Mirai Arita

1984生まれ 女性 関東在住 官能小説の執筆と投稿をスタート。 → 何だか疲れてしま…

Mirai Arita

1984生まれ 女性 関東在住 官能小説の執筆と投稿をスタート。 → 何だか疲れてしまったので、適度に思ったことを呟きます。 投稿頻度はまばらです。 普段は冴えない会社員。

最近の記事

桜散る

風に舞う花びら クルクル舞いながら散ってゆく 水面に浮かぶ花びら 魚が花びらの下を泳いでいる 春の終わりを告げるその姿も また美しい さようならではなく また来年と感謝を込める

    • あるがまま

      世間や人はああしなさい、 こうしなさいと言うけれど。 盆栽のように 手を加えられて育てられるのはとても悲しい。 あの木を見てごらん。 すくすくと大きく育ち、 伸ばしたい方向に枝を伸ばし。 いつの日か鳥たちが来て あの木に巣を作るだろう。 あるがまま育てられた子供は幸せだ。 あるがまま生きることができる人は幸せだ 相手のあるがままを受け入れた時、 そこには平和が生まれる。

      • 木蓮の花

        朝ツボミだった木蓮が 午後には咲いていた。 まだ小さかったブルーベリーの枝が 知らぬ間に花をつけていた。 急に花開いたりすることがあるのだろうか。 条件が整えば、植物が思いっきり成長する。 人もまた、 時と条件が揃えば 何倍も何十倍も成長する。

        • カラスの心境

          白い鳩なんか羨ましくないよ。 ちっとも羨ましくない。 僕が黒いからって、みんな僕を避けていくけど、ちっとも悲しくなんかない。 人が寄ってこなくてせいせいするよ。 いつか僕にも白い羽が生えないかな。。。

          唯一無二

          木漏れ日に揺れる木の枝 一枚一枚の葉は全て形が違う そんな当たり前に気づかない 人間の愚かさ 人はそれぞれに異なる 言葉という概念で 同じ 木、同じ 人 だと錯覚する。 自然はいつも教えてくれる ありきたりだけど、 全て異なり変化すると。

          唯一無二

          流れ雲

          あの頃 空を見上げては  切なさと絶望を感じていた少女は 時を経て 空を見上げては  穏やかな平安と静けさを感じている 根っこをはったあの木のように 地に足をつけて生きている

          ある日の初夏

          青い空、目に眩しいほどの緑。 土や木の香り。 遠くにはカエルや虫たちの鳴き声。 ああ、初夏なんだな。 早すぎる季節の変化に 心がついていかないけれど、虫たちの鳴き声が 過ぎゆく春を告げている。 元気よく芽を出した木々や花々。 その美しさに心を奪われる。 この大空の下を 自由に羽ばたく鳥たち 目を閉じて深呼吸をする。 この瞬間を忘れないように。

          ある日の初夏

          あの日の約束

          青い空を眺めていると あの頃の僕がやってきて 泣きそうな顔を見せるんだ。 私は彼に、 辛いことは終わるから、 悲しみと絶望もいずれなくなり 嵐は過ぎ去り平穏が訪れる。 君が思いもしないような静けさと幸せが 訪れるから。と約束した。 彼らは半信半疑で涙をためながら コクンと頷いた。 彼の走り去る小さな背中を見つめながら、 頑張れよ。と呟いた。

          あの日の約束

          猫の目線から

          大きな木の下に、白い一匹の猫がいた。 夕暮れ時の 淡い空。 雨やどりしながらぼんやりと白いスズランと可憐なピンクの花を眺める猫。 なんで人間たちはあんなに忙しそうにしているんだろうね。 僕のように たまにはのんびりすればいいのにね。 とまるで言っているようだ。

          猫の目線から

          夜桜

          華やかに艶やかに咲いている桜 その木の下で、恋人達は愛を誓った。 帰らぬ人を待ちつづけ涙した人もいた。 桜のように散ったあの子を思い出す母親もいた。 新婚の若いカップルもいた。 病に付した人もいた。 いろいろな人生を見てきた桜。 これから先、私がいなくなった後も これまでと同じように様々な人生を 見守っていくのだろう。 桜よ桜。 私はこの日のこの瞬間、 幸せを感じているよ。

          日曜日の朝

          春の穏やかな日 早起きな鳥たちがエサを探して草の上を歩いている 朝日を浴びたツクシも日光浴を楽しんでいる 草むらの露がキラキラと輝いている 肩の荷をおろして深呼吸 新鮮な空気が身体を流れていく 穏やかな日曜日の朝、天を見上げる。

          日曜日の朝

          春の到来

          雪解け水がエメラルドグリーンの川に勢いよく流れる。 遠い山々は白化粧をまとっているが、 足元にはフキノトウの芽が出ている。 子供達は外で自転車に乗る練習をしている。 待ちに待った春がやっと来た。

          桜が咲いた ある日

          ある雨上がりの日 その日はとてもあたたかく 心地よい風が頬を撫でた 柔らかい土の上を 鳥たちが歩いている 川沿いの木々は ピンク色に染まり 揺れる桜の枝に風を見た 通り過ぎゆく人々の表情からは 隠しきれない喜びが、 魔物さえもその艶やかさに吸い寄せられる 明日はもっと花開くかな

          桜が咲いた ある日

          幸せの青い鳥

          手に入れたと思ったが、 見せかけだけで真っ黒だ ベタベタとした黒い鳥 逃したのにさ ここにいる 何処かへ飛んでいけばいい 幸せのあの青い鳥 噂に聞いた青い鳥 知らなければ良かったのかな 知らなければ求めない 求めなければ幸せか 幸か不幸かどちらだろう 幸せのあの青い鳥 そっぽを向いて 飛んでいく

          幸せの青い鳥

          春のそよ風

          鳥のさえずり 揺れる木々 頬を撫でる柔らかい風 葉っぱが擦れる音 蕾の花や咲き乱れる花 その全てが愛おしい

          春のそよ風

          春の夜

          新緑が出始めた ある日の夕暮れ 木の影を ただ眺めていた その影は だんだん薄くなり オレンジ色の西の空に 太陽が隠れると 影は見えなくなった 群青色した空には  銀色に輝く 星粒が広がり 私はただそれを眺めていた 強い光を放つ星が  早いスピードで空を横切っていった その星に 祈りをこめた