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心の叫び「助けて!」を無視しない

心は叫んでいた

そもそも、僕が精神を病んでしまったのも、仕事も家族も失ってしまったのも、僕自身が僕の心の叫びを無視したのが始まりでした。

記憶にあるのは、仕事が山積みになって、帰宅時間が明け方にまで及んでしまっていた時に、僕の心は叫んでいました。あれほど、夢を叶えたいと希望を抱いていたのにも関わらず、辛いと感じていたからでした。

とっくに心は折れていたのかもしれません。思考が回らないというか、無気力感の中に漂っていたような気分をずっと味わっていましたから。

その時は明確な助けてのサインはありまし。しあし、普段の生活の中にでも、気づかないだけで、助けてのサインが出ていたことに気が付くことが出来たのです。

前のめりになっている。

ここ最近のお話しになるのですが、妙に焦っていました。普段なら、何でもないことなのに、イライラもしたりしていました。気持ちが焦っているのでしょうか、ミスが目立つようになりました。これが、僕の助けてのサインだったのです。

自分の気持ちに気づかなかった僕は、知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまい、一気に気持ちががくんと落ちてしまったのです。

もしかすると、これは、僕だけの話ではなく、多くの人に往々にして起きるものではないかと思うのです。

気持に余裕がなくなってくると、誰だって焦ってくるものだからです。何かの期限が迫っている時はもちろん、不安になってしまった時、あるいは、気持ちが高ぶってしまい、自分の中で勢いみたいなものが感じられたとき、僕らは、前のめりになってしまうものです。

その前のめりになることが、自分を追い込んでしまうものだということです。前のめりになって走ってみると、つまこけてしまうしまうものであるように。心にも危険が迫り、追い込まれていくのです。だからそれが、僕らにとっての助けてのサインだということになるのです。

自分の中の波を感じる

心の状態を線で表した時に、波になっているものだと言われています。心は自然と下がっては上がり、上がっては下がります。これを繰り返しているのです。

落ち込んでいる時は、自然と心のモチベーションをあげようと、自ずと反応します。心が勝手にアクセルを踏み込んでしまうのです。ほんの一例ですが、やけ食いをしたり、眠れなくなったりです。しかし、それでは、自分に負担ばかりがかかってしまいます。いずれは自分を壊してしまう危険性があるのです。

気持が上がっているときは、心は急ブレーキをかけようとしまう。現状が急に退屈に感じたり、満足出来なくなったりします。何もないのに、嫌な予感がしたり、欲深くなったりと。これらは、不安を大きくします。不安は、思いのほかエネルギーを消耗してしまうものです。その結果、心の体力の限界をあっという間に使い切ってしまうのです。

つまり、前めりになることで、心の動きを激しく早めるものになるということ。この流れを緩やかにすることで、自分の心の状態を保つことが出来るのです。

心が下がっている時は、しっかりと休むことで、気持ちを楽にすることが出来ますし、気持ちが上がっているときは、リラックスすれば心は落ち着きを取り戻すことだって可能なのです。

心の叫びは、本来は無視できるものでもありません。誰もが、助けてと言われたら手を差し伸べるものだと思うのです。自分の中には優しさは持ち合わせているのですから。

しかし、困っている人ほど助けてのサインを出すことに奥手になるもの。自分自身も同じなのです。困っているときほど、心の叫びは聞こえにくいもの。だから、普段から自分の心に耳を傾けることが大事であること。いつも、自分に問いかけていくことが必要なんです。こうした、日常の中から、自分と自分でコミュニケーションをとっていくことが大事だということなのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー



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