マガジンのカバー画像

日々のつれづれ (ただの日記)

10
日々の中で思ったり感じたりした、ただの日記です📝
運営しているクリエイター

#エッセイ

「いいよ」という言葉をわたしは使わない。

「いいよ」という言葉をわたしは使わない。

◆「人に聞きなさい」幼い頃、わたしは自宅でもどこでも、
「トイレに行ってもいい?」
と両親に尋ねていた。
当然「行くな」だなんて言われるはずがないのだけど、
「もちろん、どうぞ」
と言われてから、わたしはタタタッと廊下を駆ける。

勝手な憶測ではあるけれど、これは、うんと小さい頃から
「わからないことがあったら、人に聞きなさい。みんなやさしいから」
というのが、厳しさのカケラもないわが家の、
唯一

もっとみる
別れるとき、さくらは流れた

別れるとき、さくらは流れた

冬は、リビングに駆け込むと、いつも石油ストーブのムッとするような独特の香りが漂っていていて、わたしはこれが特別に好きだった。
実家で過ごしていた頃の話だ。

母は働きに出てはおらず、1日のほとんどをこのリビングで過ごしていた。
娘のわたしが帰ると、必ず玄関まで迎えに来てくれる。
「寒い!寒い!!」
と慌てて靴を脱ぐわたしに、
「おかえり。お部屋あったかいよ」
といつもリビングの扉を開けて招き入れて

もっとみる
ちょっと、お暇いただきます。

ちょっと、お暇いただきます。

まだまだ、どうにもすがすがしくはないけれど、
それでもどうにか2021年の幕は開いて、また新しい1年始まって。
今年は、うんといい1年になるといいな。

そんな中、近しいひとにはお伝えしていたのですが、
実はいま、わたしは仕事をしていません。
それは、例年の「お正月休み」ということではもちろんなくて、
職場では「休職」という扱いにしてもらっています。

「復帰」ということを前提にもらっているお休み

もっとみる
ちゃんと自分と相談すること

ちゃんと自分と相談すること

夜行バスのひとり旅去年の12月28日。
仕事納めのあと、突然なにかに駆られるようにキャンセル狙いをあたって、
自分でも「なんだろう!」と思いながら、関西方面行きの夜行バスに飛び乗った。
ゆっくり自宅で過ごしてもよかったけれど、そうすればきっとわたしは、録り溜めた録画やYouTubeで、SMAPやダイアンや金属バットばかり見てしまう。
それはそれでもちろんしあわせなのだけど、それだけじゃだめだなあ、

もっとみる
髪の毛について

髪の毛について

ひとり暮らしの毎日の中で、いま、もっとも多く感じること。
それは、

「まーた、髪の毛落ちてる」

ということだ。
自宅で仕事をするようになって4ヶ月目。
会社勤めをしてる頃は、そんなことは思わなかった。
24時間自宅にいることで、わたしの髪は毎日、恐ろしいほど木板のフローリングにサラサラと抜け落ちているのだ。

ここまで気になってしまうのは、わたしの髪が、だらりと腰まで伸びるロングだからかもしれ

もっとみる