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JR西日本で運転士を含む社員の出向が決まりました

鉄道業界も様々風向きが変わってきました。
これまででは想定できなかった様なニュースです。
以下、ネット記事より引用。

JR西日本は21日、今年6月から飲食店やホテルなどグループ外の企業に社員を出向させると明らかにした。運転士を含む全社員が対象。コロナ流行で旅客が大幅に減少しており、余剰人員の雇用確保を図る。コロナ禍に伴うグループ外の企業への出向はJR東日本、東海、西日本の主要3社では初めて。

鉄道を経験した私からすると、JRでこれが実施されるのはなかなか驚くニュースでした。鉄道業界も昨今の状況で、かなり厳しくなっています。⬇️

最近では、大手航空会社からの出向が話題となっていましたが、その流れが鉄道業界にも波及してきました。
鉄道には労働組合が存在し、何かと会社とは交渉をしたりするのですが、この状況下では、出向も条件を飲むという決断になったのかもしれません。
これまで私の記事の中でも、鉄道からの離職者が増えているという記事は書きましたが。

出向が始まるというのはいよいよだなという感じです。

一つ難しいなと思うことは。

「運転士を含む」
という点です。
鉄道の運転士はこの仕事をやりたくてやっている!
という人が少なくありません。まさに自分の仕事は天職であるという雰囲気もあります。そんな人達が、突然に畑違いの仕事を命ぜられる訳です。
出向とはそんなものなのですが、特に運転士という仕事は中々つぶしが効かない職業です。

こう言っては何ですが。

接遇サービスに長けているという訳でも無いし、一般的な社会人スキルが高い訳でもない。

運転をやらせれば活かされるが、その他の職種になると一体どうなのか。ただ、例えば将来管理職になる人材や、若手でも能力のある人間は外の世界を見ることもまた良いのではと思います。
どうしても鉄道という閉鎖された空間にずっといると、世間の動きに鈍くなるのです。

この先運転士という仕事もどうなるかわからない面があります。この出向をまた一つの経験として前向きに捉えるべきかもしれません。
他社も似たような動きをとってくるのか、動向に注目したいと思います。


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