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ドンラビアートになったわけ2022
内輪のお話、ドンラビアートとさいたく先輩の動画へのメモ
さて、昨年もドンラビアートを描いてみたりしてましたが適当が過ぎて何を描いてるかまるで分からなかっただろうなあという反省から……反省から?反省するようなことは無いし引き続き適当にやりますが、少なからず一年分ほどメモを補足を入れるやつです。
でも正直、なんだかんだ自分で見返しても分からない。
何考えて何描いてたんだろうこの人……埋もれた歴史の闇
らげたけと泥棒のおはなし
それは、らげたけがおうちに居たころのおはなしでした。
やり手の泥棒が今回狙っていたのは、ちょうどらげたけのおうちでした。
らげたけのおうちは見るからにらげたけだけがセキュリティのようなご様子で、それはそれは狙いやすそうに見えました。
しかし、中にはパソコンや仕組みのよく分からぬヘルメットや受信機やイボイボ付きの膝あてなどの他には肉くらいしかモノはなく、非常に実入りの少なさそうな様子に見え
らげたけと摩訶不思議大銀河のおはなし
それはまだらげたけがおやすみの際はちゃんとおふとんに潜って眠っていた頃のことです。
うさぎ艦長の操縦する宇宙船らげたけ号は広大なる宙をあてもなく片道切符の旅を続けておりました。
うさぎ艦長は羅針盤の針をぐるぐると回し、鼻をピスピスさせて操舵士のいっしきさんに指示を出します。
それを聞いたいっしきさんは羅針盤の針のぐるぐる回ったように操舵桿を回し、らげたけ号もぐるんぐるん回りながら別の方角
らげたけと道案内のおはなし
それはらげたけの森が茂りまくっていた頃のおはなしでした。
探検隊の者がらげたけの森の探索をしておりました。
いつでもいいから森を探索したいと思っていた探検隊の者は、冬のうちかららげたけに掛け合い、ようやく時間が取れたのはうだるように暑い真夏の盛りにまでなっておりました。
流石に近年の猛暑ではまずかろうかとも思われましたが、なんてことはない、森は木々に覆われて影ばかりにチラチラ光の差し込む
らげたけとしあわせな世界のおはなし
それはいつのことだったのでしょう。それがどこのおはなしなのかはらげたけにも分かりません。
らげたけがいつものようにふよふよとしていると、いっしきさんがいるところに着きました。
いっしきさんはゴロゴロしながらねこのたくさんいる中に埋もれてありました。
世の中は何もかもがなくなりつつありましたが、不思議とねこはそこかしこに溢れ、またいっしきさんも何故かしぶとくこの世界に居座り続けてありました
らげたけと信号機のおはなし
それは暖かくなってきた頃のことです。
根雪の下で春を待っていたらげたけは、雪解け水と共に露わになり、沢を流れ落ちて目を覚ましました。
どうやら待ち遠し春がやってきたようです。
らげたけは春にはいっしきさんと落ち合う予定でしたので、流れてきた沢をのぼり、待ち合わせの広場で狼煙を上げました。
そうしてしばらくを待ちましたが、半刻が過ぎてもいっしきさんは姿を見せませんでしたので、仕方なし、ら
らげたけときらきら石のおはなし
それはらげたけのおうちがまだきらきらしていなかった頃のことです。
らげたけがいつものように河川敷で鉄砲水を眺めながらほのぼのしていると、中洲でひなたぼっこをするいっしきさんを見つけました。
いっしきさんはゴロンゴロンしてるうちに水に押し流されていきましたが、しばらくののちに川下から這い戻ってきてらげたけのところへとやってきました。
いっしきさんはどうやら今の衝撃ですごい魔法を身につけたみ
らげたけと訪れる春のおはなし
それは冬が眠り始め、春が目を覚まし始めた少し後の頃のことです。
冬の名残を残しつつある中、らげたけもまた目を覚まし、地中よりごそごそと這い出て、新しい年を迎えました。
あたりはまだまばらに薄く緑で、いくつかは始まりつつも、まだ全てが全ては始まっておりませんでした。
草々はまだ芽を出したばかりで、木々の花もまだ蕾に身を包んで、これから、というようでした。
らげたけが背伸びをして身体をほ
らげたけと終わらないおはなし
それはらげたけがどこかにいった後のお話でした。
あるところに一人の探検隊がありました。
正確に言えばそれは探検隊ではなく、探検隊の魂のようなもので、基となった探検隊は既にそこにはありませんでした。ただ、その名残たる魂だけがそこにあり続けて、終わりのない探検を続けておりました。
探検の道は一様に白く、ただただ何も無いがあり続けるだけの終わりなき無の荒野で、彼自身、いつからこれを続けているの
らげたけと桜の木の下のおはなし
それはらげたけがまだ白に灰の混じった産毛に覆われていた時代のおはなしです。
その頃の世界というものは一様に薄く暗く、人々や生きもの達は星空の光と木々や岩などが放つ赤や黄や青や緑の、それぞれに違って光る仄かな明かりの中で暮らしておりました。
どこかしこも寒さや温もりというものもなく、ただひっそりとした中で眠り続けるように静かで、寂しげに穏やかな様を見せていました。
らげたけもまた、ところどころにあ
らげたけと肩たたき券のおはなし
それはもう今年もそろそろ終わりであろうかどういう頃のおはなしでした。
らげたけがいつものように昼間から薄暗い寒空に凍え、茅葺屋根の上でしんしんと雪に埋もれながらいつものように空を眺めていると、一面の灰色から降り積もる雪の結晶に混じって何やら白いものがひらひらと、ひらひらと、いくつも舞い降りて来るのが見えました。
それはこれまで見たこともないものでしたので、らげたけは興味津々、雪をかき分け掘り進み
らげたけと海のおはなし
それはまだ海が今までよりも浅く、日本という国も本州と九州、五島列島や沖縄、佐渡島や壱岐対馬、北海道などが一繋ぎの島として存在していた頃のお話です。
らげたけが虚無に浸りながらぼんやりと海を眺めていると、空から差す日の光に跳ね返り、海面はところどころをキラキラと、キラキラと輝かせていました。
日の光はまんべんなく空から降り注ぐのに対して、海面の輝くところは僅かばかりで、それはらげたけにとって非常に
らげたけと欠ける満月のおはなし
らげたけが初めて地上に出てきた日は、満月の夜でした。
藍色の中で存在感を顕に、キラキラと黄金色で一面を占める巨大な真円は、深淵から出て来たらげたけを魅了するには十分な輝きでした。
らげたけはいっしきさんにアレは何なのかと訊き、いっしきさんはあれは満月で、空が闇に包まれゆくと共に、遠く地面の底から昇ってくるものですねと答えました。
らげたけは飽くることなく満月を眺め、あくる夜もまた、満月を眺め続け