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自己肯定感を見直してみる

自己肯定感という言葉に惑わされて

自己肯定感を高めていけば、人生が楽になることを知って、本や動画で色々調べるようになりました。そうすると、思いの外、この自己肯定感という言葉は使われていて、幅広い解釈がされているのだと感じました。

自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。しかし、後述のように定まった定義はなく、他の類似概念との弁別も充分とは言えない。

Wikipediaから

ありのままの自分を肯定しようと言う言葉がとても苦しく感じました。だって、子どものころから、それは、否定されていたからです。悲しくて泣いていても、男の子なんだから泣くなって言われてきましたし、辛くて苦しくても我慢することが、素晴らしいとされてきたものですから。僕自身も、そうでないといけないとずっと、自分の負の気持ちを抑え込んできました。だから、急にそんなことを言われても、心が反応することが出来ませんでした。

そうやって、違和感があまりにもあったので、苦しくも感じてしまったのでした。そんな苦しさからのがれようと、僕は自己肯定感というものを勝手に解釈を変えてしまっていたのです。

どんな時も、自分を肯定することが出来るように、いつもポジディブでなければいけない。今、みると、子どもの頃から言われていることと何も変わらないものでした。

自分を肯定しようと、これまで頑張ってこなかったことも、必死になって取り組むようになりました。欲しくても我慢していたものを買うようにしたり、仕事を頑張って成果を出すまで突き詰めてみたり。そうやって、何かを手にすることで、自分を肯定しようとしたのでした。それは、良い時は良いのだけれど、上手くいかないことやトラブルやミスが起きてしまうと、たちまち自分を肯定することが出来なくなり、自分を否定しては、ネガティブな感情に支配されるようになってしまったのです。

ちょっとしたミスでイライラしたり、上手くいかないと腹を立てるようになりました。そんな自分をなかなか肯定することは、難しいと感じました。

次第に自己肯定感を高められない自分は、親の育て方が悪かったからだ。あの人があんなことを言わなければだとか、今の環境が悪いんだ。自分を肯定したいあまりに、言い訳をして、周りを否定的にみてしまうようになってしまったのです。

そうなってしまえば、想像出来てしまうのですが、自分を肯定することなんか、全然出来なくなってしまったのです。そして、人のせいにするものだから、成長も出来ずに止まったままだったように思います。

自己肯定感を学び直した

しかし、改めて僕は、あるオンラインセミナーに参加した時に学び直すことが出来たのでした。自己肯定感とは自分の存在そのものを認めて肯定出来るという感覚のことです。

ですので、自分を肯定するために、何か行動したり、考えたりするものではないというもの。そうやって、無理やり肯定しようとしていたから、僕は違和感を感じてしまっていたのかもしれません。

つまり、人はどうやったって、頑張れないときもあります。結果が出ないときは、往々にして起きるものです。ついていない時期が続いたりすることだってあります。あとは、悲しんでいるときの自分も不安になっている時の自分も、これが自分なんだっていう感覚が、自分の中に根付いているかどうかだということなんです。

どんなときの状況であれ、ポジディブな状態であったって、ネガティブな状態であっても関係ないんです。どんな時も、揺らがない自分なんだなという感覚になれることが大切だったのです。

ときに、思えば、落ち込んだ自分あってはいけない。すぐにミスをしてしまうような自分あってはいけない。ポジティブな人間であるべきだ。ネガティブな自分であってはいけない。自己肯定感を高めていくべきだ。自己肯定感が低い人間であってはいけない。

僕は、どんなときも自分に条件を突きつけては、自分という人間を認めようとしていたわけなんです。それ以外の自分を認めようとはしなかったのでした。

自己肯定感という言葉に、踊らされて、自分自身に自己肯定感が高くあれと、自分にハラスメントしていたのだと思いました。

そのことに気が付けたとき、これまで自分がしてきたことを、自分に謝ることができました。思い違いをしていたとは、無理をさせていたことを認めることが出来たのでした。そして、そんな自分もまた許すことが出来たのです。

その時に、心がひとつ安定したような感覚が、僕の中で生まれたのです。何か、太い軸のようなものが自分の中に持てた気がしたのでした。ありのままの自分を受け入れられたのですから。これが、まさに自己肯定感だというものだったのです。

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