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エッセイ

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#大学

エッセイ 真面目に物事を考える

エッセイ 真面目に物事を考える

特筆すべきことはないにもかかわらず、調子の良い時には、週の半分はブログを更新している。

今日は午前中、刹那的快楽を味わった後、午後からは図書館に行き、これからの不安を飲み込んで研究もどきをおこなった。夜は我が「弟子」から「車輪の下、サマー・タイムマシン・ブルース、四畳半タイムマシンブルースを読みました」と連絡があったので、「明石さんは俺の嫁だ!誰にも渡さん!」と返信しておいた。痛々しいほどの、オ

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エッセイ 彼は我が弟子である

エッセイ 彼は我が弟子である

大学に入って4年目。
私にもついに後輩らしい後輩ができたと感じつつある。

勝手ながら其奴を弟子と呼ぶことにしよう。

その弟子はなかなかに優秀で、吾輩がLINEアカウントのひとことに「詩人になるか、でなければ何にもなりたくない」と駄々こねて書いていると、すかさず「ヘルマン・ヘッセですよね、先輩」と即答する男である。
さらに「ヘルマン・ヘッセ、俺も読んでいるんですよね」と彼は続ける。

「コイツ、

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エッセイ 小生、サイクリング部合宿の思い出を語る①

エッセイ 小生、サイクリング部合宿の思い出を語る①

もうすぐ創部されて50年が経とうとする大学のサイクリング部の元副部長が、合宿の想い出にふけようとしている。実は底辺変態ライターではなく、大学時代はサイクリング部に所属していたのだ。

刮目せずに、鼻で笑いながら見ていただくと幸いである。

この約3年。部に貢献してきたはずの私が思うサイクリングとは、軟骨をすり減らしてペダルを漕ぎ回す変態的行為にほかならない。これ以上でなければこれ以下である。

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140字の「和歌」–「空リプ」より

140字の「和歌」–「空リプ」より

高校古典の問題で、文中の主語を問うものがあるが、あれは意外に難しいし、やる気が削がれることもある。

一方、ツイッターでよく見られる「空リプ」を見ると、誰のこと(主語)を指すのかすごく気になる。それはひょっとしたら国語の問題以上に労力を使う。

大学の授業で、平安期の和歌を読んでいた。ところが、真っ先に頭に浮かんだのは、そうみんな大好きツイッターなのである。これはそこまで難しい話ではないと思う

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「消費」されるもの

いつの時代もいるのですかね?ああいう輩は。

高校受験、大学受験、そして就職試験。私たちは試験で自分以外の相手をいつも蹴落とし、色んな「枠の中」に入らなければなりません。私は競争するのがあまり好きではない甘ったれです。したがって試験は非常に辛いものだと感じています。

そして試験の際にいつもいるのが、「アドバイザー」です。高校・大学受験においては塾が当てはまりますよね。

私が最近問題にしているの

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