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大阪メトロの職員自殺問題は長時間労働だけではなくパワハラも調査するべきである

以前、大阪メトロの社内で自殺したとみられる40代の男性社員についての記事を書きました。
記事についてはこちらをどうぞ⬇️

この件について、以下ネット記事を見つけました。
労働基準監督署は『長時間の時間外労働』があるとして労災を認定しました。遺族の代理人弁護士などによりますと、男性は大阪メトロのグループ会社に出向して経理業務を担当。2019年の夏~2020年1月ごろにかけて、1か月の時間外労働が130時間以上にのぼっていたということです。職場には遺書が残されていて、こうした状況から男性は自殺したとみられています。

労災が認定されたというこのニュース。
しかし、長時間労働は認定されたものの‥。

パワハラについての話が出てきません。

大阪メトロの社内調査では、上司から『仕事を辞めてまえ』『死んでまえ』などと暴言を吐かれたり、遅刻や仕事の締め切りを守らなかったことへの指導の中で、頭を丸刈りにされるなどのパワハラがあったようです。

以前の記事でも書きましたが。
鉄道は古い世界で未だにパワハラは根強いです。
そもそもの体質が古い部分が残っています。各社の現状まではさすがに知りませんが、他業界に比べると、特に現場に近い職場ではまだ存在すると思われます。そういった意味では、鉄道だけでなく外の世界を見る事もまた良いのではと感じます。

鉄道では、目立つ、声がデカい、態度がデカい、高圧的な部分がある、酒が強い。そんなヤツが案外上にあがります。
なんでこの人?という人が区長だったりするものです。
すると、そういう人間はやはり同種の人間が好きですから、パワー派の人間が続いて出世したりするのです。

とは言え、古い体質のままかというとそうでもなくて、それなりにハラスメントについて理解を深める研修も実施されています。
パワハラに限らずセクハラ、モラハラ等、特に管理職にもなればこれら研修を受ける事になります。

ただ、研修を受けているはずなのですが。
ハラスメントは発生しているのが日常です。

昔に比較すれば、相当風通しの良い職場にはなっているでしょう。しかし、そもそもが先輩は絶対だし、礼儀にもうるさいという文化の世界です。それを経験してきた人が現役としている限り、パワハラは完全に無くす事が難しいのかもしれません。
実際私が現役時代も、かなり無茶苦茶なことは目の当たりにしてきました。しかしそれをらある程度は容認しないと、現場で生きていくことは厳しいのです。

悪質なパワハラは絶対にいけません。
以前に比べればかなり環境は変わっていますし、今後人材を確保していく上でも、重要な課題です。
大阪メトロの件も注視していく必要があります。

仕事に疲れてしまったらコチラをどうぞ。


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