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ジンとチラーとタニマギー

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「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
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#小説

好作家需具备同化他人经验的能力
(優れた作家には、他者の経験を吸収する能力が必要だ)
※3/5/2024、文汇报
https://dzb.whb.cn/2024-03-05/7/detail-843331.html

「なるべく現地に行って町を歩きます。光の具合や季節のにおいはその場所でないと分かりません。町の人の話し方や表情にも注意しています…空気感のようなものが自分の中に染み込めばいい、そう思っています」(伊吹有喜さん)
※11/20/2023、東京新聞「あの人に迫る」

「自分のために書く文章は、人に見せるための文章に勝る」
「考えるな。考えるのは後だ。第一稿はハートで書く。リライトには頭を使う」
※映画「小説家を見つけたら」(2000、ショーン・コネリー)より

「あのシーンは、スノーボードに行って立ち小便した時に、あまりの寒さに縮こまった自分のチンチンを見失ったことがあって、いつか小説に書きたいとストックしていたものなんです」(「地図と拳」小川哲さん)
※11/23/2023、週刊新潮「小説を書くことの醍醐味とは」

「悪い大人をほっておいたら、権力を握った者だけがいい目を見て、正直者や弱者が食い物にされる。…大人の言うことを全て信用せず、自分の頭で考え、行動してほしいと思います」(作家、宗田理さん)
※11/4/2023、東京新聞夕刊「土曜訪問」

「あなたが私に苦労させてるわけじゃなくて、私たち二人が苦労してんの。謝らなくていいから、一人で一家を背負ってるみたいな深刻な顔しなさんな。そんなこと誰も命令してないし、実際、そうじゃないんだし」
※「82年生まれ、キム・ジヨン」(ちくま文庫、31p)

彼女は…あなたはが悪いんじゃないと言ってくれた。世の中にはおかしな男がいっぱいいる…おかしいのは彼らの方で、あなたは何も間違ったことはしていない…彼女はつけ加えた。「でもね、世の中にはいい男の人の方が多いのよ」
※「82年生まれ、キム・ジヨン」(ちくま文庫、p72)

魔法世界が本当にあると信じている人は極めて少ないだろうから、「ハリー・ポッター」が「聖書」や「毛沢東語録」のような影響力を持つことはない。しかしそんなストッパーがかかっているからこそ、われわれ小説家は自由に、何でも書くことができる。(李琴峰)
※8/3/2021、東京新聞

「権力によって個人から自由や金を奪っていく奴が、おれは心底気に食わん」
※上田早夕里さん「上海灯蛾」(双葉社)より

「真っ当な知識人が影をひそめ、偏狭な日本バカが大きな顔をする」(松井今朝子さん『愚者の階梯』集英社)

「書くと、自分が五秒前まで考えていなかったことが出てくる。それが一番面白い。驚きながら書くのがすっごい楽しいの」
(直木賞作家・大島真寿美さん、10/1/2022、東京新聞夕刊)