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保育士のお話

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2021年8月の記事一覧

緩く生きると周りの人も心地が良い

緩く生きると周りの人も心地が良い

がんばりやさんのお母さん、保育士さん、あらゆる役割の大人たち。

がんばることは立派なこととされ、賞賛されがちで、良いこととされて来た。

少々辛くても乗り越える。歯を食いしばって努力する。そして、努力を休むことなく続ける。それが一般的には美徳とされて来た。

個人の生き方として自分で選んだ道ならば、それはいい。例えばオリンピックの選手など、努力の末に輝く姿を見ることは、多くの人に感動を与える。

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その子どもに合ったタイミングでの働きかけ

その子どもに合ったタイミングでの働きかけ

平成30年に国家試験で保育士資格を取り、保育士パートをして4年目の保育士です。今は中規模認可保育園で、早番フリーパートとして一日5時間働いています。

昨日の3歳児の保育中にふと感じたことがあったのでまとめます。

3歳児と言えばもう、身支度や食事、排泄など身の回りのことは何でも自分で出来る年齢と言えます。幼稚園で言えば年少さん。けれど、中には周りのお友達と同じペースではなく、マイペースに進める子

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早番保育士として思うこと

早番保育士として思うこと

毎日早番で保育士をしている。

7時半の開園と同時に何組もの親子が待ち構えたように入って来られる。そのようなご家庭は、保護者の通勤が遠いか仕事がハードか、とても慌ただしく急いでおられることが多い。

この春入園の0歳児。度重なる発熱でよく休んだ時期もあったけれど、お母さんは仕事を休めない💦と、熱さえなければ子どもの体調に少々無理を押して預けていかれる。0歳児のお母さんは新米ママ。きっとママも厳し

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フリーパート保育士として思うこと

フリーパート保育士として思うこと

私はフリーのパート保育士をしているのですが、正規保育士のやり方が全て正しいと言うわけではない、と思うことが今勤める保育園でもたまにあります。(フリー保育士は、固定のクラスに属さず、色々なクラスに入ります)

特に発達に凹凸のある子に対してあの対応はいかん、と思うことが昨日の幼児クラスにいた3時間の間に2回ありました。

1人は無理矢理楽しんでいた遊びを取り上げられ、次の支度をするべく担任の元へ強制

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コロナ禍に産まれて来た子ども達

コロナ禍に産まれて来た子ども達

コロナ禍で生まれた子ども達を保育していてしみじみ考える…。

この子達は生まれてからずっと、マスクをしている大人達を見てるのかな、と。

人の表情があまり見えにくいマスク。
以前はインフルエンザが流行っても、私が勤めていた保育園では保育士が付けるのはNGだった…。

今、私は、0歳児、1歳児の子ども達と接する時、精一杯に笑顔で応える。

一緒に笑い合えるから良かったと安心する。

マスク着用がなく

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子どもだって頑張っている〜早番パート保育士より

子どもだって頑張っている〜早番パート保育士より

前に出来てた事が出来なくなることだってあるよ。
そんな時は甘え直しだよ。
何歳でもそれは関係ないよ。
ギューってしてたらまた前を向くから、私はそうしてる。

甘えたい時は誰でもある。
ましてや保育園児。働くパパママと離れて、保育園に来ることだって子どもにとっては働くことと同じだ。

そして時々、後押しする。
そしたらやっぱり出来るから褒める😊
成長も見逃さないよ。

子どもの本質は可愛くて健気で

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