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農山村からの贈り物【暮らしの魅力編】

春が近づくこの季節。

1年間の農山村ボランティア「緑のふるさと協力隊」も、3月半ばまでの活動任期が終了する時期が近づいてきています。

様々な社会情勢のなか、例年とは異なる動きや出来事が多かった27期協力隊ですが、農山村での活動や暮らしを通じて、隊員たちはどんなことを感じ、考えたのでしょうか。

今回から3回に分けて、隊員たちの声の一部をお届けします。

初回は、隊員たちが見つけ、感じた『農山村の暮らしの魅力』をお届けします。

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町の人たちは、みんな楽しそうに生活していると感じました。山菜を採りに行ったり、焚火を焚いて何もしないで山を眺めたり、自分で薪ストーブを作って憩いの場を作ったり。
僕自身が、今までそういった生活をしてこなかったので、何もかもが新鮮に感じたし、楽しいなと思いました。

老若男女集う場所
子どもからお年寄りまで集う場所があるのは魅力的でした。
着任当初招いていただいたのですが、今でも印象に残っています。
仕事仲間、同世代、共通の趣味をもった人では集まる機会があると思いますが、年代ばらばらで地域の方が集まる場所は、子どもとお年寄りと世代を超えたつながりの輪を作るいい場所だと思いました。

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★山々に囲まれていて、川もキレイで空気もおいしい。山菜などの食材が豊富。たくさんの魅力が、この町にあると思った。でも僕が1年間暮らして見つけた一番の魅力は「人」だと思う。
町民の皆さんは、僕に会うたびに「何か困ってる事はないか?」「食べ物は足りてるか?」と聞いきてくれます。
また僕が「こういうことをやってみたいです」と言うと、「もっと詳しい人いるから聞いてみるよ」とその場で電話して聞いてくれたり、「おもしろそうだからやってみたら?」「やってみたい」「やろうよ」と賛同してくれる人も多いです。
1年の任期なのにもっと前から生活している感じがしました。

家庭菜園や山菜採りなど、自然に触れながら食材もゲットできる場面が多いことが魅力です。準備や採った後の処理など、実際はかなり面倒ですが、誰かと一緒に、そして自分のペースでも作業ができることなので、楽しめることができました。
もう一つ、地区の皆さんで交流する、協力して作業することの多さです。大変なこともありますが、年齢や立場を越えて色々な話ができる場所があることはとても大切だと思いました。

★仲良くなった近所の人に、『月曜日は、太鼓の練習が夜遅くまであって、疲れる』という話をしたことがありました。
とある月曜日、太鼓の練習が終わってヘトヘトになって家に帰ると、玄関の前に炊き込みご飯が!
そんな優しさに嬉しくなって明日も頑張ろう!という気持ちになることがありました。

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