フラットマウンテン

ふつうの事務職。日本や海外数ヵ国(アジア/欧州)で仕事してきました。 私が経験したこと…

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ふつうの事務職。日本や海外数ヵ国(アジア/欧州)で仕事してきました。 私が経験したことや考えたことを書いています。 田舎の公立高校から地方の大学、留学経験なし。純ジャパ、受験英語出身。 TOEICスコア990点(満点)、CELTA英語教授法資格取得。USCPAライセンス。

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初めて海外転職して英語で仕事できるようになるまで

私が初めて海外で働くことになったときの話をします。 あるとき、海外転職に成功しました。 転職先はヨーロッパのとある国の多国籍企業でした。 いま振り返ると、なぜ自分が採用されたのか分かりません。日本人であることが有利に働くようなタイプの仕事でもありませんでした。いろんな会社にレジュメを送りまくって、たまたま当たりました。 ボスは鷹揚で、仕事が回せればいいんじゃない?という人でした。 言語力や出身地や性格などで部下を判断することなく、純粋に業務遂行能力で評価する人でした。優秀

    • シンガポールで考えた、日本人が英語ができないのはできなくてもいいから

      シンガポールは英語が日常的に話されている国です。国民の9割以上が英語話者だと言われています。 実際に行ってみると分かりますが、英語だけですべてが完結します。 飛行機を降りてからすぐ、すべての案内や広告が英語なのが分かります。タクシーのドライバーさんとも英語でふつうに雑談できます。 日常生活で接する言語は英語です。スーパーの買い物から近所の人とのおしゃべりなど、すべて英語で済んでしまいます。職場も英語です。 チャイナタウンなど例外はありますが、英語以外の言語を日常生活で見聞きす

      • 海外で転職するためのステップ

        はじめにこれまで海外で何度か転職しました。他の方の参考になればと思い、その経験を書いておきます。 これから海外での仕事を探す人にも役立つと思います。私自身も、もともと純ジャパでふつうに日本で働いたのち、海外の会社に転職しました。 この記事を書いた人のスペック私のスペックはこういう感じです。 日本国内で10年以上勤務 その後海外で延べ10年以上勤務 業務内容はよくあるふつうの事務職 海外での勤務先は、多国籍企業や日系企業現地法人など 同じようなスペックの方や、将来そ

        • 海外での就職/転職の実際のところ

          はじめに私自身は、日本で10年以上働いたのち、海外の会社に転職しました。海外でも何回か転職を経験しました。 そのような私の経験や、私が見た範囲のことを踏まえ、海外転職の実際のところを書いておきます。 なお、私が経験したのは、西ヨーロッパおよび東南アジアでの転職です。また、就業先は主に多国籍企業、業務内容はオフィスワークです。 新卒/経験者採用の区別がない特に新卒採用とかを区別して募集するのを見たことがありません。新卒も経験者も同じ土俵です。 経験があることが前提 即戦力

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          日本の英語力が低くても問題ない理由を「英語能力指数」の国際比較で考える

          世界各国の英語力を比較する指標として、スイスの言語教育機関EFが「英語能力指数」を毎年公表しています。 各国の平均的な英語力を5段階で分けています。ざっと見てみたところ、こんな傾向があるようです。 「英語能力指数」ランキングの傾向非常に高い シンガポールのほか、ヨーロッパのゲルマン語圏の国々が入っています。 ゲルマン語圏が上位に来ているのは、言語的に英語と似ているためです。習得が容易です。単語と少しの文法を覚えればおしまいです。 シンガポール人の英語力が高いのは、シ

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          駐在社員が現地社員とうまくやっていくためのツール

          海外で日系企業で働くと必ず直面する、駐在社員と現地採用社員の格差問題。現地社員とうまくやっていくの障害の一つです。 どういう格差があるのか、またその背景には何があるのかをあらかじめ知っておくことは、これから駐在社員になる人と現地採用社員になる人の両方に役立つと思い、この記事を書いておきます。 そもそも駐在社員という制度とは「駐在社員には、本社採用の社員を海外子会社などに派遣させることで、現地と本社のつなぎ役とし、また本社の意向を海外子会社に浸透させることを期待されています。

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          USCPA講座を受講する前に 英語力より大事なもの

          私はUSCPAのライセンスとTOEIC990点(満点)の両方を持っています。 いまの仕事に直接関連するわけでもないため、このことについて職場や知人などには特に公にしていないのですが、知られた時の反応は、 「TOEIC満点ってすごく頑張ったんですね」 「USCPAはそんなに難しくないって聞くんですが、実際どうでしたか」 というのが典型的でした。 TOEICは過大評価されていて、いっぽうUSCPAは過少評価されている印象を持ちました。 両方取ってみた実感としては「USCPAのほ

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          駐在社員と現地社員の間の壁と、その中にあるもの

          東南アジアのある国の日系の会社で働いたことがあります。 その会社には、現地出身の社員のほか、4人の駐在社員と4人の日本人現地社員がいました。 表向きは和やかです。日本人同士なので会話も日本語です。久しぶりに日本の職場を見て、なんか柔らかくていいなあ、と感じていたのを覚えています。 しかし、裏に入ると、お互い反目し合っていました。駐在社員は現地日本人社員の悪口を言い、現地日本人社員も駐在社員には不信感を持っていました。 その会社にはいくつかの部門があったのですが、現地社員や

          駐在社員と現地社員の間の壁と、その中にあるもの

          TOEICできれば話せるようなるまであと一歩だけ

          よくある「TOEIC意味ない」論でいつも槍玉に挙げられるのが、TOEICできても英語話せない問題です。 私は、いまでこそ英語で不自由なく仕事も生活もこなしていますが、それもTOEIC対策の基礎があってこそだと思っています。 TOEICできても英語で話せないのは、どの辺が問題なんでしょうか?すこし掘ってみました。 おことわりここで考える「英語が話せる」レベルは、英語オンリーでオフィスワークがまあまあこなせるレベルを想定しています。 あと、ここではTOEIC L&R テスト

          TOEICできれば話せるようなるまであと一歩だけ

          それでも海外で働くならTOEICだと考える理由

          TOEICは、べつに世界中で知名度がある試験ではありません。それでも、海外で働きたいならTOEIC だと思っています。 海外転職にTOEICはいらないけど英語力はいる東アジアでは絶大な知名度を誇るTOEICですが、ヨーロッパではあまり知られていません。(なぜかフランスではポピュラーです。理由は分かりません。) 日系企業でもない限り、ヨーロッパの会社でTOEICのスコアが評価されることもありません。 でも、そのことは「TOEICで測ることができるような英語力が必要ない」という

          それでも海外で働くならTOEICだと考える理由

          そもそも海外で働くために英語力は必要なの?

          まず簡単な結論から。このテーマに対して誠実であろうとするならば、これは 「人による」 としか言えません。 海外には多くの日本人の方が働いています。英語のレベルもさまざまです。 (英語力の適当な物差しがないので、とりあえずTOEICスコアを使っています。TOEICの点数そのものには何の意味もありません。) 英語力ほぼゼロで海外で働いている方を知っています。邦人相手のサービス業をされています。 TOEIC500点ぐらいの英語力でお仕事されている方も知っています。仮想通貨

          そもそも海外で働くために英語力は必要なの?

          日本人社員にもかわいがられる現地スタッフに見るコミュニケーションスキル

          日本語ができないのに、なぜか駐在社員や本社役職者にかわいがられている現地スタッフの人がいました。 コミュニケーションスキルが秀逸でした。 ヨーロッパの日系企業でマネジャーをしていたことがあります。 従業員は全部で20人に満たないような、小さなオフィスでした。ただ、親会社にとっては唯一の欧州現地法人のため、力が入っていました。駐在社員が何人も派遣されてきていました。 ある日、人員補充のため採用面接を行うことになりました。 ヨーロッパには移民の人が多く住んでいます。私が住んで

          日本人社員にもかわいがられる現地スタッフに見るコミュニケーションスキル

          TOEICは意味ない?いいえ、英会話力を身につけるのに役立ちます。

          TOEICで高得点が取れても、しゃべれないから意味ないよね?ということをよく聞きます。 でも、どうなんでしょう? TOEIC高得点で必要な能力は、英会話でも必要な能力です。だから、TOEIC対策の勉強は英会話力の向上につながっています。(TOEICに会話のテストがないにもかかわらず、です。) TOEICで分かる英会話力いわゆるTOEICテストとは、多くの場合TOEIC L&Rテストを指しています。このテストで測られるのはリスニングとリーディングで、会話は含まれていません。

          TOEICは意味ない?いいえ、英会話力を身につけるのに役立ちます。

          私が「英語脳」に支配されかけた頃

          「あの頃は英語脳に支配されていたのかなあ」と思い返すことがあります。 英語脳になるのは便利なようにも思えるかもしれないですが、私の場合、そうでもありませんでした。 英語漬けだった時はじめてヨーロッパに住み始めたのはTOEICで900点を取ったぐらいの時でした。 このとき、英語で会話ができない段階から、英会話が平気になる段階にまで英語力を高めることができました。英語で思ったことがそのまま出てくるという「英語脳」の状態になりました。 この時のことは、ほかの記事でも書きました。

          私が「英語脳」に支配されかけた頃

          英語脳は、たぶんこうして作られる

          英語脳をいう言葉を聞くことがあります。 日本語を経由しないで英語を話す、という意味です。たとえば、外が赤くて中が白くシャリシャリした果物をみて、appleと出てくるのが英語脳、という説明をします。 そんな英語脳は、たぶんこうして作られています。 英語脳を作るまで英語脳とは、おそらく、自分が言い表したい感情や思考がダイレクトに英語の表現に結びついている状態なのだろうと思います。 思ったことが英語がすぐ言葉になって出てきます。 この状態になる前は、頭に浮かんだことをまず日本

          英語脳は、たぶんこうして作られる

          海外でビジネスパーソンとして働くための英語力はTOEICでこのくらい

          海外で仕事してきました。 いろいろな日本人の方とお仕事でご一緒しました。駐在で赴任してきた人も現地採用社員の人もいました。英語力はみなさん様々でした。 そんな中で、どのくらいの英語力があれば海外でどのくらいの仕事ができるのかが見えてきました。TOEICのスコア(Listening & Reading Test)を基準にして書いてみます。 この記事を書いた人のスペック私はこういう経験をしてきました。この記事は私と似たような経験をする方々に向けて書いています。 アジア/ヨーロ

          海外でビジネスパーソンとして働くための英語力はTOEICでこのくらい