神護寺展、拝見。
2024年8月16日(金)
台風の日。
人間的には、野菜に水やりしなくてラッキーと思うけど、野菜は台風が来てどう思っているのだろうか。
風はつらいのか、雨量は多いのか少ないのか、水道水と雨ならどちらの方が良いのか。
聞いてみたいことばかりだ。
東京国立博物館に『創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」』(https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2649)を見に行く。
今日しか行けなさそうだったもので。
始まった時から楽しみにしていると書いていた展示だ(https://note.com/minato_yamashita/n/n12f6c102ae64)。
台風のせいで、上野はいつも以上に外国人率が高い。
と言うか、あんまり人がいない中で、いる人はほぼ外国人だ。
トーハクのチケット売り場もほぼ外国人。
特別展となると流石に大体日本人だったけど、今まで行ったトーハクの特別展で一番ガラガラだった。
良い日に行ったもんだ。
一番楽しみにしていた薬師如来立像の美しさを堪能する。
左腕の衣のヒダがスゴいのよ。
思わず何ヒダ(?)あるのか数えたね。
もちろんいつもいらっしゃるお寺で拝見する時には、その場所なりの魅力を感じるんだろうけど、まぁ素人なもので、こういう特別展の広いスペースでドヤァって感じで拝見する仏像には特別な興奮を覚える。
本当はどっちも味わえるのが良いんだろうな。
やっぱり神護寺行かないと。
個々の展示品にも感動するけど、それより何より、1000年以上もお寺の歴史が続いていて、いつ何があったとか、誰が何したとか、何を持ってるとか、色んなことが膨大な文書記録に残って、保存されていることに心底感動する。
空海なんて、正直ほとんど空想と現実の狭間のような存在に思えるけど、ちゃんと自筆の文章が残ってて、メモ(「灌頂暦名」、コレ、めちゃおもろ)まであるのを見ると、うわ〜ってなる。
たとえがヒドいのは承知で言うと、テレビで見てた有名人を生で見て、ホンマにおるんや〜ってなるやつのめっちゃスゴいやつ。
あと、無知ゆえに、空海と最澄にこんな交流があったとは知らなかったっす。
勉強になった。
そしてそして、圧巻の「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」。
「ありがたい」の一言。
本当に仏様の光が降り注いでくる感じが致します。
両界曼荼羅には丁寧な解説をしてくれる動画コーナーもあった。
素人的には、ヘタに作品数増やすより、ここぞっていうポイントをちゃんと知れる方が嬉しいなと思う。
必見っす。
9月8日(日)まで。
そして夜行バスで青森へ。
週末は青森でござんす。
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