マタタビまみれ

マタタビがブログに参戦します。Twitterでつぶやけない内容を記事にアップしようと思…

マタタビまみれ

マタタビがブログに参戦します。Twitterでつぶやけない内容を記事にアップしようと思いますので、良かったら覗いてやってください。読むのではありません。「覗く」のです。

最近の記事

マタタビの小説(14)

時間があったので、続けてみました。 友人との別れ  麗良はその日の勤務を終えた。休憩で目にした写真の印象が頭から離れず、その日は何もできなかった。恐怖の感情のみがただただ襲ってくるような状況であった。  どこからか自分の生活が見られている、いや覗かれていたのだ。自分の知らないところで、あの監視カメラが自分を追いかけている。機械がそのようなことが出来るはずもなく、相手が人間であることは当然わかっていた。だからこそ恐怖でしかなかった。  なぜそもそも私を付け狙うのか、目的は何

    • マタタビの小説(13)

      こんにちは。今回も更新致します。 戸惑いと意識  (そんなこと、本人に確認したらいいじゃんか。なんで私なんかに…)  拓望の相談内容を見た麗良は、真っ先にそう思った。それは当然だった。いくらSNSで仲良くしていようとも、お互い素性は知り得ないわけだし、ましてや原因を知っているわけでもない。それどころか、拓望と志保は現実に面識のある間柄でもある。そんな状況で、なぜ自分にそのような探りを入れてくるのか、麗良には到底理解しがたい状況であった。 「こんにちは。ドライブまみれさ

      • マタタビの小説(12)

        今回はどのような流れになっていくのでしょうか。 監視カメラのアカウント  いつものように仕事を終えた麗良は、足早に病院を出て、家路に就いた。しかし今日は寄り道をすることになっていた。電車を少し乗り継いで、デパートに立ち寄った。数少ない同僚との会話の中で、日々の業務の疲れをどうしているか話をしていたところ、ある入浴剤が効果的であるとの話を聞いたため、試してみたかったのだ。マッサージの予約も考えていたこともあり、少しでも早く試してみたかったのだ。  教えてもらった売り場で、早

        • マタタビの小説(11)

          更新します。 志保の異変  恋人に別れを告げられた志保は、しばらく立ち直ることはできなかった。仕事も手に付かず、ヒヤリとすることがちょくちょく目立つようになった。職場の先輩ナースには、志保のヒヤリハット報告が増えていることに不機嫌だった。  ある日の勤務後、志保は師長に呼び出された。 「榊原さん、最近どうしたのかしら。ここは忙しい部署なのは私が1番よく分かってるつもりだけど、ちょっと多いよね、報告が。幸い、患者さんには実害はないレベルではありますけど。どうしたの? 疲れ

        マタタビの小説(14)

          マタタビがTwitterを去った理由

          こんばんは。今は3月31日の午後8時を過ぎたところです。もうすぐ新年度が始まりますね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。  奇しくも(笑)、本日マタタビざんまいは1日限りのTwitter復活を果たしています。なぜそうしたか。本日は月末のイベントでもあったことも、もちろんなんですが。ただ、本当は表題を1人語りのスペースで行おうとしたのですが、なんとも肝っ玉の小さい男のため(あっちは…)、今回ブログに記載したいと思います。 1,結局は分断されるだけ  1番の要素がこれです

          マタタビがTwitterを去った理由

          マタタビの小説(10)

          気がついたらもう10回目に突入していました。 さて、今回はどのような話になるのでしょうか。 Y助のオフ会  週末の日曜日になった。麗良はクローゼットの前に置いてある姿見の前に立ち、洋服を選んでいた。午後から初めてのオフ会に参加するためだ。秋から冬になりつつあるこの時期にふさわしい衣装を選んでいた。明るめの色調の洋服を好む麗良であったが、今回はSNSで演じている「れらりん」のイメージに合わせて、落ち着いた濃いめの衣装を中心に選んでいた。女性の参加者が多いということでもあるた

          マタタビの小説(10)

          マタタビの小説(9)

          今回はどんな動きがあるでしょうかね。 オフ会のやりとり  麗良はいつものように仕事を終え、着替えを済ますと勤務先の病院を後にした。いつものように買い物を済ませると、馴染みの駅に向かった。周りにはスマホを片手に同様に駅に向かっていたが、麗良は決して歩きスマホをしない。厳しい母に育てられたためもあるのだろうし、何かしらの危険性を意識していたのかもしれない。そのような人々を押しのけて、麗良はホームに向かった。  今日の電車はいつもと比べて乗客が少なかった。おかげで悠々と座席に腰

          マタタビの小説(9)

          マタタビの小説(8)

          こんにちは。物語は少しずつ動いていきます。 麗良の印象  Toitterにおける麗良はいつも冷静であった。感情が飛び交うSNSの場においても、物静かに淡々と発言を続けていた。思うことがあっても、感情を抑えて演じていたのである。本来の自分とはまったく異なる、別の人物像を作り上げていた。それがSNSでの楽しみ方でもあると彼女は考えていた。しかしそれは、本当に麗良がなりたかった理想であったともいえるかもしれない。  拓望は、そんな麗良の発言を追いかけた。凛として反対勢力と

          マタタビの小説(8)

          マタタビの小説(7)

          続けてアップします。 読者の方は、展開が見えてきましたか? ドライブまみれ  拓望のハンドルネームはこうして決まった。ほんの些細なことがきっかけで。日本語としての意味合いはよく分からないものであったが、しっくりと収まった。何となく日常の自分を投影できているような気がした。 「おもしろい名前だと思いますよ、先生。まみれる位にドライブがお好きなんですね。なんか、一緒に決めたみたいで、志保もうれしいです。」  少しずつ志保の表情が和らいでいった。志保が続けた。 「では、次

          マタタビの小説(7)

          マタタビの小説(6)

          さっそく本編です。 麗良の返信 「こんにちは。この度はご連絡ありがとうございました。Y助さんの投稿もよく見させてもらってます。そちらの病院は楽しそうでいいなあ、といつも思ってます。私もこれまでこの感染症にはおかしな点がいくつかあり、Y助さんの考えにも合うことが多いです。うちの病院は頭の堅い人ばかりで、私の話も聞いてくれませんしね(笑)。そんな職場にはちょっとうんざりしています。だから、今回のお話はとても興味があります。  ですけど、忙しいながらも今の職場には満足しています

          マタタビの小説(6)

          マタタビの小説(5)

           こんにちは。引き続き頑張って参ります。 志保の誘い 「先生、SNSってご存知ですか?」 志保の問いかけに、拓望は声を詰まらせた。正直なところ、名前しか知らなかったからである。携帯電話も最近スマートフォンに切り替えたばかりであり、とても使いこなせているとは言えない状況であったからだ。  ソーシャル・ネットワーキング・サービス。どういった種類があり、どう使い分けるかなど、拓望にはまったくもって未知の世界であった。連絡は通話やメールで事足りた生活を送っていた訳で、その時の彼

          マタタビの小説(5)

          マタタビの小説(4)

          さあ、張り切って続きを書いていきます。進展はあるのでしょうか。 SNSへの誘い  バイトの最終日、いつもながらに業務を終えた拓望は、院長に挨拶に向かった。1年以上お世話になったことの感謝を伝えるために。院長は当時と代替わりをしていたが、拓望の事をよく知っていた。 部屋に入るなり、覚えのあるコーヒーの香りが立ち込めていた。 「今日まで1年以上、助けてもらって、感謝してるよ。ありがとう。」 院長はそう言うと、コーヒーを用意していた。副院長時代から変わらず、ドリップ式のこだ

          マタタビの小説(4)

          マタタビの小説(3)

          こんにちは。続けて続編をお送りします。 少しずつ人間関係が繋がってきますよ。(笑) では、前置きはこれくらいにして、早速。 ハンティング  麗良のスマホにSNSから複数のDMが届いていた。いずれも交流しているアカウントであり、いつものように確認していた。仲の良いフォロワーからのオフ会の誘い、あるいは男性のアカウントから電話番号を送られてきたり、求められたりはよくあった。オフ会も興味が無いわけでもないが、SNSで自らのプライベートを晒すことに抵抗を持っていたため返信はしなか

          マタタビの小説(3)

          マタタビの小説(2)

          前回の続編です。こんにちは。今日は時間があるので、続きを書きます。 最終的には繋げる形にするのですが、とりあえず公開できるところまでを。 展開を妄想しながらお楽しみください。 榊原 志保(さかきばら しほ)  拓望は彼女の名前を見て、すべてを思い出した。まだ研修医だった時に受け持ちとなった患者に、この名前があったのだ。ただしそれは彼女の父親だった。面談の際に中学生の娘がいたことも覚えていたが、まさに目の前に立っているのが彼女だった。 「たしか、榊原さんの…娘さんですか?

          マタタビの小説(2)

          マタタビの小説(1)

          小説、始めます(笑)。なんのこっちゃですが、いきなり。 あるTwitterのフォロワーさんからのリクエストで、医療系の小説を書いてみます。もちろん、HENTAI故に内容は、そういうことです(笑)。 暇な時間に読んでみてください。(*´Д`)ハアハアしないでね。 今回は、登場人物のひとりの紹介になります。 まだ(*´Д`)ハアハアしませんからね(笑) 追記:3/21 更新しました。 麗良(れいら)  麗良は某病院に勤務する看護師。もう10年を過ぎ、自分に自信を持ち始めた

          マタタビの小説(1)

          マタタビまみれブログ【4】

          最近のツイッターに思うこと情報についていけない  2023年になっても、ツイッターは盛況ですね。皆さんがいろいろな情報を投下してくれています。正直すべて消化できず困っています。(笑)  そこで、今回は私の情報処理の方法について述べてみます。 1,情報の真偽について  情報にぶつかる時、情報の真偽は不明ですね。信用に値するかどうか。 いいね、するか、RTするか。悩ましいことが多いと思います。 そこで私は次のことをこころがけています。 ①資料(リンク)付きのツイートはとりあ

          マタタビまみれブログ【4】