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37歳になって考えたこと

9月下旬にわたしの誕生日があり、家族で食事に出かけた。
行ったのはファミリー向けのお店。だけど、テラス席でスパークリングワインを飲んでいると、子連れの食事(お世話がちょっと大変)という感じではなく、友達や恋人とフツーに食事をしているときのようなウキウキした気分になった。
夜風が涼しくて気持ちよくて、テラスは静かで落ち着いていた。
子どもはニコニコしながらたくさん食べていた。お子さまランチを完食し、サービスの離乳食をお椀一杯食べ、夫が頼んだアイスのコーン部分をほぼ一人でたいらげたあと、ウンチをした。生命力にあふれている。
ただ食事をしただけだったのに、幸せだなーと思った。

子どもの成長はあっというまらしい。多くの人が言っている。
以前もnoteに同じようなことを書いたので、わたしは「あっというま」ということをだいぶ恐れているw
それで、誕生会から帰ってきて、寝る前に布団のなかで考えてみた。
「逆にさー、今まであっというまじゃないことってあったっけ?」と。

振り返ると、色んなことがあっというまだった。
仕事でも、ずっと同じということはない。予期せぬ異動や引き継ぎがあったり、メンバー変更でチームの雰囲気がまったく変わったり、転職や退職もある。
友達関係も、一対一ならずっと続くのに、仲良しグループは自然消滅しがち。
恋愛の盛り上がりはいつか落ち着いていき、結婚する人としかずっと一緒にはいられない。
もっと遡れば、中学も高校も3年間しかない。
これらと子育てとの違いは、「いつか終わりがくる」ことをその時は想像もしていないことだ。

ところで、人生ってめんどくさいことや大変なことをやる時間を占める割合が大きいと思う。
それは楽しみや幸せのためだったりするから、そんなに苦ではなくできるけれど。
「明けない夜はない」という言葉があるが、わたしは人生って夜がデフォのような気がしてる。
それなら、夜明けを期待するよりも、夜のなかに「あっというま」の煌めきがたくさんあるといい。
そう思えたとき、星座や小さな星が紺色の夜空いっぱいに敷き詰められているイメージが浮かんだ。
この先また「あっというま」を恐れることがあったら、この眩しい夜のイメージを頭に浮かべよっと思った。
これまでも、たとえあっというまだとしても、幸せだなーと思うような瞬間の出来事を、ずっと大事に心に持ってやってきたのだから。

37歳になってそんなことを考えた。

※写真は、子どもの運動会の親子競技の説明を聞いて、簡単な段取りが覚えられず不安になっているわたしです😇❤️‍🔥

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