加藤明矢

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加藤明矢

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記事一覧

まあそうだよね

 赤信号に止まっていたベンツのサイドミラーに私が写っていた。歩道の方も赤信号だったから、…

加藤明矢
8か月前
12

戦争と我々 (一次通過作品)

 ある夜、私は新橋から銀座へ抜けようと薄暗い鈴蘭通りを歩いていた。その頃から俯いて歩く癖…

加藤明矢
9か月前
3

身勝手な二人

第6回阿波しらさぎ文学賞 落選作 身勝手な二人 相ヶ浜へ繋がる石段を、白いワンピースを着…

加藤明矢
1年前
2

志賀直哉(3)大岡昇平から見た志賀直哉

「小説の神様」として、龍之介や春夫より一段上に置く評価は、その頃から文壇にあったようだが…

加藤明矢
1年前

夏目漱石(6)草枕とオフィーリア

『草枕』は明治三十九年「新小説」九月号に、一挙掲載された中編で、漱石の作家としての地位を…

加藤明矢
1年前
2

井上荒野先生の選評に対する一意見

 ある文学賞を受賞して、井上荒野先生に選評をいただいた。そこに、こんなことが書いてあった…

加藤明矢
1年前

丸山健二『夏の流れ』の評価

三島由紀夫 「当選作として推したわけではないが、この授賞に積極的に反対ではなかった。男性…

加藤明矢
1年前
5

坪内逍遥以前の小説観

 坪内逍遥の『小説神髄』が日本に於ける小説の大きな飛躍になったことは多く知られているが、…

加藤明矢
1年前
1

岩波講座(1) 古代歌謡の重要性

 我々が古代歌謡を読む。かつては口承されたもの、そして永い年月の後に、言葉を書き記す力を…

加藤明矢
2年前
2

谷崎潤一郎(1) 『痴人の愛』について

『痴人の愛』は、関東大震災によって谷崎潤一郎が関西に移住した翌年、大正十三年(1924)の三…

加藤明矢
2年前
4

佐藤春夫(1) 佐藤春夫文学の基盤

 佐藤氏の作品は大正期を——一面において——代表する物でありながら、仕事の量の大きさと、…

加藤明矢
2年前
5

近松門左衛門(2) 古浄瑠璃と近松との比較

1古浄瑠璃について  浄瑠璃の起源については、古くから織田信長の侍女小野のお通が『浄瑠璃…

加藤明矢
2年前
2

近松門左衛門(1) 「曽根崎心中」を分解してみよう!1/8

 <概要> 近松門左衛門『曽根崎心中』の、名詞や動詞、枕詞、掛詞を分解して解説していく。…

加藤明矢
2年前
1

式亭三馬(1) 「浮世床」の文章を大正まで戻してみよう!

 式亭三馬は安永5年(1776年) - 文政5年閏1月6日(1822年2月27日)の戯作者である。彼の有名…

加藤明矢
2年前
1

坪内逍遥(3) 坪内逍遥の文体変化2/2

 此記事は黄旭揮氏の論文をまとめたものである。 <『細君』に見る新たな文章作法>情景照応…

加藤明矢
2年前

夏目漱石(5) 坊ちゃんについて3/3

『坊ちゃん』に出て来る蜜柑の木  本文を読み返して居て、これまでさして注意もして居なかっ…

加藤明矢
2年前
1

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12

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加藤明矢
1年前
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1年前
1

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2年前
2

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『痴人の愛』は、関東大震災によって谷崎潤一郎が関西に移住した翌年、大正十三年(1924)の三…

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2年前
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2年前
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2年前
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2年前
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2年前
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2年前

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2年前
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