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【バースデードネーションに挑戦】地方の子どもたちの国際交流・文化体験の機会を創りたい

誕生日プレゼントの代わりに、私の活動を応援してください!

今週末、29歳になります。
歳をとることに抵抗はないのだけれど、毎年お祝いのメッセージをもらったり、プレゼントをもらったり、誕生会を企画してもらったり・・・嬉しいんだけれど、皆さん忙しい中でそういった気遣いをしてくれていることがだんだん申し訳なくなってきます。もちろん産み育ててくれた両親には感謝するけれども、もうこの歳になると毎年やってくる誕生日の特別感はなくて、いつも通り平凡に1日を過ごすのが良いと思ってます。さらに、私はあまり物欲がないので、プレゼントは要らなくて「誕生日おめでとう」という気持ちだけで十分なのです。

それでも毎年誕生日はやってきて、日程が近づくと周りの親友たちはそわそわし始める。お互いに無理なくハッピーな形で誕生日を祝うことができないか・・・そこで思いついたのが「バースデードネーション」。
私の誕生日にお菓子やギフトをお寄せいただく代わりに、寄付としてお金を受け取り、そのお金を私が社会のために使わせていただく、というものです。このやり方だと、皆様のお祝いの気持ちも受け取ることができますし、私も社会貢献活動ができて心が満たされ、さらに社会もよくなる。めちゃめちゃよい仕組みだと思いました!

私が主宰している非営利団体の一つに、地域のこどもたちのために国際交流の機会を創る「DASUKEYO GLOBAL」というものがあります。
今年度は月に一度、親子や地域住民、それから在住外国人の方々を集めて、文化体験プログラムを提供しています。

今年度主催のイベント一覧。5月は田植え、6月は盆栽ワークショップも開催しました

今回バースデードネーションいただいた寄付金は、DASUKEYO GLOBALの団体の運営費として活用させていただきます。

DASUKEYO GLOBALとは?

「青森県八戸市を中心に異文化交流の機会を作り、これからの時代を生きる若者の成長に寄与する」をミッションに活動する団体です。

具体的には、下記3点をめざしています。
①異文化に触れることで、生き方の選択肢を増やす
今の環境では認められない個性やアイデアも、バックグラウンドが異なる人々からは共感されることがたくさんあります。今が生きづらくでも、外国に行けば心地よい、また刺激のある居場所もあります。
子供達のもつポテンシャルを最大限に伸ばすために、多様な価値観が認められる機会を創り、人生の選択肢を広めていきます。

②自分のアイデンティティを認識し、生まれ育った地域を誇りに思えるようになる
外国の方との対話を通じて、自分という人間、そして自分の住む地域を認識できます。様々な国の文化や社会と比較して、自分の住む街の誇るべきところを発見したり、こうやったらもっと良くなる!と気づきを得ることができるようになります。

③交流を通じて八戸圏域での地域コミュニティを作る
青森県の在留外国人数は昨年過去最大となり、特に八戸市は最多の6,702人。ALTの先生や市内企業で働く実習生、また近隣の三沢市には米軍基地があるにもかかわらず、普段生きていて外国人と接する機会はかなり少ないのが現状です。交友関係を広げることでお互いの日常が楽しくなるし、困った時に助け合えるようにもなります。八戸圏域在住の外国人や、海外経験のある方、日本や郷土文化に精通した方を巻き込み、八戸にいながら世界を身近に感じられる機会を創ります。

1月に実施した餅つきの様子。英語が話せない子も餅づくりを通じて交流していて嬉しかった!

現在、外国在住経験のある4人の若手メンバーで活動しています。
キャリアも国籍も違う4人ですが、多様なバッググラウンドをもつ人々と活動してきたことで、多角的な視点を身につけ、異文化に寛容になることができました。海外生活での数々のトラブルを乗り越えてきたことで、粘り強く、そしてリスクを恐れずにDASUKEYO GLOBALとして活動し続けることができています。

なぜ活動しているのか?:教育、体験機会の格差を埋めたい

近年、こどもの体験格差が社会問題として挙げられています。
▼こちらのページに、体験格差について、また問題が起きる原因、構造がわかりやすくまとめられています

親の所得のみならず、不登校や体験のサービス化など様々な要因が絡み合ってうまれる体験格差。
私はこれに加えて、都市と地方での体験格差もあると思うんです。
人口が少ない分、体験プログラムを企画する人数、団体も圧倒的に少ないですし、ましてや国際交流プログラムは本当に少ない!!!!!!!
中学生の頃から英語を勉強するのが好きでしたが、私が生まれ育った十和田市で国際交流の機会は皆無でしたし、唯一あった市主催の中学生のカナダ派遣プログラムも、私の学年を最後になくなってしまいました。東京の大学に進学した際、英語を流暢に話す同級生や、高校の時に留学していた人の多さにびっくり。教育格差を肌で感じましたし、留学などの機会を教えてくれる大人も地方にはほぼいなかったな、と。

先日、DASUKEYO GLOBALのイベントで流しそうめんをやりました。
前日になって、来るはずだった高校生からキャンセルの連絡が。その子は十和田在住で、親が仕事の都合で送迎ができなくなったため、会場である八戸まで来れなくなってしまった、とのこと。
十和田から八戸はバスはあるけど本数がめちゃくちゃ少ないし、八戸も広いのですべての場所を公共交通で行けるわけではないのです。そもそもの体験機会も少ないし、加えて地方においてはこういったモビリティの問題も相まって、さらに体験格差が生じていると痛感しました。私の高校生活の記憶が思い出され、「ああ、そうだよね。私も十和田で同じこと感じてたよな」と。現在私は八戸市で活動しているのですが、今後はより小さい街でも活動していかないとな、と使命感がさらに強くなりました。こういった身近にいる、意欲のあるこどもたち、ポテンシャルをもつこどもたちを救いたい、と強く思うのです。

今後の活動について

今年度は八戸市をメインに、月1度の異文化交流の機会を提供しているのですが、次年度はもっと活動の幅を広げたいと思っています。

5月田植えの様子。写真提供はフォトグラファーのmamo

まずは場所の範囲を広げたいです。上述の通り、八戸以外のエリア、より機会が行き届いていない場所へ機会を提供したいです。必要であれば青森県を飛び出しても良いと思っています。
また、私たちのプログラムは完全に民間で実施しているのですが、教育機関と連携しながら、授業や校外学習の一環として取り入れてもらうことができたらと思っています。学校の先生方、ぜひお声がけください。まずはカジュアルになにができるかディスカッションしましょう。

また、時間軸を広げたいと思っています。理想は日常の延長線上で、国籍関係なく地域住民が交流していることです。いつものイベントの時の交流の様子をどう日常化するか?まだ私の答えは出ておりません。
ですが、少しずつ時間をのばして、学生と一緒に単発ではなく中長期のプロジェクトをしてみたいと思います。学生のやりたいことにもよるのですが、例えば一緒に喫茶へバナのヴィーガンメニューを開発したり、文化体験プログラムを企画したり、観光ガイドの内容を考えて実施したり。いろんなことができるんじゃないかと思います!

未来を担うこどもたちの力になっている時、私はとても幸福度が高くなります。DASUKEYO GLOBALの活動で自分で飯が食えたらどんなに幸せか、と思います。根拠はなくて、でも一族が全員先生ということで、DNAレベルで教育に携わりたいという意欲があるのだと思います。
とある教育の専門家は「教育で儲かるのは塾だけだ」と言っていました。確かにそうかもしれません。一流の先生をそろえて進学塾をやれば儲かるかもしれない。
でも私は受験勉強を教えたいんじゃなくて、こどもたちにいろんな体験をしてほしいのです。偏差値の良い悪いではなく、経験によって人格的に成長してほしいし、できることの幅を広げてほしいし、自分の納得のいく道を探すまでいろんなことにチャレンジしてほしい
まもなく29歳になる私ですが、自分がまだ気づいていない自分のポテンシャルってあると思っています。それを消したくないので、今でも自由にいろんな環境に飛び込んでいますし、この段階で自分を定義づけたくない。
ましてや、大学生以下のこどもたちなんて、ポテンシャルの塊だと思います。少しでも興味があると思ったらチャレンジできる環境を、大人が用意しなくてはいけないのだと思うのです

寄付方法について:noteか口座振込にて

私の情熱、感じていただけましたでしょうか?
お菓子をいただいても、普段食べないので誰かの口に入るだけですし、モノをいただいても使わなかったりするので、
お誕生日プレゼントはぜひDASUKEYO GLOBALへの寄付をよろしくお願いいたします。私が責任をもって、仲間と一緒に子供たちへの国際交流の機会を作るための資金に充てさせていただきます。

こちらのnoteの投げ銭機能をつかっても良いですし、お知り合いの方にはDASUKEYO GLOBALの口座情報をお伝えしますので、そちらにご入金をお願いいたします。

いつも応援いただき、本当にありがとうございます!!!!!

いただいたサポートは、私が仲間と一緒に運営しているコミュニティカフェ「喫茶へバナ」の移転・改装費に充当させていただきます。 何卒よろしくお願いいたします。