大輪の菊の花が咲き誇る。祖父は晩年、菊の栽培に精を出していた。大きな品評会で結構な賞をいただいたこともある。事業でそれそこの功を成した人であったが、残された人たちによって、戒名に「菊」の字が入れられた。私も祖父のように、何を大切にしたのかが人々の記憶に残るような人生でありたい。

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