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SF、読書のよろこびマガジン

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大人になってからSFの楽しみを知った人の記録。本が好き、ゲーム興味ないかたはここで。
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2021年9月の記事一覧

金田一耕助シリーズは二人目の犠牲者が出たときが一番怖い。

病院の待合室で「犬神家の一族」を読んだ。
その後バリウム飲んでぐるぐる回る台の上で逆さまに近い状態になって、俺も犬神家!? みたいになったのが面白かったんだけど、こうして書くと作り話みたい。悔しい。

金田一耕助シリーズを読み始めました。
ミステリー好きからしたら「今更!?」って話ですが、仮面の男がいて、犠牲者が池に逆さづりにされるビジュアルが有名なあれ。

「犬神家の一族」は、おおざっぱに言うと

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【ネタバレ】変態が死にます「陰獣/蟲」江戸川乱歩

【ネタバレ】変態が死にます「陰獣/蟲」江戸川乱歩

東野圭吾が100通りの殺人方を考えても、人を殺したくてしょうがない人とは思えないが、江戸川乱歩は女の部屋を覗く場面が3回出てきただけで、書くことでなんとか現実世界で実行せずにすんだ人として認識してしまう。

角川ホラー文庫の「陰獣」を読みました。カップリングに「蟲」が収録されて、特別な装丁と解説が入っている。シングルカットされたCDみたい。

陰獣は代表作のひとつと聞いて期待して読んだから、なんち

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