大人も子供も楽しめて考えさせられる本『二分間の冒険』(岡田淳・著)
随分前に読んだ本を、読み返しました。
大人が読んでも面白くて、考えさせられる、児童文学(ファンタジー)の名作だと思います。
大人だと、あっという間に読めますが、内容はとても深いです。
主人公の少年は、“いちばん確かなもの”を探して冒険をします。
竜と、なぞなぞを解き合いする場面など、一緒になって考えるのも面白いです。(なかなか難しいです)
子供が一人で暮らす村、「ダレカ」とは何か、竜を倒す剣とは、“選ばれし者”は。
ストーリー自体の面白さに加えて、いろいろと考えさせられることも多いです。
何度も読み返した本ですが、結末を知っていても、それでも楽しめる作品です。
岡田淳さんの児童書では、”こそあどの森”シリーズも名作です。
第一作目は、『ふしぎな木の実の料理法』。
登場人物たちのことが、よくわかります。
個人的に好きなのは、『ユメミサクラの木の下で』。
読後感が何とも言えず、大人でも(大人こそ)心に沁みる物語になっています。
子供も大人も楽しめる小説ばかりです。
ぜひ、読んでみてくださいね。
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