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お前などちょっと仲のいいだけの友達だ

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別れる少し前に、恋人(だと思ってた人)に言われた言葉。 心の冷たい人と付き合うと心が壊れるという話。 6年間のエピソードを思いつく限り書いていきます。
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30. 気が済んだ

結局、彼とは心の交流が何も無かった。
ただ、利用し合っていただけ。
ただの暇つぶしとか、寂しさを埋めるとか、他にいい人がいないからその代理で。

私もようやく気が済んだ。
完全に好きな気持ちがなくならないかぎり、誰がなんと言おうと、自分がどれだけ傷つこうが、止められないのだ。

それで、私は彼に会うのをやめた。
唐突に。
彼に、「別れよう」と言う気はなかった。
だって、彼は、私と「付き合っている」

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29.もうじゅうぶんじゃないか

私は5年以上の付き合いを経て、全くの謎だった彼の私生活・・・自宅や家族・・・
彼のお母さんにも紹介してもらえた。
もうじゅうぶんでしょう、気が済んだ、と思った。

このまま彼と付き合っていても、結婚することは絶対にない。
ずーっとこの状態が続くのだ。どちらかがやめるまで。
完全に私だけが一方的に彼に気をつかい、彼の都合に合わせてきた。少しでも私の意見をいえば、「めんどくさい女だな」と罵倒された。

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28. 彼の嘘の住所

そんなことがあって、彼が嘘をついていたことに気づいてしまった。
本当はすでに新しい家に引っ越したあとなのに、忘れた携帯を送って貰うために、前の社宅の住所を言ってきた。

私は彼の携帯を元払いの宅急便で送ったが、たしかに、到着の連絡が遅いとは思った。
あとから思えば、不在票を、わざわざ無人の社宅に取りに行き、それから受け取ったから、遅くなったのだろう。

これはかなり私の心が傷ついた。

何ヶ月か後

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27.彼の新築の家

朝になり、彼が起きてきた。
私も起きた。

朝になってみたら、興奮していた気持ちが消えていた。

彼への未練がまだあった。

昨晩の事などなかったかのように、私は振る舞い、コーヒーをいれた。
午前中に帰るという彼に、
「じゃあ車で送るよ!」と言った。
彼は「それは助かります」と言った。

私は、これで今回、また今まで通り家から離れた路地で降りて行ったら、キッパリ別れよう、それで気が済む、と思った。

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26.二度と会わない、それでいいですね?

5年以上付き合っているのに、一度も彼の家族や友達に紹介してもらえず、むしろ遠ざけられていること、彼の家の近くに何度も車で送っているのに、一度も家の場所は教えず、毎回変な路地で降りて帰っていくことを指摘して、もう我慢できない、傷ついている、と私は彼にはっきり言った。

彼は、酔って座った目で、
「ああ、わかりました。あなたがそこまでめんどくさい女だとは知りませんでしたよ。
私のことが気に食わないなら

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25. 彼が怒る時

彼は少しのことですぐ怒った。
特に、彼が酔っ払って眠い時に話しかけたりすると、だいたい怒った。

彼と同じベッドに寝ている時、彼が怒って、「もうこの場で帰る。二度と会わない」と言った。
私は、一瞬は、それでいいと思ったけど、やっぱりダメだった。

文字通り、彼の足元で、漫画やドラマみたいに、
「ごめんなさい!もう二度と面倒くさいこといいませんから!許して!別れるとか言わないでください!!」
と泣い

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24. 彼のノートパソコン

彼と旅行に行った。
私の車で行くから、一緒に乗って行ってくれるならガソリン代や高速代、宿泊費は要らないよ、と言ったら、仕事の休みを取って一緒に来てくれた。

彼はとても上機嫌だった。
見たことないくらい楽しそうだった。

ホテルに泊まった夜、ノートパソコンを閉じずにそのままで彼は寝落ちしてしまった。
今までなら絶対にノートパソコンは閉じてパスワードを入れないと開けない状態にするはずだった。

私は

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23. ここでいいですよ

私はずっと車がなくても生活には困らない所に住んでいた。
でも、彼が車好きで変わった車に乗っていたこともあって、急に興味が出てきて、免許を取って自分の車を買った。

それから少し彼との力関係が変わった気がする。あとから考えたら。

彼は私が車を買うということに興奮していた。

初めは車の運転も下手だったけど、慣れてきてからは、彼を家まで送っていくようになった。
彼と私の住まいは、車で1時間か2時間く

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22. 彼が携帯を忘れていった話 4

彼が私の家に携帯電話を忘れて帰ったことがあった。
携帯のメールを見たら女性と二人で会っていたことが分かり、思い詰めた私はその女性に直接メールをしてしまって後悔した・・・続きの話。

もう彼は会ってくれないだろうと思ったし、私からしれっと連絡してみる気も起きなかった。
もうこのまま別れて二度と会わないもかもなと思った。

けど

10日後。

彼からメールが来た。

メールの文面は、彼特有のスタイル

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21. 彼が携帯を忘れていった話 3

私は悩んだ。
悶々として、どうにかなりそうだった。

Nさんのこと。

彼の携帯のメールから分かった以外の時にも会っているのかもしれない。
私と彼が会わない週末、彼からメールがこない週末、彼とNさんは会ってるんじゃないか。

相変わらず、彼のSNSの投稿に、Nさんは毎回コメントを付けていた。

私が彼に会おうと誘ったのに、音信不通になって返事すらくれなかった週末、1人きりの部屋のベッドの中で、彼の

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20. 彼が携帯を忘れていった話 2

彼が私の部屋に携帯電話を置き忘れて帰った。
携帯電話の中身を見たら、他の女性と2人で会っていたことが分かった。

彼からメールで、
「携帯忘れたからここに宅急便で送って」
と、住所を伝えてきた。

その住所は、彼の友人であるT氏から聞いていた住所と一致していた。
彼は、今まで私に一切、自分の住まいの場所を教えなかった。

なのに、今回、教えてきた。
いくら携帯を忘れて非常事態といえ、今までひた隠し

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19. 私の友人たち

彼と付き合っている間、仲のいい友達に話を聞いてもらっていた。

皆一様に、
「それ、本当に彼氏なの?」
と言っていた。

付き合いの長い友人は、彼の、私を傷つける行動に本気で腹を立てて怒っていた。
同時に、こんな男と別れない私にも怒っていた。
「その人から、ムカつくことしかされてないの、わかってる?」と。

私も分かっていた。
でも、彼が時折見せる優しさから、もしかしたらこれから私のことをもっと大

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⑱彼が携帯を忘れていった話 1

彼が私の家に携帯電話を忘れて帰ったことがあった。

付き合って4年位の頃。

彼は、スマホじゃなくて、ガラケーを使っていた。
彼から「携帯忘れたから宅急便で送って」とメールがきた。

彼のガラケーが私の家に残されていた。

この時は、全6年間の付き合いの中の後半で、私は彼の横暴に辟易しつつも、でも耐えていれば、これから私のことを本気で好きになってくれる時が来るかも・・・と思って、苦しみながらも付き

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⑰優しい時

彼も優しかった時はある。
ただし、優しい言動をした直後に、平気でぶち壊すようなことを言う人だった。

私が優しいと感じた彼の言動は、それはそれで本物だったのかもしれない。
でもそれは、私が「めんどくさいことを言わない・しない」前提で成り立っていた。

彼は時々、贈り物をくれた。
最初は変なものだったけど、だんだん、私の好みに寄せた物をくれるようになった。
また、地方への出張の際に現地で彼が気に入っ

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