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【NML】Vol.2_今岡友美さん (ジャズボーカリスト)

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撮影協力:岡崎市 サテンドール

今岡 友美(いまおか ともみ)
 岡崎生まれ、岡崎育ちのジャズボーカリスト。小さな体からは想像がつかない、天性の歌声と確かな歌唱力、飾らない親しみやすい人柄で人気を集める。2009年にデビューアルバム『Dear』をリリース。2012年、スウィングジャーナル誌の女性ボーカル部門人気投票で全国18位にランキング。2015年、2018年には名古屋ブルーノートにも出演を果たす。
 http://tomomi-i.com/

岡崎市を中心に、女性ジャズボーカリストとして活躍されている今岡さん。いつも明るくて元気なイメージですが、どのような心構えで音楽活動をしているのか? 歌うことが好きだった少女がプロのジャズボーカリストになるまでの、様々な人との出会いのストーリーを伺いました。

楽しくてしょうがなかった
「音楽」のある青春時代

–こんばんは!本日は今岡さんがよくライブをされている岡崎市のサテンドールにてインタビューさせていただきます。よろしくお願いします!
今岡さん
よろしくお願いします♪

–まずは今岡さんについて教えてください
今岡さん
ジャズボーカリストと主婦をやっています。趣味は、録りためたドラマをゴロゴロしながら観ること(笑)ドラマは毎期ほとんどチェックしています。 

–小さい頃はどんな子どもでしたか? 
今岡さん
いつも寝るときに母が歌ってくれる子守唄が大好きな子どもでした。とても心地よく眠れたんです。小学生の時、オルガン教室やエレクトーン教室に通い始めて。でもなかなか楽譜が読めなくてねえ、レッスンで宿題を出されたら「1回弾いてください」って先生にお願いするんです。それで耳で覚えて、帰って練習するみたいな感じで。 

–絶対音感っていうやつですか?すごい〜!
今岡さん
いやいや、楽譜を読むのが苦手なだけ。横着なんですよ(笑) 

–横着って言わないですよそれ(笑)高校生の時はどんな活動を?
今岡さん
クラスメイトの子に誘われて、バンド活動をはじめました。でもボーカルではなくキーボード担当でね。しかもロックのコピーバンド。保育園とか場所を借りて、他の学校のバンドも呼んで対バンライブみたいなことをよくしていましたね。 

–その頃は、どれくらいの気持ちで音楽活動していましたか?
今岡さん
音楽で食べていこうとか、全く考えていなかったですよ。バンド仲間とライブしたり、お出かけしたりするのが楽しかったからやっていたという感じです。3年生くらいには、フュージョンバンドに誘われました。

 –フュージョンですか?
今岡さん
はい。ギター3本にベース、ドラム、キーボード、ピアノの7人編成のバンドで。メンバーのお家に集まって週1〜月1くらいのペースでのんびり練習していました。個人練習もあんまりしなかったかな。ほら、横着だから(笑)でも篭田公園とかせきれいホールとかを自分たちで貸し切って、発表会をしていました。他の同級生もロックだったりアコースティックのバンドをやっている人たちがたくさんいたから、みんなでスポンサー集めて、チケットも手売りして。本当に楽しかったですね。

 –就職はどうされたんですか?
今岡さん
ある企業の事務職を。手堅い仕事をしていました。働きはじめてからは、フュージョンバンドから離れていましたね。そこで3年半勤務した後、転職したんです。そしたら転職先にバンドやっている人がいて。ライブの予定が決まっていたのに、そのバンドのボーカルの人が産休に入ってしまって、急遽代役を頼まれて名古屋のハートランドでのライブに出演しました。そこに、昔フュージョンバンドを一緒にやっていたメンバーの1人(現ZAOKAKIのドラム)が、そのライブを観に来てくれたんですよ。その時に、「今のフュージョンバンドで、ボーカルをやってよ!」と言ってくれて、P.F.BOCKSっていうバンドとしての活動が始まりました。

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