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6.人を良くすることを知る前に


こんにちは!がっきーです!

今日は具体的な食事法や食材を語る前に

についてお話ししていきます。

とはいっても個々の機能などについて

説明していくものではありません。

前回のおさらい

・無理して健康的な食事にのみこだわらないこと

・体に悪い食べ物も人間関係を円滑にするツールになる

・健康的な食事に変えていくときも、

 小さく始めていくこと

・一気に変えたい場合は、周りの親しい人とやることで
 
 挫折やリバウンドを防げる

についてお話ししていきました。

まだ読んでいない方はぜひ

こちらをチェックしてみてください。


先ほど腸のお話と言いましたが、

ここでは主に、腸内細菌についてのお話です。

・腸内細菌についての基礎知識

・腸内細菌が果たす役割

・腸内細菌がいなくなるとどうなるか

についてお話します。




第二の脳の意味

その前にお話ししておくのが、

腸が第二の脳と言われているのは有名な話です。

生物は元々腸しかない時代がありました。

脳は腸と非常に近い構造を持っていて、

腸の進化した形が脳じゃないかっていう風に

生物学的には言われたりしています。

原始的な生物とかだと脳がないんです。

その代わりに腸があります。

どうやって物を考えたり、食べたいって感じたりするのか

疑問に思いますが、腸が考えてくれたからなんです。

そういう意味で言うと腸が元々生物のにとっては

脳だったっていう風に言われるわけです。

ミミズなどが良い例でしょう。

割と衝撃的な話だと思います。



今の人間はどうなってるか

腸と脳の両方が物を考えてると言われております。

どういうことかと言うと

腸内ではホルモンが作られます。

そして、それが脳に運ばれて

使われたりするんです。

例えば、セロトニンという

非常に重要なホルモンがあります。

そのセロトニンはメンタルを

安定させてくれる作用があるんです。

このセロトニンは腸内細菌がどれぐらい分泌するかということを

決めてるんです。


腸内細菌がなぜすごいか

腸内細菌のバランスと彼らの勢力図によって

体の中でどんなホルモンが作られるか決まっちゃうんです。

この作られるホルモンが決まったことによって脳だったり、

皆さんの感情とかが動いていくということです。

そして、腸内環境を整えると鬱が改善される

ということが研究では明らかになってきています。



腸内細菌の基礎知識

腸内細菌は、ヒトの消化器官に住み着く様々な微生物

ヨーグルトなどに含まれる

ビフィズス菌や乳酸菌が有名です。

その数は約100兆-1000兆といわれ膨大な数の腸内細菌が

私たちの腸の中に住み着いているのがわかります。

そして、アミノ酸や食物繊維などを材料にビタミンB群や

ビタミンKといった重要成分を合成します。

他にも栄養の吸収を助けたり

食物繊維をエネルギーに変えたり

脂肪酸を生成して腸壁を守ったり

私たちが健やかに暮らすためには

欠かせない機能を持っています。

腸内細菌なしでは人体は正常には働かないわけなんです。

数ある腸内細菌の働きの中でも

最も大事なのが外敵との戦いです。

腸管は栄養の吸収を行うための器官ですが

細菌やバクテリアなどの脅威に

常に晒されています。

ヒトの腸は栄養を体内に送り込むと同時に

外敵が体内に入り込むのを防ぐ

非常に難しい役割を果たしていて

その兵隊になるのが腸内細菌です

善玉菌が腸内に巨大なコロニーを作り、

敵に立ち向かうための前線基地を設置。

栄養素をもとにバクテリアを駆除する武器を作り

腸管からの侵入をブロックする。

腸内細菌がなければ免疫システムは

攻撃も防御もままならないのが

ヒトの体なのです。


現代社会では腸内細菌も生きづらい

衛生的な生活が免疫システムを

狂わせることもあります。

およそ530万年前はヒトと腸内細菌は

持ちつ持たれつの関係でした。

衛生の発達によって平均寿命は大きく伸びましたが、

重大な副作用ももたらしてしまいました。

抗生物質が腸内の善玉菌を殺し、

衛星設備が有用な菌との接触を妨げてしまうんです。

抗生物質はとてもコスパが悪くなりやすい薬です。

特定の菌だけを取り除くには莫大な費用と期間

実験やデータが必要になる割に売上は低くなります。

そのため、抗生物質は善悪問わず菌を

一掃する目的でつくられ売られています。

いわば、あなたの体内に爆弾を落とすようなものです。

たった1回の使用で腸内細菌の3分の1が死に

そのダメージは半年過ぎても回復しませんでした。

抗生物質でお腹を壊す人も多いです。

ここ数年で抗生物質の使用を減らす運動が

世界中で広まり、日本でも無闇に

処方されることは少なくなりましたが、

処方された場合はどのような細菌感染の

リスクがあるのか確認する必要があります。


現代人と狩猟採集民族の違い

冒頭の方で、腸内細菌のバランスと

彼らの勢力図によって

体の中でどんなホルモンが作られるか決まり、

この作られるホルモンが決まったことによって脳だったり、

皆さんの感情とかが動いていくと

お伝えしました。

そして、ここで知っておいて欲しいのが

狩猟採集民族の腸内細菌の種類は50種類超ですが、

一般的な西洋人は数種類しかありませんでした。

ここまで差が出てしまうと、現代人が

昔に比べて豊かになったのに気が短くなり、

視野が狭くなり、楽しみが減り、

目覚めたらすでに疲れているのも

無理はありません。


ヒトは満腹でも腸内細菌は飢えている

もうひとつ現代人の腸内細菌が変化した理由は

腸内細菌の食糧難です。

前提として腸内細菌は食物繊維を

食べて繁殖していきます。

本来のエネルギー源は炭水化物ですが、

大半が小腸で吸収されるので、

腸内細菌が大量に住む大腸まで届きません。

そんな中、現代人は食物繊維の

摂取量がとても減っているのが現状です。

日本でも20-27gを推奨されていますが、

13-17gしか摂れていません。

狩猟採集民族は42.5gも摂取しています。

腸内細菌が飢えてしまうと腸壁を食べて

飢えを凌ごうとします。

本来、食物繊維から酢酸という脂肪酸を作り出し

有害物質が体内に入るのを防ぎます。

しかし、食糧難の状態ではそれが生成されずに

腸に穴が空いてしまうためそこから血管などに

有害物質が侵入し様々な不調を引き起こすのです。


関係の修復が必要

元々は持ちつ持たれつの関係でしたが、

腸内細菌にあなたがしっかりと餌をあげないと

体に不調が出て謎の疲れや不安が溜まり

あなた自身も攻撃的な性格になってしまいます。

人を良くするためには闇雲にテレビやネットで

話題の健康法やインスタ映えしそうな食事に

走るのではなく、あなたの体内の現状を

しっかり理解した上で始めていきましょう。

ここまでで腸内細菌の大事さは、

なんとなく理解できたと思います。

次章では実際に腸内細菌を増やす作業について

お話ししていきます。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。



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