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就活生が持つ「宗教っぽい」会社のイメージとは

相変わらず指が"つる"けれど文章を書き続けている。

今日は「宗教っぽい」会社について。
「宗教っぽい」という言葉からイメージされるものといえば
・社員全員に企業理念が浸透している
・社員が同じ価値観を持っている
なのだろうか。

私はどちらかといえば
 ・極端な崇拝(代表の考えは素晴らしい!どんなことがあってもついていきます!みたいな)
→就活生の間で有名な とあるベンチャーが典型例
・考えの押し付けが強い(相手に対して自分と違う考えを持っていれば「それは間違っているよ」と決めつける
のイメージが強い。

ちなみに今までに最も宗教っぽいと感じた とある教育系企業は、とにかく自分たちが考える「教育のあり方」が正解だと信じて止まなそうだったし、それを疑ったことさえなさそうだった。インターンでは学生の意見が自社の理念に通ずるものであればとにかく賛同し、ズレていれば真っ向から否定する。
「凝り固まった考えを持っていること」=「宗教っぽい」につながるのだろうか。



この記事では強い文化を作ることによる組織マネジメントについて、

強い文化によるマネジメント、すなわち宗教っぽさは「スピード」「自律性」「創造性」「シナジー」など企業経営にとって重要なものが得られる理想的なマネジメント方法かもしれません。

と書かれている一方で、

実はどんな会社も宗教っぽい、

無機質といわれる官僚的な組織でも、結果主義的な組織でも、その思想に反する言動をすれば排除されるという意味では、文化によるマネジメントともいえ、誰にとっても居心地のよい組織はないのですが……。

と述べられている。

「宗教っぽさ」が批判される理由については

強い価値観や文化が、それを共有できない人にはネガティブに作用することがあるから

と述べられている。


「宗教っぽい」ことを肯定的な意味で言う学生は、今のところ出会ったことがないし、私自身「宗教っぽい」会社は嫌だと思っている。
けれど強い文化をつくることによる組織マネジメントには賛同したいような気がしている。(今のところ)
個人の価値観は異なっていても、根底にあるビジョンだったりが会社の方向性と一致していた方がメンバー全員が同じ方向を向いて頑張れるような気がしている。互いに「違う」部分そ尊重する姿勢を全員が持てているのなら、という仮定のもとでの話かもしれないけれど。





強い共通の価値観を持つ組織の中で、自分も深く同意していれば、その価値観は空気のような存在になっているはずです。とても大事なものですが、いや、だからこそ、無意識でもそれに従って動くというわけです。あまりに当たり前すぎて意識にのぼってきません。

私がインターンをしている企業さんは、社員さんへの理念の浸透度がすごく高いと感じる。それだけではなくて、チームのメンバー同士がお互いのこと(考え方だけではなくて仕事の進め方とか)をすごく理解しているように感じる。
(学生目線だけれど)

そう考えると価値観は空気のような存在なのかもしれない。もう当たり前にそこにあるもので、共通認識として存在していて、(あるいは見えなくても根底にはきちんと存在していて)私のようなまだ働き始めたての学生にもそれがひしひしと伝わってくるくらい......。




結局 就活生が企業を選ぶ上で大事にしなければいけないことは、

結局、働きやすさを考えた場合、人はどうすればよいかといえば、当たり前ですが、好きな文化の会社をきちんと選ぶということです。「成長」や「強調」など社会的に望ましいとされる文化を前にしても思考停止せず、それは本当に自分にとって価値といえるのかを考えてみましょう。


自分が何に重きを置いて企業を選ぶのか。それは本当に自分の中で価値あることなのか。そうだとすれば、それはどんな経験や知識によって生じた考えなのか。そして自分の中でそれはこの先ずっと変わらないものなのか。

全てをはっきりさせることは(現段階では)難しいのかもしれないけれど、転職前提で就活をするにしても「新卒カード」は1枚しかないのだから、自分が大切にしている考えを持って働き続けられる。そんな場所をまずは選びたいところだ。