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子供達と住むのか、日本に住むのか?

国際結婚は、国をまたぐので、
ハードルが高いと
実感したのは、

離婚を考えた時でした。

2年前に、

家族が暮らす家を出て、
日本へ帰ってきました。

その時は、

もう二度とこの家には戻って来ないと、
思っていました。

そして、
去年のクリスマスに、

クリスマスを過ごすために
一時的に、家に戻り、

やっぱり昔みたいに、
子供達と一緒に暮らしたい、という気持ちが高まり、
夫に復縁の話しを持ちかけ、

そこから、夫との話し合いが
始まりました。

子供達には、6月くらいには戻ってくる、とは、
言ったものの、

やはり、今まで苦労して築いてきた日本での生活を
手放すことに不安がありました。

日本に住むことは、
私にとって行動の範囲が自由です。

会いたい時に、母や姉妹に会い、
行きたい美術館、博物館、展覧会、講演会、デパ地下、
好きなカフェ、好きな神社がお寺など、
行きたいところには、
交通機関を使って、楽に行くことができます。

それが海外に住むと、

高齢の母や私を支えてくれる姉妹とは、
SNSで繋がることができても、

やはり、今みたいに身近かに感じることが、
できなくなります。

どこかへ行きたいと思っても、

海外の交通機関にはストもあり、大幅な遅れもよくあるので、
信頼できません。

車での移動がほとんどになります。

私は車の運転が苦手なので、
あまり遠くまで行けません。

行きたいところには、
夫に頼んで連れて行ってもらうしかないのですが、

夫は自分の知ってる範囲しか、行かないタイプ。

夫を頼らないと行きたい場所には、
行けない不自由さがあります。


言葉の問題も大きく関係してきます。

日本の職場において、

言葉が通じることって、
こんなにも楽で、スムーズに物事が進むのだと
実感しました。

日本に住むことが私にとっては、
楽で、便利で、自然なことなのです。

しかし、

子供達は、海外で生まれ育ち、暮らしています。

子供達と一緒に住むには、

私が子供達が住む国へ、
戻らなければならないのですが、

この今の幸せな生活を手放すことを考えると、
心が苦しいのです。

私の体は一つしかありません。

子供達とまた一緒に暮らしたい。

でも、日本の生活を捨てられない。


私は、夫とのメールのやりとりで、

家族で日本に住むことを考えてほしい、と
伝えてみました。

夫はずるく、

夫からの短いメールには、

子供達に聞いたら、
二人とも日本には住みたくないと言ってる、とだけ、
書かれてありました。

私は憤慨して、

あなたは、ずるい!
子供達に日本に住みたいかどうかを聞いてくれとは、
言っていない。
あなたがどう思うのか、知りたい、と

短いメールを夫に送りました。

続く










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