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noteでみつけたたからもの

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そっとのぞいてみてほしい。わたしのスキのライブラリー。いつかの、だれかの、珠玉のことばたち。
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2020年6月の記事一覧

[エッセイ] 父の肩車

いい人僕の父はとにかく器が大きい。 東京ドーム何杯かで数えるのすら面倒くさくなるレベルだ…

きしもと
4年前
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自己責任論の否定は、努力の価値の否定ではない-私が"普通"と違った50のこと、あとが…

あとがき 前回出した「私が"普通"と違った50のこと〜貧困とは選択肢が持てないということ〜」…

ヒオカ
4年前
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ほんよみの、おもい、おもい。

私は、本読みである。 活字が好きだ。 フィクションもノンフィクションも読む。 紙の本も電子…

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お父ちゃんのヤキメシ

何度も何度も繰り返し書いて、もうしつこいと思われましょうが繰り返し書きます。僕は子供の頃…

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私と夫とフジロックの思い出(エッセイマンガ)

あい茶
4年前
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僕にとっての魔法使いがチャラ男だった件 #磨け感情解像度

この世界に魔法があるとしたら。その一つはきっと、美容師によるものだと僕は思う。   ボイ…

椎名トキ
4年前
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雨上がりの歌、わたあめ。

たぶん幼稚園の年長さんか、小学校に入ったくらいのころ。 泣いて泣いて大泣きして、すねて寝ころがって、そのまま機嫌を直すタイミングを失ってしまうことがあった。もうとっくに泣いた原因なんてかけらほども気にしていないのだけれど、立ち上がれなくなってしまうこと。 あの日もそうだった。そもそも、夕方お祭りの屋台に行くというので、せっかく朝からいとこ同士でおじいちゃんちに集まったのに、昼過ぎから雨が降りだした時点で機嫌は決壊寸前だった。昨日も一昨日もたしかその前も、雨なんて降らなかっ

終わりはどこにもないようでいて。

「ねえお母さん」とあんぐり口を開けた我が子を覗き込んだ。 ピンク色の歯ぐきから、白い頭が…

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あたしが発生したとき

誰かの本棚を見るのが、とてもすきだ。 それは時に自己紹介よりも雄弁で、時にSNSよりも嘘が…

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俺の一番欲しい物語は俺にしか作れない

自分が欲しい物語は、自分が書くのが一番早くて、確実なんだ。きっとな。 おまえがこのエント…

その蓋の(二度と)開かない箱には、ヴァニラの匂いのポートレイトがたくさん詰まって…

満月の夜には。私は街に出かける、夜の街、ぴかぴかにひかる。長い髪をさらさらと梳いて、ホル…

巡れ、巡れ、ぐるぐると。

「大丈夫だよ。だって、これはほんとのことじゃないから」 虚ろな表情でそう言った息子は、ま…

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碧月はる
4年前
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大好きなお店を支えたくて、人見知りが花を贈った話

カワタ製菓店は本日をもって閉店させていただくこととなりました。 大変悔しいですが、偏に私…

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うっかりすると、ぺっしゃんこ

今日は、走って走って走ったんだけど、けっきょくうまくやれなかった。 今週は取材や、幼稚園の半日保育、お誕生日会(保護者参加)、などがあって、そもそもの稼働時間がうまく確保できなかった。 そんな週の金曜日だもの、朝からずっと気持ちは小走り。 子どもたちをいつもより少し早く、園に預けたら、開店と同時にスーパーへ。顔なじみの店員さんが「今日は早いね」と声をかけてくれる。 ざっと必要なものを引っ掴むようにしてかごに入れて会計を済ませて、車に乗る。そうそう振り込みしないといけない支払