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人生で一番大切なことは思い出を作ること

死ぬ時のことを想像してみたら

「DIE WITH ZERO  著者ビル・パーキンス」と、いう本を読んでみました。この本の終わりには、人生で一番大切なことは思い出を作ることだと書かれていました。この言葉が、とても僕の心に深く刺さりました。この本は、限りある人生の中で、何が大切なのかを教えてくれるものでした。

この本にも書かれていたことですが、人は死を迎える直前に、走馬灯のように自分の人生を振り返るそうです。その時に、後悔したことや楽しかった記憶が蘇ってくるものだと言われています。どんなにお金を手にしていたって、死を直前にむかえたら心配ごとにしかならいそうです。どれだけ高価なものを手にしていたって、死を直前にしたら、よほどの思い出がない限り頭に余儀ることはなく何の役にも立たないそうです。確かに言われてみれば、死ぬ間際に、昔買ったブランドバックを思い浮かべて死ぬことはないと思いました。

だから、思い出を作ることが大切なんだということです。

人は当然として、死を迎えるものです。その人生の終わりを考えることで、人生で何が大切なことが見えてくるはずだということでした。


もしも、今突然として僕が死を迎えてしまったとしたら、何を思い出すことが出来るのだろうかと想像してみたんです。追い込まれた状況だとはいえ、今の僕は仕事一筋となっています。このままでは、悔いが残ってしまいそうです。

後悔しか残らなかった人生を振り返ってみたら

これまでの人生を振り返ってみても悔いが残ってしまうのではないかと思いました。若くして描いた夢が立派な料理人になることでした。料理の世界で成功したい。その思いで突き進んでいたんです。その為には誰にも負けないくらい頑張ることだということを信じて、何よりも仕事を優先させてきました。確かに、技術はそれなりに身についていたし、キャリアも申し分ありませんでした。ですが、色んなことにいい加減でした。愚かでした。他にも大切なものがあると分っていたのに、向き合おうとはしませんでした。明らかに慢心し自分本位でした。夢を追いかえていることを言い訳に、色んなことから逃げていただけだったのです。

華々しく夢を咲かせてみようとして、転職した先で思いもしないことばかり起きてしまいました。それは、明かに僕が自分自身を過信し過ぎていたから引き起こしてしまったことのように思えます。つまるところ、僕の考えが甘かったんです。思うような結果が望めませんでした。この世は結果が全てだと言わんばかりに、会社側の態度は豹変したのでした。給与はたちまち生活できないくらいに引き下げられました。また、結果が出せないのなら、会社の指示に文句も言わずに従うべきだと責め立てられたんです。そうして、散々否定されては自尊心を滅茶苦茶に破壊されたんです。挙句に、奴隷のように会社の言いなりにとなってしまったのです。

追い込まれてしまった僕は、自分の周りに助けを求めました。ですが、誰一人として手を差し伸べてはくれませんでした。それは当然のことです。これまで僕がさんざん雑に扱ってしまっていたからです。当時の僕は、自分をどれだけ責めたのかわかりません。だからもう、従うしかなかったんです。やがて心は限界になりました。いつも頭は、朦朧としていて、電卓で簡単な計算も出来なくなっていました。過食症や睡眠障害、幻聴といったものにも苦しんでいました。

そして、ついに僕は自ら命を絶とうと思い立ちました。辛さや苦しみから、自分を解放するためには、それしかすべがなかったんです。そう決意してからは、次々と過去の記憶が蘇ってきたのでした。ただ、それは後悔することばかりで、僕は何度も何度も頭の中で色んな人に謝っていました。

今となっては、そんな過去のおかげで、大きく変われたものかもしれません。それまでは、何処か死というものに対して確かに無頓着だったのです。ですが、実際に死を目の前にしたからこそ、すこし身近に感じることが出来るし、死を意識することが大切だと言われたら考えることが出来るようになれたと思うのです。

それに、何よりも、人生とか幸せとかといったものに、真剣に向き合おうと思いました。

ただ、先ほども言ったように、今の僕がもしも死を迎えたとしたら、後悔しかないと思いました。ですが、まだ、僕にはまだチャンスは残されています。まだ、生きているのですから。あと、どれくらいかは分からないけれど、まだ思い出を作る時間があるのです。それも限りあるものであることには間違いありません。やりたいと思ったことは、自分の気持ちに忠実に生きていきたい。そう思いました。いつか迎えた死の直前で、もう後悔ばかりはしたくはないからです。

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