みちこ

冬季うつで大学をお休みしてたけど卒業できました。理系。うつを振り返ったり将来のことを考…

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冬季うつで大学をお休みしてたけど卒業できました。理系。うつを振り返ったり将来のことを考えたりします。誰かの不安を軽くしたい。

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  • 冬季うつを振り返る

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カウンセリングを受けようか迷っている学生の方へ。学生相談室という選択

自分がうつかもしれない、病院に行くべきだろうかと悩んでいる時間って本当にしんどいし、不毛だ。 けど心療内科などに行くのも怖い。病気であることを認めるのに抵抗がある人もいるだろうけど、私の場合「病気じゃなかったらどうしよう」という不安の方が怖かった。 人に会いたくない。学校に行きたくない。連絡もしたくない。何もできないこの状態が、ただの怠惰だったら? 今になって思えば、悩んでいる時点で誰かに助けを求めるべきだった。そうしている間にも気持ちは悪化して、もっと酷いことになるから

    • 世界から引きこもっていた。

      久しぶりに更新してみます。 更新してなかった理由は、単に、燃料切れ。何もする気がなくなってしまっていた。 前回の記事からもう4か月も経っているわけだけど、時々くるスキ通知とか、意外と見てくれている人がいるんだなと感じてまた書いてみたくなった。 なにも世界と繋がっていない期間にも「スキ」が届くとじんわりと嬉しくなる。大げさだけど、存在が認められているような気持ち。 たまたま通りすがっただけの人には届かないだろうけど、ありがとうございます。 さて。 なにもnoteに触れ

      • 「もう大丈夫だよ」と返す度に大丈夫じゃなくなっていく。

        自分のこころに嘘を吐くと、より悪化していく気がするのは何故だろう。 大学4年生の春休み。それは、ふつう「最後の長期休暇」であるから、イベントがたくさんある。追いコン、卒業旅行、などなど。 どのイベントもコミュニティの数だけ訪れる。もともと別に引きこもりでもなんでもなく、ごく一般的な大学生活を送ってきた私にも、当然何度もそれらはある。 キャンセルできるものはした。それでも、前々からの約束とかで、みんなのいる場に顔を出す機会が何度かあった。 嫌々行ってるわけでもなく、実際、

        • 深夜に、希死念慮を持て余す。

          最近の記事の並びが情緒不安定になっているが、基本的に調子は悪い。 過食がやめられない。 さっきも、1食で1日分くらいの量を食べ(というよりかは、胃に押し込み)、吐き気を覚えていたところ。 だけど、少し泣いているうちに消化されてしまった。なんて優秀な胃腸だろう。 こうしてまた太っていくのだ。さらに泣けてくる。 そう、涙。泣きながら食事をするというのはとても難しいことで、いかんせん呼吸ができない。鼻がつまるから。口には食べ物が詰まっている。 噛む。飲み込む。深呼吸。噛む

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          10本

        記事

          アルバイト先にもう一度うつを打ち明けることになった。

          また冷え込んできたからか、過眠がひどい。 今日も、起きたら15時だった。アルバイトのある日は16時には家を出なくてはいけないから、身支度もそこそこに家を飛び出した。 もちろん、昼食はとっていない。 本当なら、昼間カウンセリングを受ける予定だったのに。無断で欠席してしまった。初めてのことだった。 先々週、アルバイトのことを記事にかいた。うつを打ち明けて、シフトを減らしたい旨を相談したことについて。https://note.com/michi_/n/ncf3b81c4856

          アルバイト先にもう一度うつを打ち明けることになった。

          エネルギー切れにつき。

          薬もちゃんと飲んでいるのに、何もできない自分にただ号泣している日々が続いてしまった。 さっき、大学院の入学書類が届いた。私は学部を卒業できないから、院の入学資格がないのだけれど。 そういえば、一応成績は優秀だったから、試験免除で合格はもらっていたんだっけ。今となっては何の意味も持たない話だ。 おそるおそるLINEを開いたら、私がやると言っていてできていないことに対する「あれはどうなった?」という連絡が来ていた。怒っているとかでなく単なる確認レベルの催促だったけど、見た瞬間

          エネルギー切れにつき。

          病名がわかると、自分を冷静に分析できるという話。

          自分が冬季うつだとわかってから、自分の扱い方がわかってきた。 今日は暖かいから調子がいいので、外に出てみた。久々に着られるスプリングコートが楽しい。 昨日、たくさんの人と会う用事があった。楽しかったからいつまででもいられそうだったけど、たぶんエネルギーが切れていたから早めに帰った。 案の定、帰ったらとんでもなく疲れていたけど、すぐに寝て、朝も無理矢理起きずに昼まで寝ていたから今は回復している。 それなりに上手くやっていけている。これらのことは、自分が冬季うつで、その中

          病名がわかると、自分を冷静に分析できるという話。

          「人生1年くらいどうとでもなるし休んどけばいいんじゃない」

          と、言われた話。 2月に入ると大学生は春休みなので、友人と会う用事ができやすい。前々から約束していたサークルのイベントとか。 4年生だから、みんなにとっては最後の春休みなわけで、当然たくさん遊ぶ。 なんなら、旅行も控えている。 で、そうなると、留年&うつの2大カミングアウトをするタイミングがたくさんあるわけだ。 みんな「えっ…」という驚きのあと、なんとなく慰めてくれる。「しょうがないよ」とか、「でも君なら大丈夫だよ」とか。そうした方がいい、と思わせるなにかが私にはある

          「人生1年くらいどうとでもなるし休んどけばいいんじゃない」

          誰の1番にもなれないけど、なりたかったから。

          クラスやサークルの団体で孤立することはないけど、二人で会うような友達はいない。誰とも一緒にいられるけど、グループに属してはいない。 それが私だ。 高校くらいからそうだった。男子率の高い高校で、女子はクラスに多くても15人。孤立はしないが、グループに分けたときにどこにも入れない。 例えば、クラスの中で私が1番に仲の良かった子をAさんとすると、AさんはBさんとの方が仲が良く、AさんとBさんは互いの認める親友どうし。 そんなことがたくさんあった。 Bさんとは同じクラスになら

          誰の1番にもなれないけど、なりたかったから。

          薬との付き合い方を模索している話。飲み方とか、副作用とか。

          実は、通院を始めてからまだひと月ほどしか経っていない。詳しくはわからないけど、薬もまだ「試している」ような状況なのかな、という感じ。 専門家ではないし、この薬はこう!とか言いきれるほど飲んでいないから名前は出さない。医学的な話ではなく、あくまで体験談としての薬との付き合い方を振り返ってみる。 飲むタイミングの話最初に処方された薬は、1日1回飲んでいた。先生からは朝昼晩に飲むやつの方が安いよ~とか大雑把な説明をされたけど、とにかく睡眠時間が不規則で、朝昼晩の概念が崩壊してい

          薬との付き合い方を模索している話。飲み方とか、副作用とか。

          卒業旅行には、行けなかった。

          というか、行かなかった、の方が正しい。 卒業したいから、卒論提出と被ってる旅行には行かなかった。サークルの同期、20人近くで行く最初で(きっと)最後の海外旅行だ。 けど、結局うつ病で卒論を出していないから、旅行には行けたはずだった。 卒業することも、みんなと旅行に行くことも、どっちもできなかったなあ。 皆が更新するストーリーを、見たくないけど見たくて全部タップした。 「お土産話待ってるね!」とか「私の分まで楽しんできてね!」とか決まった台詞を吐く。 涙が出てくる

          卒業旅行には、行けなかった。

          アルバイト先にうつを打ち明けたけど泣かなかったからえらい話。

          タイトルで内容が終わってしまった。今日の日記。 今日は珍しく授業後も塾に残って、解けない問題とにらめっこしていた。 来週いよいよ受験の生徒だから、きれいな模範解答を作ってあげたかったのだ。 うんうんうなっていたら、教室長(校舎でいちばんえらい社員さん)が助けてくれて、無事にきれいな補助線とすっきりまとまった答案が書けた。そのまま少しシフトの話をしていたら、「お先に失礼します」がたくさん聞こえて、気づいたら私と教室長の二人だけが向かい合っていた。 チャンスだ、と思った。

          アルバイト先にうつを打ち明けたけど泣かなかったからえらい話。

          一人きりの卒業式。私のためだけに読まれる送辞。

          それらが、酷く恥ずかしくて、逃げ出したかった。 中学時代不登校だった私の話。 不登校の理由は色々あったけど、どれも決定的なものではなかった。 まあ、よくあるやつだ。 気に入らないことがあると無視してくる友人とか、すぐに中断される授業とか、厳しすぎる規則、それに反発する風潮。 あの学校に溜まっている空気が何もかも嫌いだった。 今にして思えば、少しうつっぽい症状が出ていた。 そもそも私のいた中学校は少し変わっていて、徒歩で通えるような「地元の公立中学校」ではなく、中高一貫

          一人きりの卒業式。私のためだけに読まれる送辞。

          中学生だって抑うつ状態になる。不登校の原因は環境だけじゃないかも。

          実は、中学生のときも不登校になった。そんなに長くはなかったけど。1年生の時は一週間ほど欠席。学年が上がるにつれて、休んだり相談室登校をしたりする日は増えた。でもずっと休んでいたわけではなく、普通に通っている時期もあった。 学校に行きたくなくなるのは決まって9月の終わりごろ。 この話をしたらカウンセラーさんに「季節性のうつかもしれないね」と言われ、胸に引っかかっていたものがストンと落ちた。 あ、そうだったのか。それはしっくりと私の中に収まる気がした。 そもそも、何故登校

          中学生だって抑うつ状態になる。不登校の原因は環境だけじゃないかも。

          SNSが怖くなった話。 LINEが返せないときの対処法

          「たとえ一言で終わるような内容でも、LINEが返せない」という人は世の中にわりといるんじゃないかと思う。 うつの症状がひどくなるにつれ、LINEなどのSNSが見られなくなった。見るのが怖かったのだ。 今はそれなりに改善している(が、相変わらず返信は遅い)ので、 各SNSごとに怖くなった経緯と有効だった対処法をまとめてみる。 ※LINEだけやたら長くなってしまったのと、需要が他よりも高いかと思ったので記事を分けます。今回はLINE編。 LINEの通知が怖いすべてのSNS

          SNSが怖くなった話。 LINEが返せないときの対処法

          好きなことさえできなくなって、やっと「うつ」を自覚した日の話。

          ネットで「うつ」と検索すると、よく、セルフチェッカーというか、質問に答えることでうつかどうか診断してくれるサイトに行き当たるけど、あれで自覚できたって人はいるのだろうか。 私は元来他人より打たれ弱い自信があったし、何かあるとすぐGoogleの検索窓に打ち込む癖があったので、そういったサイトは何度も利用した。 いつも結果は「うつかも?」くらいであったけど、選択肢を選んでいる時点で「まあ、これを選んだらそういう結果になるだろう」と思えるのであまり信用していなかった。 これ、あ

          好きなことさえできなくなって、やっと「うつ」を自覚した日の話。