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占術家のわたしが「逃げていい」とクライアントに伝えた理由

2年前の今日の言葉


『2年前の今日』として、facebookの投稿が上がってきました。


タイトルは、【全力で、逃げろ】笑


どういうこと?って感じですが、これは、2年前のあるセッションの中でお伝えしたことを書いてるんです。


この投稿を読んでみるとね、このスタンスは今も変わらないなぁって思います。そして、本当に大事だなって。


なので、こちらにもシェアさせてください(加筆修正しています)。


ちなみに、このセッションを受けてくれたJさんは、今でもつながってくれていて。

なんなら昨年の高濃度な(笑)オンラインプログラム『数秘ラボ』にも参加してくれました。


そして、セッションで「全力で逃げていい」と言われたこと、ちゃんと覚えてくれていました。


今のJさんが語ってくれた言葉を、最後に載せておきますね。

彼からの、みなさんへのメッセージです。

力強く、暖かいですよ。



「全力で、逃げろ。」の意味とは


向き合った方がいいことは分かってます、でも逃げたいんです。


と、頭をちょっと抱えるようにして、Jさんは言いました。


わたしはそんなJさんに、「逃げていいじゃないですか」とお伝えしました。


そこにはなんのためらいもありませんでした。


これは、「無理しなくてもいいよ」という意味ではありません。

「あなたは何をしたって結局のところ大丈夫なんですよ」と言いたかったんです。


あなたがどれだけ逃げようと、どれだけ自分に嘘をつこうと、そんなことはものともせずに、あなたの生命の本質は胎動し続けている。


そして生命の流れは、善き方向にしかあなたを運ぼうとしません。


だから、あなたは逃げてもいい。


そして、もうこれ以上逃げられないという時が来るから、その時に向き合えばいい。


本当のあなたは、その「時」を知っています。

だから、その自分にすべての重荷を預けてしまってください。


時が来るまではいいじゃないですか。

全力で逃げましょう。


ただ、時を逃さないことは大切です。


時が来たと分かったら、ビビりながらでも、一歩を踏み出す勇気を。

飛び込むときには、飛び込む覚悟を。


それでも難しければ、それはそれでいいと思います。

あなたの本質は何度でもチャンスをくれます。


呆れるほど明るく、過去のことなどまっさらに忘れて、ドアをノックしに来てくれます。


どうか簡単に花開かせようとしないで。

立ち向かうことだけがすべてではなく、解決することが生きることの目的ではないはずです。


自分に余白を与えてください。

許してください。


時間とチャンスを与えてください、何度でも。

怖さと向き合うことは簡単なことではないのだから。


「やった」「できた」は、安心ある信頼の土台にはなり得ません。


それは生命の熱から生まれる副産物に過ぎず、本当の成果ではないのです。


変化の刺激や一時的な高揚感に惑わされれずに、観てください、待つことも愛であると。


あなたを愛してやまないあなたは、目に見える存在ではないかもしれない。

でもその愛を感じ取ることはできます。


あなたが悲しみの中にあって、歩くことすらできなかったときにも、誰かがあなたを背負って歩み続けてきたはずです。


心臓を打ち鳴らし、血液を循環させ、お腹を空かせ、感情を感じてきた、もう一人のあなた。


その存在の気配を感じてみてほしいのです。


そして可能なら、その自分に預け、委ね、逃げたかったら逃げて。

そのあなたがあなたを恨むことは、決してありませんから。


そしてもし自分の隣を歩きたくなったら、それは時が来たということだと思います。

戻ってきて、ちょっとずつでも、預けたものを自分の手に取ってみて、少しずつ感じてみる。


勇気を持って挑むことを、止める勇気。


それを弱いだとか、格好悪いだとか、バカみたいだなんて思わないでやってみる。


逃げたかったら全力で逃げる。

そんな自分にも居場所を与える。


まずはそんなペースでも、いいんじゃないでしょうか。


Photo by Natalya Zaritskaya on Unsplash


「もっとこうしたら?」への自戒

いかがだったでしょうか?

【全力で、逃げろ】の意味、伝わっていたら嬉しいです。


ちなみに、わたしはここに自分自身への戒めも込めています。


みなさんも、肝心な部分に向き合うことを避け続ける人を、そばで見守ることがあると思います。


そのときに、言いたくなりませんか?

いい加減にしなよって。


なんとか変えたくなりませんか?

相手のことを。


殻を破るための周囲からの後押しは、とても大切です。

厳しい言葉が必要な場面も多い。


だからわたしも、相手をしっかりと見て、どの方向に背中を押すのか、どんな言葉を手渡すのかは、いつも考えています。


ただ、わたしたちは分かってないといけないと思うんです。


相手を動かそうとするのは本当に簡単で(実際に動かすのは難しい)、だからこそ、相手の状態はどうであれ、「もっとこうしたら?」っていうカードを切りたくなっちゃうこと。


子育てもそうだと思うんですが、見守るって一番難しいですね。


見ているのが危なっかしくて、ついつい手を出したくなったり。


良かれのつもりで動いても、実は自分が安心するためだったり。


自分の弱さを無意識に相手に重ねてしまって、「なんとかしなさい!」って強要したくなったり。



そんな自分がいることも、ちゃんと感じて。

その上で、必要なときには伝えたいんです。


全力で逃げていいじゃない。

私は知ってる。


あなたは絶対に、大丈夫だって。


Jから、あなたへ。


最後に、今年の1月9日に終了した『数秘ラボ』のアンケートへの、Jさんの回答(一部)をご紹介しますね。


アンケートの質問は

この3ヶ月を経た今、あなたは人(友人、パートナー、家族、世界)にどんなメッセージを伝えたい?(あなたが出会う人たちに、なにを知っていてほしい?感じてほしい?どんなふうに生きてほしい?)


というものでした。


この質問に、Jさんはなんと答えたのか。


必要な方に、必要なタイミングで、届きますように。


逃げて、逃げて、向き合った

Jから、あなたへ。


まずは生きててくれて、ありがとう。

こうして出会え関わりあえてる事が奇跡だと感じているという事を伝えたい。

自分、他者、大きな力と繋がり生きてほしい。

何者かになって何か大きな事を成し遂げなくてもいいから、自分の北極星をみつけて生きてほしい。

この体を持ってるからこそ味わえる今を感じてほしい。

J.N.



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