ハラリハラリと舞っていく

幸福な中高年時代

幸福な中高年時代

アメリカ人の友人から1人のアルゼンチン男性を紹介された。その男性は8年後に私の夫となった。

今思えば、私には日本人男性は無理だったと思う。
ここから先の話は、筆者の勝手な独断と偏見によるので、気を悪くされる方は読まないで欲しい。

日本人男性は精神的に未成熟な人が多いと思う。
自分と他者との境界線も曖昧であるし、自分がどんな人間であり何をしたいのか、何をしたくないのか。
自分の限界すら知らない人

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桜散る

桜散る

風に舞う花びら

クルクル舞いながら散ってゆく

水面に浮かぶ花びら

魚が花びらの下を泳いでいる

春の終わりを告げるその姿も
また美しい

さようならではなく
また来年と感謝を込める

あるがまま

あるがまま

世間や人はああしなさい、
こうしなさいと言うけれど。

盆栽のように 手を加えられて育てられるのはとても悲しい。

あの木を見てごらん。

すくすくと大きく育ち、
伸ばしたい方向に枝を伸ばし。

いつの日か鳥たちが来て
あの木に巣を作るだろう。

あるがまま育てられた子供は幸せだ。

あるがまま生きることができる人は幸せだ

相手のあるがままを受け入れた時、
そこには平和が生まれる。

木蓮の花

木蓮の花

朝ツボミだった木蓮が
午後には咲いていた。

まだ小さかったブルーベリーの枝が
知らぬ間に花をつけていた。

急に花開いたりすることがあるのだろうか。

条件が整えば、植物が思いっきり成長する。

人もまた、 時と条件が揃えば
何倍も何十倍も成長する。

カラスの心境

カラスの心境

白い鳩なんか羨ましくないよ。

ちっとも羨ましくない。

僕が黒いからって、みんな僕を避けていくけど、ちっとも悲しくなんかない。

人が寄ってこなくてせいせいするよ。

いつか僕にも白い羽が生えないかな。。。

唯一無二

唯一無二

木漏れ日に揺れる木の枝

一枚一枚の葉は全て形が違う

そんな当たり前に気づかない
人間の愚かさ

人はそれぞれに異なる

言葉という概念で
同じ 木、同じ 人 だと錯覚する。

自然はいつも教えてくれる

ありきたりだけど、
全て異なり変化すると。

流れ雲

流れ雲

あの頃 空を見上げては 
切なさと絶望を感じていた少女は

時を経て 空を見上げては 
穏やかな平安と静けさを感じている

根っこをはったあの木のように

地に足をつけて生きている

ある日の初夏

ある日の初夏

青い空、目に眩しいほどの緑。

土や木の香り。

遠くにはカエルや虫たちの鳴き声。

ああ、初夏なんだな。

早すぎる季節の変化に 心がついていかないけれど、虫たちの鳴き声が 過ぎゆく春を告げている。

元気よく芽を出した木々や花々。

その美しさに心を奪われる。

この大空の下を 自由に羽ばたく鳥たち

目を閉じて深呼吸をする。

この瞬間を忘れないように。

あの日の約束

あの日の約束

青い空を眺めていると

あの頃の僕がやってきて
泣きそうな顔を見せるんだ。

私は彼に、

辛いことは終わるから、

悲しみと絶望もいずれなくなり

嵐は過ぎ去り平穏が訪れる。

君が思いもしないような静けさと幸せが
訪れるから。と約束した。

彼らは半信半疑で涙をためながら

コクンと頷いた。

彼の走り去る小さな背中を見つめながら、

頑張れよ。と呟いた。

猫の目線から

猫の目線から

大きな木の下に、白い一匹の猫がいた。

夕暮れ時の 淡い空。

雨やどりしながらぼんやりと白いスズランと可憐なピンクの花を眺める猫。

なんで人間たちはあんなに忙しそうにしているんだろうね。

僕のように たまにはのんびりすればいいのにね。

とまるで言っているようだ。

夜桜

夜桜

華やかに艶やかに咲いている桜

その木の下で、恋人達は愛を誓った。

帰らぬ人を待ちつづけ涙した人もいた。

桜のように散ったあの子を思い出す母親もいた。

新婚の若いカップルもいた。

病に付した人もいた。

いろいろな人生を見てきた桜。

これから先、私がいなくなった後も
これまでと同じように様々な人生を
見守っていくのだろう。

桜よ桜。
私はこの日のこの瞬間、
幸せを感じているよ。

日曜日の朝

日曜日の朝

春の穏やかな日

早起きな鳥たちがエサを探して草の上を歩いている

朝日を浴びたツクシも日光浴を楽しんでいる

草むらの露がキラキラと輝いている

肩の荷をおろして深呼吸

新鮮な空気が身体を流れていく

穏やかな日曜日の朝、天を見上げる。