Meisen NFT

20世紀初頭、日本。斬新なデザイン・低廉な価格で大流行した絣着物「銘仙」は、ファッショ…

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20世紀初頭、日本。斬新なデザイン・低廉な価格で大流行した絣着物「銘仙」は、ファッション民主化の象徴ともされたました。このプロジェクトは、当時の「栃木県図案調整所」によるデザインアーカイブをNFTとすることで、銘仙というファッション文化がもたらした社会変革の歴史を紡いでいきます。

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  • 足利銘仙 はじめまして

    足利銘仙のストーリーを紐解きながら、素敵だな、面白そうだな、と思ったことをこれから紹介していきます。そして、読んでくださった方々と、足利銘仙の魅力について触れあっていきたいと思います。

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About Meisen NFT

20世紀初頭、日本において斬新なデザインで大流行した着物「銘仙」。 海外の芸術運動の影響を受けながら着物文化の中で独自の発展を遂げたその着物は単なるモノにとどまら…

Meisen NFT
1年前
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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.4

こんにちは。 桜のシーズンも終わり、既に半袖の登場が何度かあるくらいの暑さの日が出てきましたね~北関東に来てから冬が終わったと思うと一気に暑さを感じ、春を実感す…

Meisen NFT
2日前
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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.3

新生活や新しい門出を祝うかのように、桜のシーズンが到来してきましたね。 桜の開花が今年は例年より少し遅いようですが、春を待ちわびるワクワクと新しい季節が始まるこ…

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1か月前
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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.2

こんにちは。 先日、夫の実家である京都に帰省してきました。そこで京都のお父さんの兄弟の方が、絹関係の卸しの仕事をしていて群馬県の桐生に住んでいたこともあるとい…

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2か月前
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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.1

こんにちは。 先日、関東は大雪に見舞われましたね。雪国マウントなんてワードも聞くようになりましたが、杜の都県でも雪の多い地域出身の私は、久し振りの雪には冬が来た…

Meisen NFT
3か月前
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足利の織物と銘仙

こんにちは。 2024年もスタートし約一か月が経とうとしていますね。 私は、家族の体調不良が年末にあり、まさに寝正月でスタートした一年です(笑)なので、京都に帰省し織…

Meisen NFT
3か月前
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織姫神社と銘仙

こんにちは。 12月も下旬に差し掛かり、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。 私は、あっという間な時間に驚きつつもお正月が楽しみで仕方がありません(笑) お正月は旦…

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5か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.6

こんにちは。 先日、足利の織姫神社に行ってきました。終了してしまいましたが、足利では「足利灯り物語」として、市内の観光名所等でライトアップが行われていました。…

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5か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.5

こんにちは。 紅葉も始まり、目に映る景色の変化がまた楽しい時期になってきました。私は先日、実家に帰省しタイヤ交換をしてきました。去年北関東に引っ越してから過ご…

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6か月前
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「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」@弥生美術館

文京区の弥生美術館で開催されている銘仙展の様子。 「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」 9/30㊏-12/24㊐ 10時-17時 月曜休館 *10/9開館、10/10,11/14休館

Meisen NFT
6か月前
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「aUウォレット」のインストール方法

このページは、暗号資産ウォレットを初めて使う方が、「αU Wallet」をインストールして自分のウォレットアドレスを把握するまでの最短の手順を書いたものです(αU Wallet…

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6か月前
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matohu「 手のひらの旅 vol.8 山と祈り 」: " Journey from Palms of Hands vol.8 Mountains and Prayers "

ファッションデザイナー「matohu」さんの銘仙テキスタイルを使用したコレクション動画の紹介。 以下「matohu official」より抜粋 ------------ 旅を通して各地の風土や手…

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6か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.4

朝晩はだんだんと冷えるようになりましたね。 稲刈りを終えた田んぼも見るようになりましたが、私が住んでいた東北では、9月に稲刈りが終わっていたので、日々の何気ないこ…

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6か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.3

こんにちは。 前回は足利銘仙とは、どんなものだったのか簡単に紹介しましたが、今日は足利銘仙の特徴である『柄』について紹介したいと思います。 私も最初は足利銘仙…

Meisen NFT
7か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.2

こんにちは。 早速、足利銘仙の奥深いストーリーを私の視点と感覚で見ていきたいと思います。・・・っとその前に、簡単な自己紹介をさせてください! 生まれも育ちも東北…

Meisen NFT
8か月前
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足利銘仙はじめまして Vol.1

はじめまして。 昨年、東北から北関東に引っ越してきた藤井です。生まれも育ちも東北、この先もずっと続いていくと思っていた中での引っ越しでした。 新天地にきてからは、…

Meisen NFT
8か月前
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About Meisen NFT

About Meisen NFT

20世紀初頭、日本において斬新なデザインで大流行した着物「銘仙」。
海外の芸術運動の影響を受けながら着物文化の中で独自の発展を遂げたその着物は単なるモノにとどまらず「ファッションの民主化」「女性の自立化」の象徴ともされました。

このプロジェクトは、当時の栃木県図案調整所によるデザインアーカイブを編集しNFTとすることで、銘仙というファッションカルチャーがもたらした社会変革の歴史を紡いでいくととも

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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.4

足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.4

こんにちは。
桜のシーズンも終わり、既に半袖の登場が何度かあるくらいの暑さの日が出てきましたね~北関東に来てから冬が終わったと思うと一気に暑さを感じ、春を実感する期間が少し短くなったような気がします。それだけ私はここまでの暑さに慣れていないということですね(^-^;
と言っても最近は東北でも尋常じゃない暑さの日が出てきたと聞きますが、今年も酷暑が迫ってきてると感じる今日この頃です。今年も、暑さに負

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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.3

足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.3

新生活や新しい門出を祝うかのように、桜のシーズンが到来してきましたね。
桜の開花が今年は例年より少し遅いようですが、春を待ちわびるワクワクと新しい季節が始まることへの不安のような気持ちが混ざったこの季節。この時期特有の緊張感がありますね。
私は、3月末に埼玉の幸手市の権現堂桜堤にお花見に行ってきました。まだ一部しか咲いていませんでしたが、菜の花と桜が一緒に楽しめる素敵な場所ですね。屋台の匂いにつら

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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.2

足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.2

こんにちは。

先日、夫の実家である京都に帰省してきました。そこで京都のお父さんの兄弟の方が、絹関係の卸しの仕事をしていて群馬県の桐生に住んでいたこともあるという話を聞きました!東北から北関東への転勤を聞いたときは、縁もゆかりもない土地だな…と心細く感じたこともありましたが、こんなルーツ(大袈裟⁈)が身近にあったのかと思うのと、なんだか心がほんわりしました。桐生と京都の織物の関係についても学ん

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足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.1

足利銘仙の宣伝・販売戦略 vol.1

こんにちは。
先日、関東は大雪に見舞われましたね。雪国マウントなんてワードも聞くようになりましたが、杜の都県でも雪の多い地域出身の私は、久し振りの雪には冬が来た~と思い、あえて出かけたり率先して雪かきをしようとしてしまいます(笑)

また、北関東に引っ越してきてから、冬で驚いたことの一つに、雪が降るとスーパーも早くに閉店するという。ホワイトアウトの中を通学通勤したことのある身としては、これは本当に

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足利の織物と銘仙

足利の織物と銘仙

こんにちは。

2024年もスタートし約一か月が経とうとしていますね。
私は、家族の体調不良が年末にあり、まさに寝正月でスタートした一年です(笑)なので、京都に帰省し織物の話を聞くのは持ち越しになりました。

お正月と言えば、北関東の辺りのお雑煮はどんな感じですか。
私の実家では親鳥から出汁を取り大根と人参が入ったお雑煮でした。地元の方では大根と人参をひいたもの、大根と人参のひぎなと言えば通じ

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織姫神社と銘仙

織姫神社と銘仙

こんにちは。

12月も下旬に差し掛かり、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私は、あっという間な時間に驚きつつもお正月が楽しみで仕方がありません(笑)
お正月は旦那の実家である京都に帰省します。旦那氏、親戚が織物関係の仕事をしていて、桐生の織物の話を聞いたことがあるんだよね…と言ってるので、詳しくそのお話を聞けたらと思っています!

それでは、前回、足利の織姫神社のライトアップについて触れ

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足利銘仙はじめまして Vol.6

足利銘仙はじめまして Vol.6

こんにちは。

先日、足利の織姫神社に行ってきました。終了してしまいましたが、足利では「足利灯り物語」として、市内の観光名所等でライトアップが行われていました。私は昼間の織姫神社に行ったのですが、229段ある石段に銘仙柄の灯りが90基設置され、また社殿のライトアップ、鳥居の両脇に大型の六角銘仙灯りが設置されていました。

この銘仙灯りですが、銘仙の色鮮やかな柄が使用されていて、昼間でも十分楽しめ

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足利銘仙はじめまして Vol.5

足利銘仙はじめまして Vol.5

こんにちは。

紅葉も始まり、目に映る景色の変化がまた楽しい時期になってきました。私は先日、実家に帰省しタイヤ交換をしてきました。去年北関東に引っ越してから過ごした感じだと、正直しなくてもいいかな~と思うのですが、まだ履ける冬タイヤがあるので。東北にいたときは冬タイヤの交換早割がだいたい10月いっぱいだったのですが、この辺りでは11月いっぱい、もしくは12月の頭までなんていうのを見かけて、一か月

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「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」@弥生美術館

文京区の弥生美術館で開催されている銘仙展の様子。

「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」
9/30㊏-12/24㊐ 10時-17時
月曜休館 *10/9開館、10/10,11/14休館

「aUウォレット」のインストール方法

「aUウォレット」のインストール方法

このページは、暗号資産ウォレットを初めて使う方が、「αU Wallet」をインストールして自分のウォレットアドレスを把握するまでの最短の手順を書いたものです(αU Walletの公式サイトですえべての説明を読む方はこちら)。

1. インストールする

https://web.wallet.kddi.com/intro.html
上記のページから、お使いのデバイスにあったものをダウンロードし、イン

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matohu「 手のひらの旅 vol.8 山と祈り 」: " Journey from Palms of Hands vol.8 Mountains and Prayers "

ファッションデザイナー「matohu」さんの銘仙テキスタイルを使用したコレクション動画の紹介。

以下「matohu official」より抜粋
------------
旅を通して各地の風土や手仕事と出会い、現代によりそう新しいデザインを提案する「手のひらの旅」シリーズの第8回目。

今回は埼玉県秩父市。森や人との豊かな出会いから、物作りの思索を重ねました。デザイナーが秩父で再発見した「祈り」と
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足利銘仙はじめまして Vol.4

足利銘仙はじめまして Vol.4

朝晩はだんだんと冷えるようになりましたね。
稲刈りを終えた田んぼも見るようになりましたが、私が住んでいた東北では、9月に稲刈りが終わっていたので、日々の何気ないことからも違いを見つけることが楽しいです。

ちなみに、ささにしきやひとめぼれで私は育ってきましたが、足利や北関東のこの辺りでは、どんなお米が有名なんでしょうか?

それでは本題に…
前回は足利銘仙の『柄』について、技術の面から紹介しました

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足利銘仙はじめまして Vol.3

足利銘仙はじめまして Vol.3

こんにちは。

前回は足利銘仙とは、どんなものだったのか簡単に紹介しましたが、今日は足利銘仙の特徴である『柄』について紹介したいと思います。

私も最初は足利銘仙の柄の魅力、豊富さに心を奪われました。最近、レトロ可愛いなんていう言葉もよく耳にしますよね。昭和の可愛いを詰め込んだ硝子器、アデリアレトロもいろいろな雑貨屋さんなどでもよく目にします。実は私も大好きで少しずつ集めているのですが、そんな

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足利銘仙はじめまして Vol.2

足利銘仙はじめまして Vol.2

こんにちは。
早速、足利銘仙の奥深いストーリーを私の視点と感覚で見ていきたいと思います。・・・っとその前に、簡単な自己紹介をさせてください!

生まれも育ちも東北、杜の都出身の30代です。多くの緑と温かい人に囲まれたのどかな地域で育ちました。今住んでいる北関東と比べると、人や車の多さは各段に少ないですが、足利のように近くに山があったり自然が身近にあったという点では、安心感がありますね。

そして結

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足利銘仙はじめまして Vol.1

足利銘仙はじめまして Vol.1

はじめまして。
昨年、東北から北関東に引っ越してきた藤井です。生まれも育ちも東北、この先もずっと続いていくと思っていた中での引っ越しでした。
新天地にきてからは、今までと異なる風景を目にすることもあり新しい発見の日々ですが、新しい土地のことをもっと知りたい!と思っていた矢先、栃木県の『足利銘仙』に出会いました。

足利銘仙とは、栃木県足利で生産され、絹を使用した先染めの絣織物です。昭和初期には、女

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