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《180秒で読めるnote》あなたの成果が評価されない原因はコレです

【自分を優秀だと相手に思わせる裏ワザ仕事術】

成果と評価は違うことを理解していますか?
同じ成果でも評価される人と評価されない人がいる理由を共有します。


〚成果出しても評価されなかった過去〛

 100%定量評価であれば、数値目標を達成するかどうか、なので単純でいいですよね。
しかし、多くの企業では定量だけでなく定性評価も入れた総合的な人事評価制度を導入していることでしょう。
わたしは過去どれほど成果を残してもなかなかS評価をもらえずに悩んでいました。定性評価というものは評価する上司の考え方次第でどうとでも変えられますし、部署全体のバランスを見て評価を横並びに調整することも多いです。
評価されない原因は、人事制度と評価者である上司にあると考えていましたが今は少し違います
もちろん、本質的には優秀な社員を正しく評価できない制度と、人を評価することに対する覚悟のない上司を何とかすべきです。
ただ、今すぐに環境や他人を変えることはできません
まずは自分が変えられる範囲で対策を講じるべきでしょう。
そこで長年悩んできた私が、自ら考え、実行し、一定の成果が出た思考法と実践テクニックを共有したいと思います。


〚評価のプロセスを知る〛

 まずは評価者がどのような思考と感情の推移で人を評価しているのか、を知る必要があります。

ヒトは“見える”モノしか見えない

結論はコレです。
上司があなたの成果を『どのように見ているのか?』を考えることです。

 そして、これはすべて“比較”によって成り立つことに気づきました。

• その人が成長したかどうか
• 他の成果と比べてどうか
• 達成困難だったかどうか


これはすべて“比較”です。
上司から見て、もともと優秀な人が、達成できそうな課題に対して、他の成果と同等の成果を残した、としたらどうですか?
反対に、欠点や課題を持つ人が、達成困難なゴールに向かって成長を続け、他の成果と比べて優れた成果を残した、としたらどうですか?
そして、この両者の成果は比較すると全く同じ成果だったとしたら、どうでしょうか?
間違いなく後者の人間が評価されると思いませんか?

 これはアンカリング効果といって、人間というのは比較対象があるとそれを基準に物事を見てしまう性質があります。

• 限定品=価値がある
• 10,000円引き=お買い得
などが代表例でしょう。

つまり、評価というのは、

評価者である上司から見て、
• あなたが期初と期末でどれだけ成長したかどうか
• 取り組む課題があなたにとってどれほど達成困難なものかどうか
• その成果が過去の実績もしくは並行する他の仕事と比べて優れたもの

かどうかが重要だということです。

 であれば、評価される側としては、その評価のプロセスを意図的に作ってあげれば良いということになります。


〚評価を上げる見せ方のテクニック〛

 先の例では人事評価を挙げましたが、評価というのは日常の同僚から『あいつは優秀だ』と言われるかどうかも非常に重要です。
そうした周囲から優秀だと評価されるテクニックも含めて共有します。


〚提出期限は自分で決める〛

 お互いに合意した提出期限よりも早めに提出されたらどうでしょうか?仕事が早いと思いますよね?
 であれば、そもそも提出期限は『提出する予定日+1日』で設けてしまえば良いですよね?
そうすれば、わざわざ急いで作成する必要もありません。相手の脳には提出期限日に提出することが『基準』としてインプットされますので勝手に仕事が早かったと認識してもらえます。
更に加えるとすれば、その+1日の提出期日に対しても「かなり頑張って何とかその日です」とこちらが努力してギリギリその日であるという印象付けを行いましょう。
更に余裕があれば、前日提出の成果物の質を上げるアクションも加えましょう。早く提出してもクオリティが低ければ何の意味もありません。
完成度が20〜30%程度のところで一度相手に開示して修正をかけてもらいます。事前に相手が求める成果物に近づけてしまえば、初出しの成果物が全然求めるものと違ったなんてリスクを防ぐことができます。


〚業務受託は+αの余白を隠し持つ〛

 上司や取引先から業務依頼を受けることがありますよね?その場合は、必ず事前に成果物のイメージを共有します。相手の期待する水準を明確に知ることで、評価される成果物の要件を埋めるような進め方ができるようになります。
その上で、提出する際には依頼されたものに+αを乗せて提出します。そうすることで、依頼したもの以上の成果物を受け取った相手にはあなたが『気の利く人』『半歩先が見れる人』に映るでしょう。
+aとは例えば資料作成でいうと、FAQシート、追加の参考資料、フォーマット、リスクシナリオの作成、選択肢と意思決定の仮説、などです。
ポイントは最初に設定する際のコミュニケーションでは、成果物のイメージに+αしようとしているモノは隠しておくことです。つまり、成果物は少なく見積もっておく、ということです。

評価を上げるテクニックはまだまだたくさんありますが、今回はこの辺で終わりたいと思います。

それでは、また。

vol.28

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