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note公式に紹介される記事は、ここが違う?ずっきーさんの作品から感じた「公式に選ばれる理由」とは

 先日、noteユーザーのずっきーさんから、私がお仕事部門で応募していた作品「それは、パクリではありません」について、有り難い感想文を書いていただきました。

 感想があまりに嬉しすぎたので、一部抜粋して紹介させてください。

えっ、これ無料で読んでいいの??

 そのくらい完成度の高い作品でした。4話構成で、1話ずつしっかりボリュームがありながらも読みやすい。ノンストップで4話読み切ってしまいました。

法学部で、学生時代に編集のバイトをかじっていた僕にとってはドストライクの設定でした。

作品は4話で終わるのだが、この続きが気になる。色んな未来を想像してしまう。それがみくまゆたんさんの狙いか。見事に術中にハマってしまった。密かに続編を期待する。

取材やリサーチが細部まで行き届いていることに感嘆しました。

いい文章を書く人って飲食の描写が絶妙だ。朝井リョウさんの『何者』を読んだ後、無性に生姜焼き定食が食べたくなったことを思い出した。

 ありがとうございます。頑張って、書いた甲斐ありました!法律系は一歩間違えると大変なので、厚生労働省、国交省、弁護士のhpなど複数チェックしました。

 もちろんそれだけでは不十分なので、今後法律に関する書籍を購入予定です。(読んでおかしなことあれば、修正しないといけないから)

 webライターやってる私が、これ言うのもアレなのですが。実はweb記事の内容は、決して信頼性が高いものではなくて。厚生労働省や、国交省の資料からなるべくリサーチする必要があるんですよ。

 法改正の頻度もえげつないので、リサーチにめちゃくちゃ時間かかったし、法改正があれば内容を少しいじらないといけない……。でも、改めて法律をもっと勉強しようと思える、良い機会でした。

ずっきーさんの記事、これから100000000回はチェックするかもしれません。ずっきーさんに感想もらった作品はこちらですー!

 もし良ければ、スキやコメント貰えると泣いて喜びます!

 さて、ずっきーさんの話題に戻します。ずっきーさんの感想を書くにあたり、記事も数点確認したのですが、そこで気づいたことがありまして。

 感想が上手い方って、他の作品も素晴らしいんだなと!他作品や本の感想、練習すると文章力がアップするかもしれない。そんなことを、ふと思いました。

 実は、私が尊敬する作家の方がいて(気が多いので、100人くらいいるんだけどね)。

 その方は本をめちゃくちゃ読み、感想を書く練習をされた時期があるそうです。創作大賞2023年受賞者の、せやま南天さんという方です。

感想文を書く、というか、
読んで「何が良かったかを自分なりの言葉にする」いうのは、よき創作への近道なんじゃないかなと、私は思う。

私自身、創作大賞をとる前の1年間、読書会のために、たくさんの本を読み、選び、そして感想を書いた。

その時の経験が、間違いなく創作にいきたと感じている。

せやまさんの5/5のx投稿より

 創作に入る前、過去の受賞者が何を思い、取り組んできたのか。noteやXを、必死でググりました。過去作も全部チェックして、その中で自分なりの形はなんだろう。オリジナリティを出すには、どうしたらいいんだろうか。ぐるぐる考えました。

 元々エゴサ好き・マーケター系?ライター・リサーチ好きなので、全然苦じゃなかったです。仕事の隙間時間に、コツコツ過去受賞者さんのエッセイ、ツイートもチェック。

 取り組む姿勢など、学ぶものが多かったですね。調べる前と後では、作品に取り組む意識、姿勢も全然違ったと思います。

↑昨年度受賞者である、秋山りんこさんの記事もおすすめだよ〜!私は、こちらの記事を擦り切れるまで読み直しました。

 ↑秋山さんの本の感想も書いたよ〜!食べ物シーンの表現が、唸るほど上手いです。

 せやまさんのエピソードを聞いて、私も感想文の練習をしたいと思いまして。

選ばれる人には、理由がある。
裏に、地道な努力があるんですよ。

せやまさんは今、本も出版されているのでぜひ!

 さて、今回はそんな嬉しい感想を頂いたずっきーさんに「どうせなら、極上のお礼を書きたい」という思いから、1ページぶち抜きで彼の応募作品や、他の作品を紹介できたらいいなと。

 ただ、ここに訪れるのは他のnoteユーザー。ずっきーさんの感想をただ述べただけでは、私とずっきーさんの自己満になってしまう。

 それでは、本当の意味での「ずっきーさん」の紹介にはなりません。「2人でやれぇぇぇ!!!!」となってしまいますよね。

 では、何を書けばいいのか……。どうすれば、多くの人に「ずっきーさんの魅力」をより効果的に伝えられると共に、他の読者にとっても有益な情報へと結びつくのか。

 そうだ!ずっきーさんのnoteが、公式に選ばれて、SNSで紹介された理由。そこも、紹介してみよう!

実はずっきーさんのエッセイ、公式noteのSNS(X)で紹介されているんです。

↑こちらの記事です。創作大賞2024、エッセイ部門応募作品となります。

 note公式に紹介されちゃうということは、ノミネート候補の1つかも……。思わず、ゴクリと唾を飲み込んじゃいますね。

 私、公式noteに紹介されたこと一度もないんですよ。だから、どうやったら公式に選ばれるんだろうってめちゃくちゃ気になりました。

 そこで、閃いたんです。noteユーザーの中には、公式に選ばれたいと考えている方も、多くいらっしゃるのではないかと。

 そこで今回の記事では、ずっきーさんの作品がなぜ素晴らしいと感じたのかと共に……。

「公式に選ばれた理由って、一体なんだろう?(※もちろん、noteさんに聞かないと本当のことはわからないので、ここは私の勝手な思い込みと、憶測であることはご了承ください)」といった点を分析し、紹介します。

①SNSで映えるような、ハッとするフレーズが盛り込まれている

こちらは、note公式のSNSにて、ずっきーさんのnoteが紹介された時の投稿内容です。

"妻に事情を説明する。僕はジャルジャルであると。"

【エッセイ】普通運転免許学科試験の勉強をガチる僕に夜食をつくってくれた母|ずっきー @zahaha_lute

note公式の投稿より

 Xの投稿をより多く見てもらうには、キャッチーな一説を盛り込むのが重要なポイントだと、ツイ廃の私は思います。

 「妻に事情を説明する。僕はジャルジャルであると」というフレーズを見るなり、私は思わず「ん?どういうこと?」と目が点に。

 ジャルジャルといえば、あのお笑い芸人だろうか。でも、それが普通運転学科試験に何の関係があるのかしら?そして、タイトルに母が入っているのに、ここにきて妻の情報?

 き、気になる……。気がつけば、サムネ画像をクリックしてしまいました。

 ジャルジャルがエッセイに登場した理由を知り、目を丸くしましたよ私は。試験勉強と、ジャルジャル&妻のエピソードに繋げるところが、抜群に上手い!!!!

 これは、note公式に選ばれてしまうと納得です。note公式に選ばれるには、Xに投稿したらハッと目に留まるような、とびきりの表現があるといいかもしれませんね。

②導入文が、抜群に上手いなぁと舌を巻いた

 「普通運転免許の〜」のエッセイ冒頭を読み、導入までの流れが抜群で、私は思わず舌を巻きましたよ。

 上手いなぁと思ったのは、ズバリ導入ですね。ずっきーさんは、「僕は、普通運転免許学科試験の勉強をしている」をただ伝えるだけではなく、以下のエピソードを盛り込んでいます。

  • AMラジオを聞いているけど、もう少しで日付も変わりそう。

  • ・階段を登ってきた母が、おにぎりと味噌汁を持ってきて少し会話をする。

 小説やエッセイで用いられる手法ですが、お母様との関係性や、優しさが感じられるエピソードが盛り込まれているのも、魅力を感じました。

 実は人柄や、人の温かみが感じられるエッセイ、noteさん個人的に好きそうだなと思っていて(偏見でごめんなさい)。その辺りが盛り込まれているのも、ずっきーさんの素晴らしさだと思います。

 導入は「どんな話?続きが気になる〜!」が上手いと、ついついスクロールする手が止まりませんね。

 ライティングの世界だと、PREP法といって「結論・理由・具体例・結論」の流れで伝える手法が取られがちですが、ずっきーさんのように気になる導入分からブワーッと一気に読ませられる人は、筆力が高いなぁと思いました。

③タイトルの付け方が、抜群に上手いんですよ

その他にも、ずっきーさんのエッセイは面白いものばかり。

たとえば、こちらのエッセイですが「ただ……替えたくて」ってなんだろうと思うじゃないですか。

 子どものオムツ替えなんですよ。それをEXILEの名曲「ただ……会いたくて」にかけてて、この時点で面白すぎます。

 こちらのエッセイ、オムツ交換台を巡るお話なのですが、小さい子をもつお父さん、お母さんなら共感の嵐かと。

 この「書かなくても幸せになれるこの時代に、私は1日1分書きたいんです」も、最高なんですよ。

ゼクシィの謳い文句と、タイトルをかけている!!!!

 このタイトル見ちゃったら、クリックせずにはいられないじゃないですが。noteに選ばれる人、そして読まれる人は、エッセイや記事のタイトル付けが天才です。

 ずっきーさんのエッセイなどを見て感じたのですが。タイトル付けに迷う方は、普段から印象的なキャッチコピー(CMに限らず、雑誌でもいいと思う)をメモしておくといいかも。

 私もずっきーさんの記事を見て、印象的なフレーズを街、雑誌、電車広告で見かけたらどんどんメモしようと思いました。

④書きたいことだけを書くんじゃない。テーマ、解決策は何か?読者のためになるネタが盛り込まれている

あと、ずっきーさんの記事を色々拝見して思ったことですが。読者のためになるネタが、どれもきちんと盛り込まれているんですよ。

ここ数ヶ月で、noteのエッセイはいくつか拝読しました。

 自分の感情をただ吐露するだけの記事とか、実は好きなんですけど。

 ただ、そういった記事は最後まで読んで「で?何が言いたいの?」と突っ込んでしまう自分もいるんです。別にnoteはその人の自由だし、好きなこと書いたらええとは思うんですけどね。

 やっぱり記事を読むって、それなりに時間を取られるじゃないですか。

「何が言いたいねん!」「テーマは何やねん!!」で終わるエッセイだと、読んで損した〜と思っちゃうこともあり(爆弾発言すいません)。

 ずっきーさんの記事は、読者にモヤモヤを残しません。ちゃんと、読者のモヤモヤを解決すべく「作品のテーマは何か」「そのエピソードを通じて、どうしたらいいのか。どうすると良いか」が含まれています。

 私も記事を書く時に、テーマと問題提起、解決ポイントはクライアントさんから必ず指摘される事項なので。

 ずっきーさんのように公式に取り上げられる、または読まれるエッセイを書きたいという方は、その辺りを押さえておくといいのかも。

 そんなことを、ふと考えさせられましたね。


 以上、今日は「感想をくれた読者さん、ありがとう感謝祭」ということで、ずっきーさんを紹介させていただきました。

 ずっきーさんはタイトルや表現のセンスが抜群に上手いので、これからも「エッセイの先生」としてストーキングさせてください。(やばくなったら、逃げてね〜!)


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 ずっきーさんの公式noteはこちら。社会人7年目28歳会社員。 妻と息子(0歳)と3人暮らしとのこと!

 高校生の頃、読書感想文が全国コンクールで入選した経験があるそうで、納得の筆力とセンスです。

もしよかったら、私の作品も見ていただけると嬉しい〜!創作大賞の作品、マガジンにまとめました。では!

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