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私の中の永遠のナンバーワン小説『ジャッカ・ドフニ』

『ジャッカ・ドフニ』。(太宰治の娘である津島祐子著の本)

この本を読み終えた時、これまで文学を読んでこなかった人生を後悔した。

それほど、この本は私の心の深いところに静かに落ちて、心にともしびを灯し続けている。

でも、あらゆる文学小説を読んだとしても、きっとこの本が私の中で、ナンバーワンだと、選んでいただろう、とも思う。

だから、そんな回り道をせずに、文学もろくに読まずにふらふら歩き続けた人生だけれど、そんな私にも、最高だと思える文学に出会えたことは、本当に感謝でしかない。

たくさん、たくさん、文学を読み続け、人生って、生きるって何だろう、と悩みぬいた青春時代を送ってきた人には申し訳なさすぎる。

そんな悩み抜いた人生とは正反対に、のほほんと人生を生き、普通に幸せな家庭に恵まれた私が、こんなに生きることへの勇気を与えられる作品に、出会えてしまうなんて、ちょっとあんた贅沢すぎるわよ、と自分でも思ってしまう。

でも、この本は私にとってはナンバーワンだけれど、キリスト教の素養があるか、かなり文学を読み込んでいる人でないと、難解で途中離脱してしまうと思うので、全力ですすめることはできません。(決して上から目線で言っているわけではありません。)

でも、間違いなく、すばらしい文学小説です。

日本人であることを誇りに思う、そんな作品です。

<あらすじ>

キリスト教が迫害されていた17世紀。アイヌと和人の間に生まれた少女チカップは、聖職者を目指す少年ジュリアンと海を渡る。少女の流浪の人生を描いた作品。津島佑子の遺作。

◇ ◇ ◇

今日はあまり記事を書くことが思いうかばないので本の紹介をして終わりにしようと思います。

ともきちさんの記事読んで、私も今日は記事書くのおやすみ~☆と思いました!


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