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就活友達じゃなくて就活仲間が欲しいのか、、、

就活に友達は必要なのか?と言われたら私は間違いなくNOと答えてしまうだろう。


就活友達は必要。情報共有をしたい、自分の立ち位置を確認したい、辛い時に支え合いたい、、、とか色々あると思うけれど、私はそれを「リアルの友達」とやることに向いていない人間なのだろう。


何となくお互いの腹の探り合いになってしまうのでは、、、と思ってしまう。どっちかの方が優秀で、どっちかの方が劣っている、みたいな状況はどうしても生まれてしまうし、人は「自分より上を見て落ち込んだり下を見て救われたり」、ということを落ち込んでいる時ほどしてしまうのではないかと思う。


だから適度な距離感を保てる相手とほど情報共有はしやすいように感じる。お互いのことを適度に知らなくて、普段の学校生活における人間関係に変化をもたらすようなものでもなくて。


情報共有っていうのは与える側ともらう側がいるということで、そのバランスを保つのは難しい。優しさだけでどうにもならない部分はやっぱりある。これから本選考に向け争いが熾烈になる中でライバルになる可能性もあるのだから。


立ち位置確認っていうのはみんなの状況を確認することで「自分はみんなより少し早く就活を進めていて、サマーインターンも結構ゲットしていて....」みたいな風に優位にたっていると感じるか、「みんなもうそんなにサマーインターン合格してるのか、自分なんかまだES書くのに精一杯」というふうに出遅れていると焦るかのどっちかだ。大体。それって本当に幸せか?優位に立っているからといって下ばかり見ていたら足元救われる。劣っているからなんて人と比べる必要はあるか?結局最終的には自分の納得いく会社から内定をもらえた人が1番喜べるのだ。





就活友達、いるかいらないかで言われたらNO。いたらいたで、上手く関係を築かなければならないな、と今は思う。例えば私は自分に刺激をくれる、自分よりとにかく優秀、自分にないバックグラウンドで得た学びを他のことにも活かせている。そんな人と友達になりたい、というより そういう人たちに「すごさ」を主張され続けたい。常に上だけ見て、まずはこの人たちに追いついてなんぼ、この人たちにあって自分には無いものを持ててなんぼ、というように目標を立てたい。


その人たちと自分を比べて卑下するのではなく、その時の感情をプラスに変えてしまいたい。
でもこの考え方は、言い方を変えれば「自分より劣っている人とは就活の話をしない」みたいな感じになってしまいそうだ。なのでここの定義は難しい。サマーインターン獲得数=優秀さ、ではないし就活に長い時間をかけることが別に素晴らしいことかと言われるとそうでも無い。大学生のうちにしかできないことはもっと沢山あるし、コロナ禍でできなかったを今頑張れば結果的にそれは就活で高く評価されるかもしれない。


だから余計に私は自分に近しい人と就活の話をしたくないのだと思う。自分より上か下かってどうしても考えてしまうから。タダで自分が情報をあげ続けることに抵抗があるから。自分の就活状況に踏み込んでほしくもないから。だから難しい。





話が少し逸れた。最近オンラインのインターンでも、雰囲気と過ごした時間の長さ次第では友達になれると学んだ。LINEを交換して、選考終了後にZoomで雑談したこともある。この関係はいつまで続くのか定かではないけれど、適度な距離感で話せるのは確かだ。どんな業界見てる?どこ受けてる?就活いつから始めた?、初めましての人のバックグラウンドを知るのはおもしろい。

オンラインだとある意味全国に友達ができるなんてこともある。別のインターンで再会するなんてことも。

そのくらいの距離感なら面白いのかもしれない。グループワークで出会えた方が「チームで協力して頑張った!結果出せた!」という感じでいわゆる「良いかたち」で出会えるしね。チームで頑張り成果を出す中での取り組みを評価してる企業は、事実多いだろうし。


その後LINEのやり取りが続くかなんて分からないし、みんなそれぞれ別の選考で別の人とも出会うだろう。だからいずれ忘れていく関係かもしれない。


昨日たまたま受けた選考でサポートをしてくれた社員さんは、5年経った今でもその関係は続いている〜なんていうふうに言っていたけれど。そこまで長続きするのも珍しいだろうなぁ。というか、普通にすごいと思ってしまった。その間に何回直接あったんだろう。本当に息が合う仲間だったんだろうな。



せっかく出会えたのであれば、友達と呼べる距離感でもそうでなかったとしても、また何か就活について語り合う期間があっても良いのかなぁと思えるから不思議だ。お互いのことを適度に知りつつも適度に干渉し得ない距離感がわたしにとっては心地良いのだろうな。






オープンチャットやTwitterもそうだ。いわゆる匿名の就活生から情報を得るくらいが私にはちょうどいい。落ちた時の慰め合いとかマウントの取り合いとかどうでも良い。良くも悪くも他人だからこそ適度にどうでも良くて、適度に役に立つ存在〜なんていうふうに考えられるのだから。




就活はある意味人間関係を壊すこともあると思う。就職難易度とか会社偏差値とか、そんなのを意識する人がいなくなるわけないからね。それに上を目指し続けることにも勇気がいるのだ。人と比べることを否応なしにしてしまうこともあるのだ。






だからオンラインで孤独、就活は孤独、、、そんなふうに考える人たちにとっての「友達」の定義と存在意義について、その話も聞いてみたいと私は思う。




友達は孤独の穴埋め、っていう状態にだけはならないようにしたい。受験は団体戦っていうけれど就活は団体戦ではないしゲームでも恋愛でもない。




もう頑張るしかない。