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どう考えても北京オリンピックどころではない中国を日本は報道できない

いよいよあと2日に迫った冬の北京オリンピック。
今回「バブル方式」というコロナ対策を実施したり「デジタル人民元」と言う中国中心のデジタル通貨をアピールしたり華やかです。

その一方中国国内はひどいあり様と言えます。
五輪開催の北京の隣り「天津」という場所で1月初頭に感染者が出たということで買い物へ行くことすら許さないほど強いロックダウンの上位互換であるシャットダウンが実施されました。
PCR検査、ワクチンの強制、違反者への刑罰もあるこの処置を日本ではほとんど報道していません。

ではメルカはなぜ知っているのかというと実は中国に強いパイプが……な訳ありません。
今まで中国というかユーラシア大陸に立ったことはないです。

内部告発です。
アメリカにもEUにも内部告発をしてお金を貰う人がいっぱいいるんですよね。脱中国、もしくは通信での告発が相次いでいます。

中国国内の報道は去年の末頃に中央が実験を握りました。
なので中国メディアは報道してもちょっと調子悪いけど大丈夫と言っていて、その1ヶ月後にはさすがに隠し切れなくなり実はダメでしたみたいな報道ばかりです。
ダメとは言っても北京オリンピックの話題やデジタル人民元の有用性の記事に隠れていて見つけづらくはなっています。

そしてアメリカを中心に対中戦略をやっている国への告発は大いに取り上げられるのです。
それが漏れ出てきていて自分でも情報をキャッチすることができています。

英文を翻訳して解説してくれるYouTubeがいくつもあるのでリアルな情報を得られていますね。
しばしば批判されたりコメントオフにしているチャンネルも多いので言ってしまうと迷惑がかかる可能性があるのであえて紹介はしませんが、調べれば辿り着けます。

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ではなぜ日本で報道がされないのか。

それは中国と日本の経済が切っても切れないほど深く関わっているからです。
韓国ほどどっぷりではないものの、日本経済を支えるレベルの大きなパイを中国に割いています。

中国は報復措置もやってくる国家ですし、もう長いこと日本の政治にも関わってきています。

例えば日本の政治家が中国に行く度にハニートラップを仕掛けられて意見を180度変えて帰ってくるのは有名な話です。情報源はツイッターなどで好きな芸能人を言ったりTVでの発言、はたまたバーでの会話から好きなプロポーションの女性を知っているようです。
中国に来た政治家や権力者・官僚・はたまた新聞記者までターゲットにしてたまたまホテルでバッティングしたりバーに飲みに来てぶつかってハンカチを落としたり自然に出会うようにしているそうです。
対象者は不自然に自分の好みの女性が視界に何度も現れるので普通に警戒しますが、引っ掛かってしまう人もいるのでしょう。
まるでスパイ映画のようですが、日本でも米国でもこの手の暴露が増えています。中国とロシアに多い手法のようですね。

女がダメなら金品、対象が好きそうなレアな物、脅しの材料での脅迫など何でもやってきます。

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話を戻すとそういった工作が大得意な中国。
さらには国民の為と言いつつ、去年の秋頃からこんなことを言い出しています。

「共同富裕」

つまりはお金に余裕のある人から金品を巻き上げて貧しい人に配ります。
そういう社会主義丸出しで貧富の差をなくそうという政策ですね。

つまり中国ではいくらテンセントやアリババなど大企業がお金を稼いでも政府に徴収されてしまうんですよね。
そして徴収したお金は中国中枢が必要とする場所に配られます。

もちろん貧民にではなく恒大集団なんかへですね。

恒大集団とは中国の不動産開発業者で住宅を担保にお金を借りていたのですが、去年の秋頃から「運営きついわ。もう利子払えないかも…」という状態に陥っていました。
それでもなんとか利子分を確保して払っていたのですが、とうとう2022年頭から払えずにいて、担保となっていた住宅が差し押さえられ始めました。

不動産バブルが発覚した去年の秋頃に中国のトップ不動産の恒大集団が利子を払えなさそうでした。
中国はアメリカの対中戦略による経済制裁で大ダメージを負っています。
恒大集団を助けたくても資金に余裕がない中国政府は恒大集団を引退した元代表である会長の個人資産を切り崩して払えと命令。
なんとか持っていたものの、2022年1月もう限界が来て払えなくなりました。
そして商品である不動産(住宅)が差し押さえられ始めたんです。

中国では不動産バブルの崩壊・破綻が中国当局がどうやっても隠し切れないレベルで進んでいます。
当たり前の話なのですが不動産は恒大集団一つではありません。
中小含めて報道されていない不動産会社が恐ろしいほどの勢いで潰れています。

当然、44の州からなる中国の地方都市も大打撃を被っていて、半分以上の州が現在進行形で大きな借金を負っています。
それだけ不動産バブルに乗っかっていてまともな事業ではなく不動産収益だけで地方経営が成り立っていた都市が多かったという実情があります。

日本で言うと北海道から東京までの全ての都市が経営破綻しているみたいなものですね。

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上記のことからも中国がオリンピックどころではなく、国家運営の立て直しを図ることを優先すべきだという事は現状を知っていれば誰の目にも明らかなのですが、大きな出来事として日本に情報が流れていないことに恐怖を覚えます。

気付いたら中国からの輸入品の金額が上がったり不安定な輸入に文句を言う中国事情を知らない日本人が出来上がる訳です。

情報は大事。
もちろんこのnoteの情報も新しい情報に上書きされ、新しい真実が浮かび上がってくる可能性もあります。

世界のあちらこちらで告発されている情報とはいえ自分が実際に中国に行って見た情報ではないので、現実では完全に情報統制されていて本当は中国が正しいなんてこともあるかもしれま……いやさすがに長年 真顔で嘘ばかりついている中国でそれはないかw

多角的な視点から情報を精査して自分や日本の生活に関わる情報なのかも含めて考えていきたいですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ


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