「使えない部下」は本当に使えないのか?リーダーの姿勢がチームを創る
1万人以上のビジネスパーソンとの対話から感じるのは、評価される”しごでき”リーダーほど部下を褒める傾向があること。
一方、
と不満をあらわにするリーダーの下では、部下も振るわない傾向に。
つまり、良い上司の下には良い部下がいて、悪い上司の下には悪い部下がいる・・・?
部下はリーダーの鏡。
リーダーの行動や言動が変われば、部下の行動も必ず変わります。
部下の行動にイラっとする前にあなたの行動・言動を振り返ってみませんか?
初めてのテレワーク、初めての新卒部下
コロナ禍真っ只中の2020年、中堅マネジャーのTさんは初めてチームに新卒メンバーを迎えることになりました。
当時、Tさんの会社はフルリモート勤務に切り替わったばかり。リモートでのマネジメントなんて誰もが手探り状態だった頃です。
Tさん自身もどうしていいかわからず混乱していました。
そして、初めてのことだらけの新卒メンバーはもっと混乱しているはず。
そう思ったTさんは部下を不安にさせまいと「わからないことがあったらいつでも聞いて」と伝えていました。
ところが、相手は右も左もわからない新卒社員。
ことあるごとに「どうしたらいいですか?」「何をしたらいいですか?」と質問責め!最初のうちはにこやかに答えていたものの、質問のたびに自分の仕事が止まってしまうのでTさんもイライラを募らせてしまいました。
そしてついに言ってしまったのです。
「・・・それくらい自分で考えられるだろ!」
ただでさえ不安な状況に追い討ちをかけるような言葉を自らが発してしまったことにTさんはもう大大大大反省。
Tさんの想いに嘘はないけれど、残念ながら伝え方がズレてしまっていたのです。伝えたいことを相手に伝わる形で伝えるにはどうしたらいいか、セッションで話しあいました。
セッション後、Tさんは感情的な反応をしてしまったことへの謝罪と共に部下にこう伝えました。
ほんの小さな表現の工夫のように見えるかもしれません。でも、この一言で
部下が自分で考えず、なんでも聞いてくるのをどうにかしたい
部下を悩ませず、かつ考える時間を持ってもらいたい
いつ質問が飛んでくるかわからず、自分の仕事が止まることにイライラしてしまう
というTさんが抱えていた3つの課題が一気に解決しました!
残念ながら、Tさん苦しめていたのはTさん自身だったのです。
まとめ
リーダーが繰り返し使っている言葉の影響力は、本人が思っているよりも実は大きいのです。
リーダーであるあなた自身の関わりが、部下の振る舞いを作っているとしたら・・・?
という視点で考えてみると、解決法が見えてくるかもしれませんよ!
\ 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/
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