マガジンのカバー画像

格谷義徳の人工膝関節 そうだったのか

43
池上彰氏が言うには ●難しいことを理解して,難しく他人に説明するのはゼロ人前 ●難しいことをきちんと理解して,自分なりに易しく他人に説明するのは半人前 ●聞き手にとって何が難しい… もっと読む
運営しているクリエイター

#整形外科

【第5回】正直TKA,過去-2

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 TKAの時代的背景1980年代初頭は黎明期…

【第7回】正直TKA,過去-4

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 帰国卒後10年に及ぶ暗黒時代を経て,…

【第8回】正直TKA,過去-5

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 病理学教室と整形外科私は大阪市立大…

【第9回】正直TKA,過去-6

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 帰国当時の日本のTKAをとりまく状況私…

【第11回】Complex TKAに対する考え方-2

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 Zonal Fixationの考え方最初にインプ…

【第12回】Complex TKAに対する考え方-3

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 Zonal FixationZone 2:Metaphysis;…

【第13回】Complex TKAに対する考え方-4

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 Zonal FixationZone 3 骨幹部 (ステムによる固定) TKAで骨幹部にまで破壊が進むことは,難治症例や再置換術であってもごく稀である。だからここで確実に固定性を得ることは,Zonal Fixationを確実にするための奥の手(Last resort)だと言える。 セメントレスステムとセメントステムの得失については,古くから多くの論議があるので下にまとめておく(図11)。セメントレスステムをプレスフ

【第14回】2023年2月24日 ZOOM対談-1

格谷義徳 先生(阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長) 箕田行秀 先生(大阪公立大…

【第15回】2023年2月24日 ZOOM対談-2

格谷義徳 先生(阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長) 箕田行秀 先生(大阪公立大…

【第16回】2023年2月24日 ZOOM対談-3

格谷義徳 先生(阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長) 箕田行秀 先生(大阪公立大…

【第17回】Complex TKAに対する考え方-5 

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 Zonal Fixation とConstraintここから…

【第18回】正直TKA,過去-7

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 少数派の抵抗若造がそんなスタンス(…

【第19回】Complex TKAに対する考え方-6

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 安定性の確保;PCCK シリーズは強い味…

【第20回】Complex TKAに対する考え方-7

阪和第二泉北病院 阪和人工関節センター 総長 格谷義徳 実際のインサートの選択Constraintの判断基準 Constraintの選択は,基本的には軟部組織の不安定性に選択する。加えてConstraintを上げたことによる総体的な固定性不足がないかの検討も必要である(図18)。RHKはヒンジ型であることを考慮してフルセメントが推奨されている。 インサート選択の実際 多くの場合,術者の主観に委ねられているのが現状だが,関節ギャップの計測値として許容範囲(それ以上であれ