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苦しい時こそ、幸せの方向を向いてみる

人生は、上手くいかないことだらけです。だって、悩みはつきないものですから。だからといって、生きることは辛いものだと思っていると、本当に現実は辛いものばかりになってしまいます。だから、どんな時も幸せであることを僕らは、自ら感じ取っていく必要があるのだと思っています。

悩みを解決しようとばかりしてても

僕の人生でも、振り返ってみれば、辛い経験を何度も味わってきました。自ら、命を投げ出そうとしたこともありました。決して、順風満帆とはいえないものでした。

今でも、将来のことを考えると不安になってしまいます。お金はいくら必要なんだろうとか。クライアントの気持ちしだいで、大きく左右される仕事の為に、いつかNOを突きつけられて、仕事を失ってしまったらどうしようだとか。もし、災害が起きてしまったら。病気になってしまったら。事件や事故に巻き込まれてしまったら。そう思うと、不安でいっぱいになってしまいます。

そう思うと、かつての辛い経験ばかりを思い出してしまうのです。うつ病にかかってしまったとき。酷いいじめにあったとき。ブラック企業で毎日毎日追い詰められてしまったとき。そして、憂鬱な気持になってしまうのです。

その気持ちが、今の僕を追い込んでしまいます。そんなに頑張ったって、どうせ無理だって、心のどこかで感じてしまうのです。あるいは、また失敗したら、どうするのって、無意識に感じているのでした。

ひとつ思い出したことがあります。知人が知り合いの占い師さんに、僕のことを占ってもらったと言ってきたことがありました。そして、こう言われたそうなのです。「近い将来、病気になってしまうから、気をつけてください。」って、そんな風に、勝手なこと言われて、たまったもんじゃないと思いましたが、僕は激しく動揺してしまったのです。

その時から、凄く悩みました。どうしようって。不安になりました。美味しいものや好きなものを食べようとしたら、頭の中で、病気になるぞって声が聞こえてくるのです。そこから、身体に悪そうなものを一切やめました。あれもダメ。これもダメ。本やネットでこれが、健康に良いと知ると、それに、飛びつきました。そうしても、このままでは、病気になってしまうという不安はぬぐい切れませんでした。

気が付くと、僕は、ご飯を食べることができなくなり、どうしたものか、一日にサプリを何十個も飲むようになってしまったのです。

その異変に気づいてくれた人がいて、そのままでは、確実に病気になるし、精神的に凄く良くないことをしているよって忠告してくれて、ようやく自分の異変に気が付くこと出来ました。

僕は、そこで、ようやく、異常な行動とも言えることを、止めることができたのでした。悩みを解決しようと、その悩みの世界に陥ってしまうのです。当時の僕は精神的に不安定であったものの、分かりやすく、そのことを痛感したのでした。

今では、ほとんど毎日、楽しくウォーキングする程度に落ち着いています。

苦しい時こそ、幸せの方向を向いてみる

この話には、その後に続きがあります。食事が出来ないまでに自分が陥ってしまったからなのか、ふとした時に、家族みんなで食事をしていることに幸せを凄く感じられたのです。食事をするだけなのに、凄く、それが楽しかったんです。そう思うと、何か家族の為にって考えるようになり、健康でバランスの良い食事を、何気なく考えるようにになれたのです。

幸せに目を向けることと、悩みに目を向けるのとかでは、同じ目的なのに、こんなにも気持ちや行動にも差が出るものだということです。

悩ましいことが起きた時に、悩みを解決しようと、悩みの方向を向いてしまえば、悩みに向かって進んでしまうものです。その時に、幸せなことを意識して、幸せな方向を向いてさえいれば、幸せな方向へと進むものなのです。誰もが、向いている方向に進むものであるからです。そして、幸せの方向に進むことは、おのずと悩みを解決するものであると言えるものでもあります。

だから、僕は今、どちらの方向を向いているのかを、考えるようにしています。つらい状況こそ、この問いかけは大事になるのです。

どんなことにも感謝の成分が含まれている

ここで、覚えて欲しいことがあります。それは、どんなことであっても感謝に繋がる部分が含まれているということです。それは、悩ましいことや辛いことであってもです。後悔したことだって同じです。過去の出来事を振り返ってみて下さい。その時の経験が、全部今の自分に繋がっていると思えるはずです。人生は山あり谷ありかもしれません。いつも課題の連続です。同時に課題が押し寄せてくることだってあります。

それも、いずれ感謝出来る日が来るという訳です。ですので、どんな状況であっても幸せな方角は、必ずあるものであると言えるのです。そんな風に考えてみることも大事ではないかと感じています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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