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『必要なのは結果だ 気休めじゃない』

【コヴェナント/約束の救出】

■アメリカ・スペイン・イギリス/2023年
■監督・脚本∶ガイ・リッチー
■出演:ジェイク・ジレンホール、ダール・サリムほか

2時間ずっーーーっとハラハラドキドキ、気が休まらない作品でした(笑)タイトルや写真から、戦争ものだとは察しがつきますが、かなりのヒューマンドラマでもありました!実話ベースの物語です。


2018年、アメリカ軍のキンリー曹長(演∶ジェイク・ギレンホール)はアフガニスタンに派遣されていました。ミッションは、タリバンが武器や弾薬を隠している場所を見つけること。そこで彼は現地の通訳を雇います。通訳の名前はアーメッド(演∶ダール・サリム)といい、彼の報酬はアメリカのビザでした。

キンリーの率いる部隊は、爆弾の製造工場をみつけますが、敵と交戦し部隊はほぼ壊滅状態になります。生き残ったキンリーとアーメッドは、敵から逃げますが、途中でキンリーが撃たれ負傷します。アーメッドは、動くことのできないキンリーを押し車に乗せて米軍基地を目指します。徒歩で、敵を警戒しながら山を越え、その距離は100キロ以上にもおよびました。アーメッドのおかげでキンリーは無事アメリカへ帰還します。しかし、アーメッドはアフガン人でありながらも米兵を助けたことで、タリバンから追われる身となります。これを知ったキンリーは、アーメッドを助けるため、再びアフガニスタンに戻るのでした。



戦争ものの映画というと、第一次世界大戦や第二次世界大戦の作品の方が多いので、そちらをイメージしますが、こちらは割と最近の話ですよね。衛生や通信での仲間とのやり取りや、位置情報の探知など、使うものも近代的です。
そして、とにかく銃撃戦のシーンが多いです。雨のように弾丸が降っています。自分がその場にいたら、すぐに当たってしまうだろうな、、、と思いましたね(;一_一)


そして、なんといってもアーメッドとキンリーの根性というか、気力がすごかったです。特にアーメッドがキンリーを運ぶシーンは緊張感がありつつも、一人でキンリーを運ぶアーメッドの孤独と恐怖感が伝わってきました。

なんとしてもキンリーを還すんだ、という強い想いがあったのでしょうか。自分の日常とはあまりにもかけ離れていて心情を想像し難いのですが、感動しました。
一方で、帰国したキンリーもその恩に報いるため、行方不明になったアーメッドを大枚をはたいて探します。再び戦地に飛び込むことになるので、命の危険もあります。それでも、理解してくれた奥さんと子供をアメリカに残して戻るのです。恩に報いるという言葉がありますが、二人とも命がけでしたね。

平和ボケしている私からすれば、この戦争はテレビのニュースや映画の中での話、と思いがちなんですが、そうじゃないんですよね。実話なんですよね。。。。。

また、俳優さんたちのことで思うのは、メインの二人はもちろん、他の俳優さんも軍人の動きを撮影のために相当訓練したんじゃないかと。動きがすごい(^_^;)

社会派作品でもあり、ヒューマン作品でもあり、とにかく緊張しっぱなしで、見応え十分の作品でした(^^)


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〈一言メモ〉

最近、人からの勧められる作品で、ジェイク・ギレンホール率高めです。オススメある方、お願いします!

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