🍀見ようとしないものは見えない🍀～相手は何を「基準」にとらえているか～

こんにちは、Ryosukeです。
リハビリテーション専門職として、
入院患者さんや対象者さんの心身の回復に対するアプローチについて考える仕事をしています。

今回は「見ようとしないものは見えない～相手は何を「基準」にとらえているか～」について書いていきたいと思います。

見えているもの とは

今目の前に見えているもの、あるものは何ですか？
スマホ？
YouTube？
dancyu？（雑誌）
本？

それは、
いま自分が見ようとしているモノで、
自分がそこへ注意を向けているから、
見えているんだと感じています。

ある人には、かなり重要なものでも、
またある人にとっては全く重要ではないものであれば、
例え、目の前にあったとしても、
注意が向かないので流してしまう。

何が目の前の情報に向かわせるのか

突然、目の前に1万円札があったら、
「お！」って思いませんか？
でも、全く知らない国の、見たこともない紙幣だったら、
一目見て、あとは見る気もしなくなると思います。
（もしくは珍しくてめちゃめちゃ見るか・・・）

何が言いたいかというと、
目の前のものの何を見るか、
どこを見るかというのは、
その情報にどれだけの価値を感じているかだと感じています。

「目に映っている」だけでは、実はあまり認識はされていない。
そこに、どれだけの価値を感じているかで、
その情報にどれだけ注目するかが変わってくる。

同じ現象でも、
価値を感じているものに対して、情報を拾おうとするので、
現象に対する解釈の質が変わってくると感じています。

例えば、
渋谷のスクランブル交差点の映像が、
時折ニュースの番組で流れます。

そのたびに、
先週に比べて人出が多い、とか、
1回目の緊急事態宣言時に比べて少ない・・・など、
人の流れや、多さにフォーカスされることが多いので、
ついついそこへ注意が向いてしまいます。

しかし、
私の娘にとっては、
そのような情報よりも、
映像から見える渋谷駅の大型看板が、
今は「極主夫道（マンガ）」に変わったーとか、
そういった、全く違った部分に注目していたりします。

人それぞれフォーカスは違う～よって意見も違う～

でも、自分が何にフォーカスしやすいかなんて、
あまり考えないと思います。

なので、
「自分を基準」にして、
他人の意見をとらえがちですが、
他人は他人のフォーカスでモノを見ているので、
そのフォーカスから紡ぎだされた意見に対して議論するのと、
フォーカス自体に着目して、
「ああ、だからこの意見が出てくるのか」と、
分析したうえで、その意見を解釈した方が、
実は近道だったりします。

同じラーメンの味の感想を言う時でも、
こってり系が好きな人と、
あっさり系が好きな人では、
出てくる意見は違ってくると容易に想像できます。
その意見自体にそれぞれが意見したところで、
そもそも嗜好が違うので落としどころなんて無いんです。

ああ、この人は濃い味が好きなんだった、
ああ、この人はあっさりが好きなんだった、と。

今回は、「見ようとしないものは見えない～相手は何を「基準」にとらえているか～」について書かせていただきました。
今回の1枚は、kiyoficoさんにいただきました。ありがとうございました(^_-)-☆

それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
また、あした(^^)/～～～