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短編小説・読切小説集

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自作の一回読切の小説や、数回で完結する短編小説を集めています。基本的にハッピーエンドな青春時代を描いています。
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#軽音楽サークル

【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第6回)

【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第6回)

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16「お兄ちゃん、いよいよこんなプリントが来たよ~」

12月を迎え、2人暮らしのリズムも曜日別に掴めてきた。

俺の大学の軽音楽サークルも、11月の大学祭での演奏を成功させ、俺が前から気になっている後輩のサキちゃんと、また距離を縮めることが出来た。

そんな矢先に由美が高校からプリントを持ってきた。

「何々…。『三者懇談のご案内』だって!?ついこの前、俺が母

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【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第9回)

【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第9回)

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25俺が風邪をこじらせたせいで、妹と2人暮らしを始めて初の年末年始を、両親とは別に過ごすこととなってしまった。

「悪かったね、由美。俺のせいで金沢に行けなくなって」

「ううん、金沢に行くより、お兄ちゃんの体調の方が大事だもん。金沢なんて、横浜より寒いでしょ、きっと。アタシもお兄ちゃんも元気で、そんなに忙しくない時に、一度金沢に行ってみようよ」

「そうだね。父さんたちは新幹

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【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第10回)

【短期集中連載小説】保護者の兄とブラコン妹(第10回)

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28平成2年、2月。
俺はバレンタインデーに軽音楽サークルの後輩、サキちゃんからチョコをもらう約束をし、つい浮かれていたことで、妹の由美からドン引きの不審な目で見られてしまい、若干兄と妹としての関係がグラついてしまった。

それ以来、俺は徹頭徹尾アパートでは無表情、無感情を貫くようにしていた。

これまで高校のバレー部時代、1つ年上の女子の先輩と付き合ったことはあるが、学年違い

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【短期集中連載】保護者の兄とブラコン妹(第12回)

【短期集中連載】保護者の兄とブラコン妹(第12回)

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34平成2年4月、俺も由美も無事に進級出来、俺は大学3年生、由美は高校3年生になった。

大学はこれまでとはガラッと変わり、専門課程の講義ばかりになり、卒論のゼミも始まった。

由美も俺も教科書を全て買い直さねばならず、流石に金沢の両親に仕送り追加を頼まねばならなくなった。

また、俺が家庭教師のバイトをしていた中3の女の子も、無事に第1志望校へ合格したとのことで、ご両親から感

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