🗽 今週の相場：不安市場が熟成 覚悟の時か

 《　まとめ　》

17日は米国3指数は材料出尽くしで横這い。銘柄まちまち
16日の急騰「噂で売って、事実で買う」自律反発＋ショートカバーか。
ただし今日17日のダウ先物や仮想通貨を確認すると、やはり下落中。投げ売りはまだ。日柄調整か。
テクニカルチャートでは、ナスダック日足基準線（200MA）にタッチして反発、利食いポイント。

マット

16日は米国3指数は材料出尽くしで上昇。
来週は、75bpの連続利上げはネガティブはかわらず。
折込がすべて終わっていない。来週はあせらずフォロースルーデー1週間ほどしっかり待つ。

マット

☞今週のFOMC,75bp折込始まる。
   『5月のインフレ再加速は驚き』
　『0.75％　1994年以来. 1.75%へ』
　『ソフティッシュなランディングが可能』

☞パウエル議長の会見中に3指数上昇
  『 インフレへの極度の嫌気から、議長発言で売りの巻き戻し』
　『 インフレが落ち着けば2023年初頭で横這い又は利下げ』

☞ ベアマーケットからリセッションへの瀬戸際
☞少なくとも3カ月、リセッション入りだと64カ月

☞ミシガン大学信頼感指数は依然下落を示す
☞新規人民元建のマネーサプライ・融資が上昇　疑念
☞金融状況引き締め加速。（GS金融指標より）
☞GDP1月以降6カ月マイナス成長。ゴールド横這い。（GS金融指標より)
☞企業利益率とドル指数を見ると下落。
☞エネルギーサイクルは1960年代初頭以来の上昇
☞センチメントはかなり弱気Fearまで下落
☞S&P  4,030 / 3,600
☞NAS 11,750 / 11,030 / 10,510
☞日経  25,680 / 24,680
☞MS,オラクル、ボーイングなどが強い。
☞今後のFOMC : 9月20～21日　水星逆行　9月10日～10月2日

《 所感 ㌽❣》

✅今の相場への向き合い方は、曜日毎に「思考の切り替えが大切」です。
✅先週末から弱い相場は変わらないが、下落が鮮明。
✅75bpだけではサプライズ感はなく、米株は先週からの大きな下げで、FOMCイベント通過で短期で、ショートカバー買い戻しが入る可能性
✅FOMC通過でドルが売られ、ドル／円相場が円高に振れるとの見方も
　従い円安効果で日本株がどこまで上昇するかは不透明

✅ベアマーケットを抜けるには、VIX45％。S＆P500で36％以上が必要か
✅株と国債が30％以上同時下がるのは非常に珍しい
✅リセッションを回避、又はリセッション入りをシュミレーション

finviz

セクターローテーションで消費財（－2%P&G)などのディフェンスセクターと観光銘柄（-3.9%のCCL等）資金が移り、MS,不動産や防衛などの大型又は有事銘柄に買いが集まる展開。

変動が大きく、短期且つ柔軟に資金の投入が必要。
中期・長期は打診買い。短期でもボラティリティが大きのでリスクマネジメントの観点で、いつもより小さいロット、口数での打診買いが良いか。

✅『サプライズ』パウエルちゃん

FEDウォッチャーのニックが先週金曜日に75bpを指摘。
2段飛ばし(0.75&)を2回以上か。
「柔軟に対応」「ソフティッシュ」軟着陸は可能か。
「市場のハードランディング視点とは異なる」

「インフレを抑えることが不可欠」
「我々は物価安定に対する決意を持っている」
「我々は金利について迅速に動いている」

パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長

Bloomberg

2023年（PCE2.6％）～2024年(PCE2.2)が中立金利（Longer Run=2.0%）軟着陸時期と予想。

@goto_finance

《マクロ》

第二次世界大戦1946年から現在までのBear（弱気相場）は合計13回。
平均暴落率は32.7％。今回のナスダックは約30％。
リーマン・クライシス時はVIX88％で57％下落。
株価底打ちまでは、早くてコロナ時の12週間。遅い場合約6年。
S&P500のアノマリーとして6月は 平均-1.8%で弱い。そして9月まで続く。

✅FRBの利上げは🐻ベアマーケットを引き起こす

Bloomberg

✅🐻ベアマーケットからの回復期間

Reuters

明確なBearマーケット（弱気）からの回復は6か月程度。
但しやややBearマーケット（やや弱気）からの回復は、例えば1980年代からは早まってして3カ月から5カ月位程度。

Reuters

✅🐻ベアマーケットをプット取引量

758 billion $ of S&P500の売り取引。第二位の歴史的水準まで上がっているので、そこが近づいている証拠か。

Goldman

✅2002年テッククライシスと比較すると9月～12月まで下落か

Bloomberg

✅直近の暴落シグナルはまだ未点灯

以下は過去。

• 2022/4/7

• 2022/2/14

• 2022/1/17

• 2022/1/11

• 2021/12/13

✅暴落シグナルVIXの歴史

歴史的に見れば、26ポイントはまだまだ低い。45％以上が暴落の予兆。

✅相場の楽観から悲観、叫び、失望そして静かに。

Dr Jean Peul

《　米国3指数　》

ベタですがナスダック、ダウ共に変動が大きいので、利確位置は、リスクリワード1対2に設定したい。但しこれだと勝率33％ですね。
そしてエリオット３波の中波だけを安定的に取りに行く。
ダマシを減らすために、エリオット１波の起点と半値押しの間の価格帯に、過去に揉み合いを形成していることを条件に加える。

《　為替　》

ドル円：調整局面でもみあいレンジ相場。

ユーロ円：下げ渋り。

ポンド円 :GBPJPY
レンジ相場か. スキャルで押し目で↑目線。

《　気になるセクター　》

TSM : TSMC　台湾半導体フファウンダリー   +2.0% @ 6/15
GS:　米国　グローバルファウンダリー   +2.0% @ 6/15

XOM CVNが下落

■NY原油：大幅続落で115.31ドル、需要見通しの不透明感強まる
石油会社のエクソンモービル（XOM）はバイデン政権からの強制的な生産引き上げへの圧力が強まり、下落した。

動画でご覧ください！

《　環境認識　》

米国産指数は続落。日本市場も26,500を固辞できず割れた。
大手銀行や投資機関は、米国のインフレデータを受けて、積極的なFRBの金利引き上げ0.75パウエルの利上げを織り込み始める。

ビットコインがBTC2万ドル割れ.

twitter

trading comomics

[強弱材料]

強気材料
・米原油先物は上昇（118、-0.2）
・米国景気は拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・日経平均はやや上昇

弱気材料

日柄調整。自律反発＋ショートカバー。ダウン先物は下落中。
・NYダウは横這い　
・ナスダック総合指数は上昇
・シカゴ日経先物は下落
・1ドル＝133.40-50円 下落
・SOX指数はやや上昇
・VIX指数は横這い
・米長期金利は高止まり
・米国の急速な金融引き締め懸念
・ウクライナでの戦闘長期化
・中露電話会談で結束

・印貿易収支（5月、15日までに）
・米生産者物価コア指数（5月）
・レッドブック米週刊小売売上高（先週）
・米連邦公開市場委員会（FOMC）（15日まで）
・米中間選挙予備選（メーン、ノースダコタ、ネバダ、サウスカロライナ）
・独2年債入札
・石油輸出国機構（OPEC）月報

《　📢ニュース　》

米経済、40％の確率で来年リセッション入り＝ＢｏｆＡ証券

「ＦＲＢは大幅に後手に回り、追い付くために危険な賭けに出るという最悪の懸念が現実のものになった」と指摘。ＦＲＢは政策金利を４％を超える水準まで引き上げるとの見方を示した。
米経済成長率は２３年下半期に約ゼロ％に鈍化すると予想。ただ、２４年は「緩やかに」上向くとの見方
但し。２２年にリセッションに陥るリスクは低いとした。

BoA

足元では急速に0.75ptの利上げを織り込む動きが強まっている（90％の確率まで織り込み進展）。
大手金融機関も相次いで6月利上げ幅の予測を0.5ptから0.75ptに引き上げている。さらに、思い切って1.0ptの利上げを一気に実施するべきなどという極端な見解も。

ウォールストリートジャーナル紙

米、対艦ミサイルなどウクライナに10億ドルの追加武器支援

対艦ミサイルシステムやロケット弾など、ウクライナに対する総額１０億ドルの新たな武器支援を発表した。ゼレンスキー大統領と電話で会談

バイデン米大統領は１５日

中ロ首脳が電話会談、ウクライナで意見交換　協力拡大で合意

習氏はウクライナ危機について。

全ての当事者が「責任を持って」打開に取り組むべきと指摘し、危機打開を支援する意向を改めて示した。
中国とロシアは数年前から関係を深め、今年２月には米国への対抗を念頭に広範囲にわたる戦略提携を締結した。
「西側の不当な制裁政策によって複雑さを増した世界経済情勢を考慮し、エネルギー、金融、産業の分野で協力を拡大することで合意した」

Reuters

週の前半、政策決定の内容を見極めようと、売り一巡後は様子見ムードが広がりもみ合い。

1994年以来となる0.75ポイントの大幅利上げの検討

ウォール街では、ゴールドマン・サックス・グループと野村ホールディングスのエコノミストが同日、今週と７月26、27両日のＦＯＭＣ会合での利上げ幅予想を0.75ポイントに変更。ＪＰモルガン・チェースのエコノミストは今週のＦＯＭＣでの利上げ幅見通しを0.75ポイントに修正し、先週のバークレイズとジェフリーズの動きに追随。
ＦＲＢ、今週0.75ポイント利上げ検討の公算大－ＣＰＩ加速などで

Bloomberg

0.75ポイント利上げ実施なら1994年以来の大幅引き上げに
パウエル議長は先に0.5ポイント利上げが検討対象になると示唆

Bloomberg

＜米国債概況＞

昨日から下落。2年債は3.100％、10年債は3.22％、30年債は3.27％近辺で推移。

米小売在庫の山積み

WalMart、Best Buy、Gap、Urban Outfitters等は割引合戦で利益圧迫へ。
いくつかの要因があります。

• 製品の納品にかかるリードタイムが長い： 購買マネージャーは在庫のニーズを予測する際にさらに先を見据えることになり、小売業者の倉庫に現れる予測エラーのリスクが高まります。

• 消費者のニーズの変化：国がパンデミックモードから脱却するにつれて、小売業者は顧客がカジュアルな服や家庭用品にではなく、オフィスウェアに多くを費やしていることに気づきました。

• 裁量収入の減少： 5ドルのガスと1ドルのアボカドの時代では、基本的なニーズを満たすためにより多くのお金を払うことを余儀なくされた消費者は、扱うお金が少なくなります 。

＜日経平均は寄りで上がるも下落へ＞

東京為替：ドル・円は急伸、日銀の緩和継続で

セクターで強かったのは、1食料品（東証）陸運業（東証）小売業（東証）水産・農林業（東証）

17日の東京市場でドル・円は急伸。早朝に132円17銭を付けた後、日銀金融政策決定会合で現行の緩和政策維持を受けた円売りが優勢となり、134円63銭まで値を切り上げた。その後は利益確定売りに押され失速したが、円売り継続で134円台を維持した。
・ユーロ・円は139円45銭から141円72銭まで上昇した。
・ユーロ・ドルは1.0560ドルから1.0500ドルまで値を下げた。
・17時時点：ドル・円134円40-50銭、ユーロ・円141円20-30銭
・日経平均株価：始値25,988.20円、高値26,072.35円、安値25,720.80円、終値25,963.00円（前日比468.20円安）

東証1部の騰落銘柄数は値上がり351/値下がり1447。ファーストリテイリングが逆行高。証券会社のリポートを材料に、ファナック、東レ、京王などが強い動きを見せた。ダブルスコープが人気化して10％を超える上昇。ディフェンシブ系の銘柄が選好されており、山崎製パンや日清製粉Ｇなど食品株や、関西電力や中国電力など電力株に資金が向かった。

一方、グロース株に厳しい1日。

上海総合指数はロックダウンと景気対策の綱引き

14(火）0.96％安でスタート、海外株安などを警戒
14日の上海総合指数は売り先行。前日比0.96％安の3224.21ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時10分現在、0.49％安の3239.52ptで推移している。海外株安や米国の金融引き締めが加速するとの観測が圧迫材料。国内では、新型コロナウイルス新規感染数が再び増加していることを受け、新たなロックダウン（都市封鎖）が実施されると懸念されている。一方、景気対策への期待などが引き続き指数をサポートしている。

中国各行、政府の求めに応じて資本増強 今年後半にも融資拡大か

６００億元（８９億ドル）の債券発行を開始した。中国の金融緩和により金利が低下しているほか、株式発行による資本調達はほとんどの銀行が簿価を大幅に下回って取引されているため考えにくいことから、こうした大規模な債券発行につながっている。

Reuters

中国GDP成長率鈍化

世界の投資家・市場関係者は、中国政府の金融緩和政策でもまだ疑いを持ち続けている。

中国経済の回復は本物か、電力データ前年割れ－生産増は鉱業に集中

一部のファンダメンタルズは公式統計の示唆より悪い可能性
工業セクターで伸びているのは大半がエネルギー、特に石炭
「４月に増えていた電力・熱力の生産と供給は５月に前年同月比0.8％減となっており、工場の操業再開と矛盾するように見える。
国家統計局が集計している17種類の工業製品のうち、10種類の生産は５月に前年割れ。自動車生産は５％近く減った。」

野村証券

Reuters　電力データや週間統計

中国3隻目空母「福建」が進水、上海で式典　台湾当局は警戒

将来的に琉球諸島や台湾東部沖を通る第一列島線の東に直接進出したいと考えている」と述べた。「いかなる地域の協力も中国政府は台湾問題への介入や中国への挑戦とみなす。新空母の進水は（中国の）挑戦的姿勢を表す」

Reuters

140円/USD超えを予想、日米金融政策の相違で

日本が本格的な為替介入に踏み切るリスクは「誇張されている」と指摘。来月の参議院選挙を控え、円安がガソリンや食品の値上がりに拍車をかけたが、円安をもたらしているのは投機筋でなく日米の金融政策の違いだと説明した。
その上で、円ショートの真のリスクは日銀が超緩和政策の調整を迫られる可能性だとみる。
ＪＰモルガンは、今週の会合での調整は早過ぎるものの、最終的に長短金利操作（イールドカーブコントロール、ＹＣＣ）で「降伏」すれば、利回りが急上昇し、ドル／円は３─４％下方修正される可能性を基調シナリオとしている。

Reuters

日銀が屈するまで日本国債をショート－ヘッジファンドのブルーベイ

10年物日本国債の利回りは13日に日銀ＹＣＣの上限を突破.

イールドカーブコントロールは「維持不可能」
日銀は債券利回りを抑える取り組みを強めているが、ブルーベイは他の主要先進国・地域の金融当局の方向性に反するこの政策を日銀が放棄せざるを得なくなるとみている。ブルーベイの最高投資責任者（ＣＩＯ）、マーク・ダウディング氏（ロンドン在勤）によれば、日銀のイールドカーブコントロール（ＹＣＣ）は「維持不可能」だ。

ブルームバーグ－ダウディング氏

大荒れの円債市場、日銀オペも効かず　先物にサーキットブレーカー

1５日（水）は日銀の政策修正を見込んだ投機的な売りが出て、国債先物が急落。取引を一時中断するサーキットブレーカーが発動される事態となった。日銀は先物に対応した国債銘柄に連続指し値オペを実施すると発表したが、急落は止まらなかった。
「日銀が政策修正に動いても、金利差はさほど縮まらず円安基調は変わらない。供給政策による物価高も続くだろう。世界的な景気減速が待ち受けるなら、金融緩和を続ける方が得策だ。動くメリットは大きくない」関係者

Reuters

米、戦略石油備蓄を追加放出へ　最大4500万バレル

15日（火）バイデン政権幹部は、備蓄から放出しなければ原油価格はさらに高くなる恐れがあると指摘。ただ今回の放出で備蓄は１９８７年以来の低水準となり、世界市場が逼迫しているとの懸念も強まっている。

米エネルギー省は１４日、過去最大の戦略石油備蓄（ＳＰＲ）放出の一環として、４５００万バレルを上限に原油を追加売却すると発表した。売却は８月１６日から９月３０日にかけて行われる。

ロシア経済は黒字

ロシアの経常黒字が輸入の崩壊によるものだという誤った情報が流れていますね。それは間違いだ。2022年1～4月のロシアの貿易黒字は、2021年1～4月の390億ドルに対し、1,290億ドルである。900億ドルのうち、820億ドルは輸出である。つまり、文字通り全て輸出なのだ。

Robin Brooks

Robin Brooks

キーエンス、平均年収400万円増の2100万円　過去最高

2022年3月期の平均年間給与は、前の期比約400万円増の2182万円だった。19年3月期（2110万円）を上回り過去最高。米国や中国など海外事業が好調で22年3月期の連結営業利益も4180億円と過去最高となり、還元を厚くして優秀な人材をひき付ける。

日本経済新聞

キーエンス<6861>

✅過去投稿：📚企業分析キーエンス　一部利確します :-) +94% ... うれしい誤算
2021年09月14日　https://postprime.com/standbyme/posts/110139

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✅過去投稿：📚企業分析 キーエンス<6861>　平均年収1,800万円の秘密！

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《環境認識》
自動化FAセンサ・制御機器メーカー（ファブレス）。
国内競合はオムロンや三菱電機。海外競合はSICKやTeledyneなど。
研究開発型企業（売上高の約30%が新製品、うち70%は世界初・業界初商品） 日経平均の定期銘柄入れ替えで、キーエンスの新規採用。
超優良企業（平均成長率10%超/20年、営業利益率40%超）として有名。
創業者の滝崎氏が日本一の富豪にーＦリテ柳井氏抜く。
株式約21％を所有　約４兆2000億円。
株価　48,100円 (2022/06/14)
           (株価乖離率) 74,000 ～ 96,000円(約35～50%)
時価総額 142,909億円
PBR(実) 6.82倍
ROE(実) 10.75%
配当利回り(予) 0.34% ROA(実) 10.26%
自己資本比率 95.2% PER(予) --倍
EPS（1年後cons） 1,349.0円
β　　　　　0.89 実績配当性向　24.6 %　
営業利益率　52.0% 1株配当 200円（前年と同じ）
自己資本比率 95.2% 海外売上高比率 56.0%

「サル痘」が世界的流行の危機　WHOは「緊急事態」判断へ

「#サル痘 の世界的な流行は異常であり、懸念されるものです」

WHO テドロス事務局長

今年に入り #サル痘 の感染者が疑い例も含め、39カ国で3000人以上確認→ブラジルでは関連した死亡例も報告.

《 コラム 》

インフレ調整は長引くか　シートベルトを装着

米5月消費者物価指数（CPI）の発表直前まで、インフレピークアウト論を唱える強気派が多かったことを踏まえると、前提が覆されたことによる見直しが1、2日程度で終わるとは考えづらく、調整は長引くと想定。
米国インフレ上昇が賃金の伸びを上回って、米経済のソフトランディングが難しい状況。ハードランディング相場に向けてシートベルトの装着を。

米ホワイトハウス、CPIは高水準と予想リーク

このリーク以外に、イエレン財務長官などの要人から発言を見ると、インフレが長引く意見が多くなった。株価には重石になる。

5月の米雇用統計は雇用者数が市場予想を上回るなど、まずまずしっかりした内容。
CPIが8.6%と+0.3%を超えて、米長期金利が上昇し株式、為替は1㌦=135円台へと円安・ドル高へ。
今週木曜日まではCPIを控えて米国株は先週来の上昇を受けた戻り売りもあって、ナスダックを中心に下落.

円安 

米CPI統計を受けて円が24年ぶり安値を更新するとの期待。
同統計を巡る過去の反応を見ると、この期待は行き過ぎだ。過去２回の米CPI上昇率は予想を上回ったが、指標発表の６時間後にドルは円に対して幾分下落した。

FRBシグナル

次回6月のFOMCで再び利上げ幅や利上げペースの思惑が高まり、ドル高に動き出す可能性があることにも留意しておく必要あり。

ここから利上げ予想 3回連続0.5%から4回連続へ折込が始まる機運。

市場関係者は約8回の利上げを予想している。当初は0.5ptを2回だけと発言しているが、今月に入り9月以降も継続との発言も相次いでインフレ・リセッション懸念をFOMCメンバーは相当織り込ませたい様子。

 《ECB理事会ポイント》

9月0.50%利上げの可能性も示し、市場予想よりもややタカ派（利上げに積極的）。日銀の孤立が顕著に。円安圧力

欧州のStoxx 600は取引初期に1.3%下落し、銀行は2%下落して損失を招き、すべてのセクターと主要証券取引所がマイナス圏に陥った。

キーポイント

• ECBは木曜日、7月の会合で金利を25ベーシスポイント引き上げる意向を確認し、9月にはさらなる利上げを予定。

• 中央銀行はまた、ユーロ圏のインフレ期待を大幅に引き上げ、成長予測を引き下げた。

• 世界の投資家はまた、午後1時30分に予定されている5月の消費者物価指数が米国から読み解けることを期待。ロンドン時間は、エコノミストが5月からわずかに減速すると予想。

《　見通し　》

来週の注目すべき3つのポイント：

CPI/雇用統計を受けて、足元で再び米国債10Yが2.74％～3.0%台へ上昇基調。

■FRBは今回株式市場を救済しない?

4月でインフレはピークアウトしたとの淡い期待がなくなり、最高値圏での伸びが維持されれば、FRBの株式市場や債券市場への、引き締めペースの鈍化は期待できない。

■FRB高官のタカ派発言で金利は再び上昇

来週の新興市場では、マザーズ指数の反動安が予想される。今週末に発表された米5月雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回る。
その結果、FRBの金融引き締めが警戒されるなか、週末の米株市場ではナスダックが大きく反落した。
このため、週明けから下落を強いられそうだ。

現金はゴミだが、株も厳しい

日本の4月CPIは予想を上回った2.1％と▲1.0％

　バンク・オブ・アメリカが17日に公表した5月の機関投資家調査（6～12日実施）によると、運用資産に占める現金の比率が約6%となり、2001年9月の米同時テロ以来、約21年ぶりの高水準になったと説明しています。

　投資家はFRBの急速なQT（量的金融引き締め）姿勢に対して、景気の過度な冷え込みを相当警戒し、現金比率を高めているようです。

波乱相場、究極の「押し目買い」も「薄商い」

実体経済（フェアバリュー、S&P500であれば3600ポイント）へ引き戻される可能性がある。日経であれば28,500円を超える材料が見当たらない。

投資家フロー

円買い材料は現れそうにない

少なくとも黒田総裁任期中（～2023年4月）における緩和縮小方向への軌道修正の可能性が低いことが改めて浮き彫りになった。

2002年1月に付けた135円15銭が視野。

135円に向かって上昇し、フローがそろそろ売りポジションがに転換。

来週のドル・円は高止まりでもみ合いか。戦略としては、４H足で押し目買いの上目線か。

エネルギー高騰

ＷＴＩ原油は75MAを超えて高止まりでレンジ相場のヨコヨコ中。
つられて国内外のエネルギーセクターや海運は銘柄は売り先行。
やはりエネルギーを自給自足できる国が強い。
再生エネルギーセクターも注目

センチメント：決算ミスでも回復が早い

マイクソフトもセールフォースも外部要因（為替等）で下落。
インフレ、COVID-19もロシア情勢収まっていないが、数か月前と比べて数日で株価回復。つまり市場関係者がこれ以上の下げのリスクより押し目買いに傾いている証拠。
波乱の市場でも中期では、「実需がある」且つ成長性のある大型株は引き続き注目。

米金融市場、次の破綻の芽はどこに

今年市場から潮が引いたのは確かだが、ほぼ問題は起きていない。
いま悲観論と楽観論でせめぎあい。
そんな中でもウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ（Berkshire Hathaway）社は、2022年第1四半期のエネルギーと金融銘柄銘柄購入に貪欲以下を買い増している。

バフェット氏は、各社の長期的な事業見通しとバリュエーションに着目します。短期的なパフォーマンスは気にしない銘柄です。実際に、バークシャーのポートフォリオに新たに加わった銘柄の半分は、株価が年初来で下落しています。
また彼らはアップル株をショートでヘッジしている。

ＪＰモルガンのCEOは「ハリケーンに備えよ」

　唯一の期待は中国人民銀は９日、実体経済への支援を強化すると表明した。国内インフレを注視し、先進国の政策調整を監視する方針も示した。

次回7月のFOMCと参院選に備えよ

6月末にかけては、FOMCや日銀会合など注目イベントを通過したことで、債券市場や為替市場はいったん値動きが落ち着く可能性。

7月は20～21日が日銀会合で、26～27日がFOMCとなり、日銀会合の方が先に来る。グローバル市場の不安定な状況が続いた場合には、7月の日銀会合がリスクイベントとしてクロースアップされる可能性

国内では参院選の日程が「6月22日公示、7月10日投開票」の政策絡みで動意づく銘柄。

bitcon ビットコイン

主要暗号資産（仮想通貨）の50%以上の値下がり、実験的な大型プロジェクトの破綻を受けて、暗号資産に対する世論は、予想通り180度転換した。数年おきに起きている。
長期保有者には我慢の時期か。

世界市場を忘れてはいけない

例えばGDP成長率では、米国よりカナダ。南米ではコロンビア、オセアニアではオーストラリア、東南アジアではフィリピンやインドネシアが高い成長率。

《　スケジュール　》

6月20日（月）：日・首都圏新築分譲マンション(5月)、ヤマイチ・ユニハイムエステートが東証スタンダードに新規上場、中・1年物/5年物ローンプライムレート(LPR)公表、米・株式市場は「奴隷解放記念日(ジューンティーンス)」の振替休日のため休場など

6月21日（火）：商船三井、デンソーが株主総会を開催、日・9党党首討論会、米・中古住宅販売件数(5月)、米・クリーブランド連銀総裁が講演など

6月22日（水）：日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(4月27・28日分)、ホンダ、SUBARU、日立、日本郵船が株主総会を開催、参院選公示(投開票7月10日)、英・消費者物価コア指数(5月)、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(6月)、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で半期に1度の議会証言、米・シカゴ連銀総裁が講演など

6月23日（木）：日・欧・米・製造業/サービス業PMI(6月)、全国百貨店売上高(5月)、ホームポジションが東証スタンダードに新規上場、坪田ラボ／ジャパンワランティサポートが東証グロースに新規上場、米・パウエルFRB議長が下院金融委員会で半期に1度の議会証言、米・FRBがストレステスト結果公表、欧・欧首脳会議(24日まで)など

6月24日（金）：日・消費者物価コア指数(5月)、ソフトバンクＧが株主総会を開催、マイクロ波化学が東証グロースに新規上場、独・IFO企業景況感指数(6月)、米・新築住宅販売件数(5月)、米・サンフランシスコ連銀総裁が講演など

月曜日

市場は、南軍の奴隷制の終了を記念する連邦祝日であるジューンティーンスのために閉鎖されています。

《　こぼれ話　》

米景気の減速懸念

投資信託の振り返り。継続は力なり

《　おまけ　》

☕ポストーク　プライム公開！ 高橋ダンさんとの共演している、TVレギュラー出演中のあの方です！

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