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嫌なことを簡単に受け入れてしまうあなたへ

嫌なことを受け入れてしまうと

かつて目上の人の言うことや上司や先生とか親の言うことは、絶対だという価値観がありました。全て「はい」という二つ返事で受け入れなさいと教わってきました。それが素直な人間であると言って求められてきました。

今では、素直な人間と言うと、自分の気持ちに素直な人を想像することが出来ます。ですが、かつては違ったものです。先ほどと同じように、何でも「はい」と、答える人間であったのです。

それは、日本の社会の歴史が、そうさせたものであるのですが、この話はまた別の話であるので、いつかの機会があれば書かして頂きたいです。

ただ、かつての僕は、気が弱くて大人しい性格だったので、その求められたものに、見事に適応することが出来たのです。

古い言葉かもしれないけれど、イエスマンだったのです。そのことで、自分はまじめで良い人間だとも思えていたくらいでした。もちろんそれは、どんな嫌なことであっても受け入れてきました。

そのことが、自分を大きく裏切ってしまっていたのだということを知らなかったのでした。気が付いた時には、自分という人間がなくしていました。自分という人間が分からなくなっていたのです。正直なところ、自分なんてどうでもよかったから、知ろうともしなかったのです。自分に興味すらありませんでした。

当時は気付きもしませんでしたが、全てにおいて周りの意見や価値観に合わせていたのでした。他人が言う言葉なんて、時には愚直なものばかり。いい加減なことも言われてきたのにも関わらず、全てを受け入れて自分の価値観や意見にしてきたのでした。

「責任を持ちなさい」「自分の意見は変えてはいけない」「人の為に行きなさい」「人に迷惑をかけてはいけない」「弱音を吐くなんてもってのほかだ」「先輩は何が何でも立てなさい」「結果が全て」「弱者は馬鹿にされても仕方がない」挙げればきりがないくらいの自分を苦しめてきた言葉達。中には、正しいものもあったのかもしれない。ですが、どれだけ正しいものであっても、自分次第で、いくらでも呪いと言えるくらい自分を追い込んでしまう言葉に変わってしまうものなのです。

自分の中で、疑いもせずに言い聞かせていた言葉。それが、苦しみになっていることに気づく必要があるのです。

先ほどの中に、「結果が全て」だという言葉があります。これは、かつての僕の上司だった人に言われた言葉でした。営業の成績が、会社の目標に届かなかった時に言われた言葉でした。結果が出せなかった僕は、いきなり給料を大幅にカットされて休みを取り上げられました。そこから、僕は3年間も休みがありませんでした。明らかに無茶苦茶な要求も呑んでしまったのでした。そして、何よりもその上司が言うまま、自分を否定してしまうようになったのです。結果も出せない自分は、何の価値もない。何を言われえても仕方がないこと。

確かに、結果が全てだと言えることは事実な部分があるかもしれません。ですが、その言葉の全てを受け入れてしまえば、あんな理不尽なことも受け入れてしまうし、自分の全てを否定してしまうことになってしまうことになるのです。

嫌なことを受け入れるとは、そう言うことだと思うのです。全てを人に委ねてしまうことになるのです。自分の尊厳も大切にしたいことも守れないのです。それは、あまりに人生が憂うものになってしまうのではないでしょうか。

嫌なことを断る勇気を持とう

自分のことを守りたいと思いながらも、守れなかったことや悔しい思いをすることは沢山あると思うのです。でも、そこで自分を守ろうと必死になって抵抗したからこそ、自分という人間を再確認するきっかけになったはずです。

嫌なことだと知りながら、簡単に受け入れてしまっては、どんどんと人に言われるままに流されてしまうだけなんです。

でも、もしも、嫌なことでも簡単に受け入れてきたと自覚があるなら、それは、捉え方を変えてみれば、あなたと言いう人間が自分の望む生き方が生きられるという意味であるのです。嫌なことが分かっているのですから。あとは、変わるきっかけを手にするだけなのです。あとは、勇気を持って踏み出すだけなんです。

過去の僕は、嫌なことも平気で受け入れてきました。それが、正しいとさえ思っていました。何の違和感もなくやり過ごしてきたんです。それは、無神経に自分の心を踏みにじられていたのを、自分のことなのに見てみぬ振りをしていたんです。それは、自分のことを見損なうに決まっています。自分bという人間を信頼出来なくなって当然だったのです。あの時の事を思い出すと、もう少し勇気を出せたらなと悔いてしまいます。でも、その思いがあるからこそ、今は少し勇気をだして、嫌なことは嫌と言えているのです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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